BOSが臭わないひみつ
人間は、臭いとして感じることができる限界があります。これを「嗅覚閾値(きゅうかくいきち)」といいます。臭い成分の濃度がこの嗅覚閾値を越えると、人間は臭いとして感じることができるようになります。逆に、嗅覚閾値まで臭い成分の濃度が上がっていない場合は、そこに臭いがあっても、人間にとっては “無臭” ということになります。
BOSは、臭いが漏れるスピードが非常に遅くなるように設計されています。BOSの場合、袋から漏れた臭い成分は極わずかなので、嗅覚閾値を超える前に拡散し、臭いを感じません。こうした臭いのメカニズムを利用して開発されたBOSは、鼻をくっつけても、ほとんどの人がうんちの臭いを感じない、驚異の防臭素材となっています。
消臭袋と防臭袋って、どう違うの?
では、BOSと従来製品はどのように違うのでしょうか?
従来製品の多くは、消臭袋といわれるものです。消臭袋(従来製品)と防臭袋(BOS)の違いを、イメージ図で表してみました。消臭袋は、消臭剤が袋に入っています。しかし、袋に入っている消臭剤の量は数百mgくらい。消臭スプレーのひと吹き分(約1g)と比べても、とても少ない量です。なので、消臭袋の場合、臭い成分のほとんどはキャッチされることなく、袋からすぐに漏れでてしまいます。消臭袋って、言葉のイメージでは効き目がありそうですが、実は大きな効果は期待できないのです。
なので、私たちは、本当に臭わない袋を求めて、防臭袋の開発をしてきました。
防臭袋(BOS)は、袋自体がにおいを通しにくいので、防臭効果は半永久的です。