【ペットの防災と被災】被災したらペットを避難所に連れて行く #92

2021/10/07（木）

日本は世界でも有数の自然災害国です。

地震、台風、大雨・・・本当に災害が多い国です。

被災してしまうと自分のことを守ることで精一杯になります。

当社でも犬・猫を飼っておりますので、大災害が発生した場合にどうすれば良いのかを調べました。

避難所にペットを連れて行ってもいい？

環境省が「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を発表しています。

それによれば、飼い主の役割として、「同行避難」が必要であると書かれてあります。

理由は以下の二点が挙げられています。

一つは、ペットと飼い主が離れ離れになったことで、ペットが負傷したり衰弱・死亡することがある恐れがあるため。

もう一つは、不妊去勢処置がされていない場合、繁殖が増えることで住民の安全や公衆衛生の面で
の悪化が懸念されていることだそうです。

災害時にペットを見放してしまえば後々大きな問題に繋がる可能性があります。

災害時に飼い主がペットと同行避難する場合、ガイドラインでは以下のように記されてあります。

「ペットの安全と健康を守るとともに、他の避難者への迷惑にならないように努めなければならない。」

避難所は基本的に共同生活ですので、簡単なことではありません。

動物が苦手な人やアレルギーを持っている方もおられます。

衛生はどうなのか、子供への被害はないのか、など不安に思われる方も少なくありません。

夜寝ている時にペットの鳴き声で周囲の寝ている人を起こしてしまうこともあります。

ペットが苦手な人からすれば、夜も寝付けにくくなるかもしれません。

やはり、災害前にしっかりと準備が必要です。

ペットとの同行避難することを想定してガイドラインでは、平常時からペットの同行避難に備えるべきと書かれてあります。
以下は、ガイドラインからの抜粋です。

（出典：環境省「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」）

いくら準備をしても、被災した際には予想もつかないことが起こります。

避難所での共同生活では日常ではなかったストレスを抱えてしまいますので、日頃からご近所さんやペット仲間とのコミュニケーションを取り、ペットとの同行避難に理解を示してくれる人を増やしておくと良いと思います。

余談ですが、イタリアの避難住居はとても快適でひと世帯毎にエアコン付きのテントが設置されるそうです。そのような場所ならペットも安心して同行避難できますね。

日本にも早く導入してもらいたい。

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撮影スタッフかも商品や社犬社猫の撮影をしてます。猫が大好きな猫アレルギー持ち。愛猫２匹と共に暮らしており、常に鼻水まみれですが私は幸せです。