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近年注目を集めているペットの七五三。
いつまでも元気に過ごして欲しいという願いを込めて行う飼い主さんが多いようです。
もちろん本来の七五三の意味は犬や猫には関係ありません。けれども私たちよりも早く歳をとってしまう犬や猫にとって、実は七五三は大切な意味のある行事なのです。
この記事では、ペットの七五三のもつ意味とお祝いの方法、特別な日に着せてあげたい犬・猫用の晴れ着をご紹介します!
七五三の由来とは?
医学が今のように発達していなかった昔は子どもの死亡率が高く、幼くして亡くなる子どもが多くいました。
そのため、各時代に三歳・五歳・七歳と無事の成長を喜び、その後の幸せを祈る儀式が行われていたのです。
明治時代、それらをまとめて七五三と呼びお祝いするようになったのが由来だと言われています。
犬と猫の寿命が30年で2〜3倍に!
昔はペットの寿命も、今とくらべてずっと短いものでした。
一般社団法人ペットフード協会の2020年発表によると、犬の平均寿命は14.48歳、猫の平均寿命は15.45歳です。公益社団法人の日本獣医師会の調査では、今から30年前の1982年には平均死亡年齢が犬は6.2歳、猫が4.6歳。
つまり30年の間に犬と猫の寿命は犬で2倍以上、猫で3倍以上伸びているのです。
30年前には七五三を祝う前に寿命がきてしまう子の方が多かった犬と猫。
今では寿命も伸びて健康年齢も上がり、一緒に七五三をお祝いできるようになったというわけです。
犬と猫にとっての七五三の意味とは?
子どもの成長に感謝し、その先の健やかな成長を願う七五三。その思いはペットと暮らす飼い主さんも同じですよね。
七五三の意味を犬と猫のライフステージに合わせてみてゆきましょう。
七五三における三歳の意味
平安時代は生まれて7日目に髪を剃って坊主で育てられ、髪を伸ばすのは3歳から。
この髪を伸ばす時に行われた儀「髪置き」が七五三でいう三歳のお祝いの由来となっています。
犬の3歳
人間でいう30歳。最も活動的で元気ある時期ですが、実はこの頃から老化が始まります。
以前よりも運動量が減りはじめるので、食事の量に気をつけないと太りやすくなるため注意が必要です。
また、犬の性格的に落ち着きが出てくる時期でもあり、これまでの暮らしから体も心もゆるやかに変化しはじめる年齢です。
犬の三歳は、体と心の充実した成長を感謝し、人間でいう成犬式のような気持ちでお祝いしましょう。
猫の3歳
生後6ヶ月をすぎると子猫から「若年期(ジュニア)」となり、3歳からは「壮年期(プライム)」になります。人でいう20〜30代で、最も活発な時期と言えるでしょう。
猫の三歳は、若年期から壮年期への成長を祝い感謝する日にしましょう。
七五三における五歳の意味
平安時代には5~7歳ではじめて袴をつける「袴着(はかまぎ)」という儀式が行われていました。
室町時代に入り、この儀式を11月15日に行うと定められました。
犬の5歳
人でいうと30代の後半ころといわれる犬の5歳。多くの獣医さんが、5歳から定期的な健康診断をすすめています。
つまりこの頃から健康状態に変化が出はじめる年齢なのです。
犬の五歳のお祝いでは、今日までの健康に感謝し明日からの健やかな毎日を祈りましょう。
猫の5歳
5歳は「壮年期」の中でも、最も気力と体力が充実した時期です。しっかりと体を動かして遊べるようにしてあげましょう。
猫の五歳のお祝いでは、充実した日々に感謝して毎日を思い切り楽しみましょう。
七五三における七歳の意味
ひもを縫い付けた着物から、大人と同じように帯を結ぶようになることを祝う儀式「帯解の儀」。
江戸末期から男子は5歳、女子は7歳となりました。
犬の7歳
一般的にシニア犬と呼ばれる年齢に入り、体力が落ちたり病気や体の痛みが出てくる子も増えてきます。
外見はまだ若く動けるように見える子も、体の内側では少しずつ機能が低下しはじめています。
様子をみながら無理をさせないようにしてあげましょう。
被毛に白髪が出はじめる・目が白くなる・以前はのぼれた段差につまずくなど、犬の老化のサインを見逃さないようにし、早めの対処をしてあげるようにするとよいですね。
体力が落ちて散歩の時間が短くなる犬もいます。無理はさせてはいけませんが、まったく歩かなくなると老化が早まります。
ゆっくりでよいのでお散歩の習慣をなくさないようにしましょう。
犬の七歳のお祝いでは、これからのシニア期を健康に長く一緒に過ごせるよう、少しずつ準備をはじめてあげましょう。
猫の7歳
7歳になると「壮年期」からライフステージの真ん中あたりといわれている「熟年期(マチュア)」に入ります。
人でいうと40代、まだまだ元気だけれど、体力の低下が気になりはじめるころですよね。
猫も同じで、11歳からの「シニア期」に向けて運動量が減りはじめ、食事の好みが変化しはじめる猫もいます。
シニアになるとあまり動かなくなり刺激が減ることで、認知症の症状がでる猫もいます。
認知症の予防には、熟年期に好きだったオモチャが効果的です。
若い頃のように飛んだり走ったりできなくても、ちょと手を伸ばしたり、目線を動かすだけで脳への刺激になります。
まだ動けるこの時期に、我が家の猫の好きをたくさん増やしておいてあげましょう。
猫の七歳のお祝いでは、シニア期により充実した毎日が送れるよう工夫をはじめましょう。
大切な1日を晴れ着でお祝い
iDogオリジナル柄が大人かわいい雰囲気の着物を着て、一緒にお祝いしてみてはいかがでしょう。
袖には「たもと」を、身頃は「おはしょり」をつけた本格的デザイン。
もちろん前面はすべて面ファスナーで、着脱のストレスフリーです。
着物姿で記念写真を撮る
晴れ着姿のペットを記念写真に納めましょう。
最近はペットも一緒に撮影してくれるフォトスタジオもあります。
飼い主さんもおめかしして、みんな一緒に家族写真を撮るのもいいですね。
神社にお参り
ペットの七五三を行っている神社もあります。
着物姿でお祈りすれば、思い出に残ること間違いなしです。
七五三だけじゃない・ペットと過ごす大切な1 日
せっかくの晴れ着姿、七五三だけじゃもったない!
かわいいうちの子をみんなにお披露目したいと思いますよね。
結婚式や成人式、初詣など晴れ着姿のペットと一緒に出かけたり記念撮影をする機会は意外と多いものです。
IDOG&ICATでは大切な1日を彩る晴れ着も豊富に取り揃えています。
気になる方はこちらの記事をチェックしてください。
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データ参照
2020年「全国犬猫飼育実態調査 結果」一般社団法人ペットフード協会
公益社団法人日本獣医師会「家庭動物(犬猫)の高齢化対策」
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