猫がふみふみする理由とふみふみしない猫との違いとは? #50

目次
猫を飼っていると飼い主や毛布などに、前足でふみふみしていることを見かけませんか?
実はこれは猫のさまざまなサインです。
また、猫の中にはふみふみを全くしない猫もいます。
ではなぜこのような違いが起きるのでしょうか?
そこで本記事では、猫がふみふみする理由と、ふみふみしない猫との違いについて解説していきます。
愛猫のことをより一層理解できるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。
猫がふみふみする理由
猫がふみふみするのは、以下のような理由だと考えられています。
- 愛情表現
- 睡眠パターン
- マーキング
- リラックス
- ストレス発散
愛情表現
ふみふみにおいて最も多い理由は、愛情を表現したいことからです。
特に飼い主に甘えたい場合は、飼い主の膝などにふみふみしてきます。
このときのふみふみは、猫の最上級の愛情表現だと言われているので、素直に可愛がってあげましょう。
また、毛布や布団などの衣類にふみふみするケースも見られます。
睡眠パターン
睡眠パターンとして、ふみふみを活用する猫もいます。
そもそもふみふみは、子猫の時代の名残からくる行動です。
つまり、お母さんの母乳を飲んで眠るといった過去の経験から、睡眠前の行動パターンとなっていると考えられます。
マーキング
マーキングもふみふみを行う理由の1つです。
マーキングといっても、おしっこをするわけではありません。
猫の手からは、「臭腺」という匂いを分泌する器官があります。
つまり、ふみふみしている対象に対して、「これは自分のものだ」と主張しているのかもしれません。
リラックス
リラックス状態にあることから、ふみふみ行動を取ります。
これも子猫時代の経験からきており、小さかった頃を思い出してリラックスしています。
ストレス発散
ストレス発散の目的でもふみふみします。
この場合はふみふみと同時に、毛布や布団などの対象物に対して、吸ったり噛んだりする行為(ウールサッキング)が見られます。
ちなみにウールサッキングは、毛糸などを飲み込む危険があるので、注意が必要です。
万が一苦しそうであれば、体内のどこかで毛糸など、消化できないものが詰まっている可能性があるので、すぐに動物病院へ連れていきましょう。
ストレス発散目的のふみふみを頻繁に行う猫は危険
ストレスを発散させるためのふみふみを頻繁に行う猫は、その愛猫にとって危険かもしれません。
危険は、毛糸などを飲み込む可能性のあるウールサッキングだけではなく、その行為に至るストレスにあります。
つまり、日々の生活の中でストレスを感じているのかもしれません。
例えば、我が家に新しい猫が来た場合です。
このとき、飼い主が元々いた先住猫を可愛がらならなくなり、新しい猫ばかりに気をかけていると、先住猫は寂しさや悲しみからストレスにつながります。
また、仲の悪い猫同士、同じ空間で同居させているのもストレスになります。
どうしても相容れない猫同士もいるので、その場合は部屋を分けるなど工夫してあげましょう。
これらはあくまで一例です。
ストレスの原因は一概には言えず、愛猫とその飼い主にしかわかりません。
「様子がおかしい…」と思えば、愛猫を観察して、ストレスの原因を特定し、それを取り除いてあげることが重要です。
ふみふみしない猫の特徴
ふみふみしない猫の特徴は、以下の2通りです。
- 乳離れができている
- ふみふみアイテムがない
乳離れができている
乳離れができておりきちんと成猫となっていれば、ふみふみを行わない可能性があります。
そもそもふみふみは子猫時代から起因する行為で、母猫の母乳を飲む際に行っていました。
そのため、乳離れができている猫は、ふみふみ行為に至りません。
ふみふみアイテムがない
愛猫にとってふみふみに適したアイテムがない場合は、その行為に至る機会がありません。
ふみふみする対象は、飼い主に対する愛情表現以外では、柔らかい毛布や布団が対象である場合が多いです。
そのため気に入った毛布などがなければ、ふみふみしないと考えられます。
ちなみに飼い主に対するふみふみがなくても、猫の性格次第なので、心配する必要はありません。
ふみふみだけが愛情表現ではなく、猫にも性格や個性があるので、愛猫ならではの愛情表現を見つけたら撫でてあげましょう。
オス猫が行う後ろ足のふみふみの理由
オス猫が行う後ろ足のふみふみが存在します。
これは発情期のサインです。
ふみふみと同時に腰を振る動作も見られ、交尾の練習をしています。
特に心配する必要はありませんが、交尾をしたいのにできない状況はオス猫にとって、ストレスになります。
繁殖させる予定がなければ、早めに去勢手術を行ってあげましょう。
ふみふみの意味は多くの場合、愛情表現や甘え!
ふみふみしている仕草は、なんとも言えない可愛さですよね。
多くの場合、猫は愛情表現や甘えたいといった心情からふみふみを行います。
素直に受け止めてあげて、可愛がってあげましょう。
愛猫も飼い主もほっこりする時間を共有できます。
また、愛猫によっては全くふみふみをしない猫もいます。
それはきちんと成猫として成長している証、もしくはたまたまそれに適したアイテムに出会っていないだけなので、あまり気にする必要はありません。
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- 今持っている遊び道具ではあまり遊ばない
- つめとぎ器ではなく、壁でつめを研いでいる
- 窓の景色に興味津々で、外に出たがっている
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