猫を飼育することで、その愛くるしい姿から癒しを得られ、普段の生活が豊かになります。

実際に「2021年トピックス：ペットと飼い主の関係性」（一般社団法人ペットフード協会）の中でも、猫が「生活に喜びを与えてくれる存在」として認識されています。

 

特に子猫の頃から飼育すれば、成猫から飼育するよりも長い時間を共に過ごすことができます。

しかし「子猫を飼いたい！」と思っても、以下のように感じていませんか？

• 理想の子猫とは、どこで出会えるの？
• 出会う方法は知っているけど、ベストな選択肢を知りたい！
• 実際に飼う前に知っておくべきことってあるのかな？

 

そこで本記事では、子猫に出会う5つの方法と飼育する前に知っておきたい注意点を解説します。

特に子猫との出会いに関して少しでも興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

子猫を飼いたい！家族に迎え入れる5つの方法

子猫と出会う方法は、まず大きく分けて以下の2種類です。

• 子猫を購入する
• 子猫の里親になる

どこで購入するのか、里親としてどこから迎え入れるのかで、方法はさらに細分化されます。

子猫を購入する

子猫を購入するということは、販売業者から猫の対価としてお金を支払うことになります。

その販売業者は法の下で、動物を適正に飼育・販売することが義務付けられています。

 

つまり健康状態など、安心できる状態で子猫を飼育することができます。

しかし命を預かる以上、販売業者だからといって過信せず、納得いくまで話し合った上で購入を検討するようにしましょう。

参考：環境省-第一種動物取扱業者の規制–

 

具体的に、子猫を購入するには以下の方法があります。

• ブリーダーから購入する
• ペットショップから購入する

ブリーダーから購入する

1つ目の方法は、ブリーダーからの購入です。

インターネットが普及した昨今、ブリーダーと飼育者をマッチングさせるサイトが多く存在します。

参考：子猫ブリーダーナビ

参考：みんなの子猫ブリーダー

 

ブリーダーから購入するメリットは、猫種や性別を指定して検索できることや、個体の性格なども事前に聞けることが挙げられます。

これら以外に、その個体の親猫や兄弟猫を知ることもできます。

 

このように詳細な絞り込みやヒアリング可能です。

子猫の情報に関するヒアリングでは、ブリーダーに対して以下のような項目を質問できます。

• 子猫の兄弟や親に関する情報・書面
• 飼育方法に関する情報
• 感染症対策の徹底
• 遺伝性疾患における情報

 

猫を飼うということは、命を預かることと同意です。

そのため、上記の質問に対して、あやふやな回答であれば危険かもしれません。

質問に対して、納得できるまで回答してもらうようにしましょう。

 

子猫に対する詳細なヒアリングの他に、対面販売が義務付けられていることから、購入前と購入後のギャップが起きにくいこともブリーダーから購入するメリットです。

参考：環境省-動物愛護管理法–

 

しかし、検討している個体が遠方にいる場合、簡単に見学できないなどのデメリットも存在するため、エリアには注意が必要です。

ちなみに金銭的な相場は、数万円〜30万円ほどです。

 

また、ブリーダーはマッチングサイトだけではなく、SNSでも見つけることができます。

特にリアルタイムな情報は、スピーディな情報発信が可能な点からSNSの方が有益だと言えます。

参考：Twitter-「里親募集」検索結果–

 

しかし、正式な販売業者ではなく、素人（個人）が募集している可能性もあるため、見極めが必要になります。

一見どちらかわからない場合は、インターネットにおける検索、もしくはSNSのDM（ダイレクトメッセージ）を活用し、問い合わせてみましょう。

※個人間におけるやり取りは、より一層入念にヒアリングすることが重要。

ペットショップで購入する

子猫と出会える方法の2つ目は、ペットショップでの購入です。

 

最大のメリットは気軽に見学に行けることと、子猫の購入と同時にキャットフードやトイレなど、子猫に必要なものを揃えることができる点です。

またペットショップによっては、購入と合わせてペット保険の加入もできます。

参考：子猫を飼う時に必要なものってなに？野良猫を拾った時の注意点も解説！

 

金銭的な相場、数万円〜50万円ほどとされていますが、子猫に絞り込んだ場合、もう少し高値になる可能性もあります。

値段が高めに設定されていることに加えて、血統に関する情報は血統書によるもののみで、親猫や育った環境までわからないことがデメリットです。

子猫の里親になる

子猫の里親になるには、以下の方法が挙げられます。

• 知人から譲り受ける
• 野良猫を拾う
• 里親募集を活用する

知人から譲り受ける

知人から譲り受けることで、購入費用がほとんどかかりません。

また、育った環境や身内の猫も知られる可能性もあり、猫の飼育における相談なども容易です。

元々が家猫であることから、病気（ノミや寄生虫）のリスクも軽減されています。

 

しかし、デメリットも存在します。

そもそも出会える可能性が低いことと、品種や性別の指定ができないことです。

 

飼い主さんが「子猫を飼いたい！」と思ったタイミングで、「知人が都合良く里親を探していた」という状況はあまり起こり得ないでしょう。

知人が里親を募集する際にお声がかかるように、普段から「飼いたい！」、「猫が好き！」といったアピールしておくことでその確率は向上させられますが、やはりタイミングが重要です。

野良猫を拾う

野良猫を拾うことでも、購入費用が発生しないというメリットがあります。

しかし、デメリットも少なくありません。

 

品種や性別を選べないことに加えて、病気を持っている可能性があることです。

また、子猫を発見できる可能性も低いでしょう。

 

仮に子猫の野良猫を発見した際、まずは近隣に親猫がいないかどうかを確認します。

親猫がおらず、その後飼育を検討する場合は、動物病院で検査を受け、必要であれば治療も行いましょう。

参考：子猫を飼う時に必要なものってなに？野良猫を拾った時の注意点も解説！

里親募集を活用する

子猫に出会う方法として、里親募集を活用することも1つの手段です。

具体的には、以下の場所で里親を募っていることが多いため、一度チェックしてみましょう。

• 動物病院
• 保護猫カフェ・保護団体
• 保健所・動物愛護センター

里親募集を活用すれば、購入費用がほとんどかかりません。

動物病院

動物病院で保護されていることで、健康状態を管理してくれていることもあります。

また、ワクチンの接種なども済んでいる可能性も高いです。

 

動物病院から里親になることで去勢・避妊手術やワクチン接種において、割引などの特典を受けられる場合もあります。

デメリットは、そもそも里親募集している件数が少ないことと、品種や性別を選べないことにあります。

 

しかし募集している場合は、子猫も少なくないことから、一度近隣の動物病院の掲示板をチェックしてみる価値はあります。

保護猫カフェ・保護団体

保護猫カフェ・保護団体の里親募集であれば、品種や性別を選択できる可能性が高いです。

また、実際に触れ合えることから、気に入った個体も選べやすいと言えます。

 

動物病院同様に、健康状態やワクチン接種の面倒を見てくれていることが多く、比較的安心して迎え入れることができます。

しかし一方で、高齢者や一人暮らしの人はNGなどの条件があることも少なくありません。

自身の環境が譲渡条件に該当している必要があります。

 

保護猫カフェや保護団体などの里親募集を活用したい場合は、SNSやHPをチェックしましょう。

保健所・動物愛護センター

保健所・動物愛護センターでも、健康状態を管理してくれていることがあります。

動物愛護センターのサイトやお住まいの保健所で、譲渡会が開催されている場合はチェックしてみましょう。

 

デメリットは審査が必要になることや、品種・性別などは選択できないことにあります。

また、子猫は人気が高いことから、件数もそれほど多くありません。

どこで子猫を迎え入れるのがベストな選択か？

子猫を迎え入れるベストな選択は、飼い主の希望条件や環境によって異なります。

 

例えば、血統などの品種にこだわりがある場合は、ブリーダーからの購入が推奨されます。

一方で、購入費用は抑え、健康状態の面でも安心して迎え入れたい場合は、里親募集の活用が有効です。

 

とはいえ、猫を飼育するきっかけに関しては「野良猫を拾った」が最も多い傾向にあります。

実際に子猫を飼育する前の注意点

子猫を飼育する前の注意点は、「飼いたい！」という気持ちだけで飼わないことです。

 

実際、猫を飼育することで人間にとっても、飼われる猫にとっても幸せな時間が訪れるでしょう。

しかし同時に、以下のような現実や可能性も考慮しておく必要があります。

• 猫の飼育費用が発生する（下図参照）
• いつかその子の死に直面する
• 家の家具や物が傷つく
• 長期的な旅行などに行きにくくなる
• 飼育における知識を身に付ける必要がある

 

特に子猫のうちは、好奇心が旺盛でなんでもおもちゃにされてしまう可能性が高いです。

また、活発に動き回ることから、猫自身にも危険が及びます。

 

子猫から飼育する際には、家の物の配置などの環境に十分な注意を払いましょう。

子猫を迎え入れる方法は自身のニーズに応じて決めよう！

子猫を迎え入れる方法は、大きく分けて以下の2つの方法があります。

• 子猫を購入する
• 子猫の里親になる

上記の方法の中でも、購入先や譲渡先からさらに細分化されます。

• ブリーダーから購入する
• ペットショップから購入する
• 知人から譲り受ける
• 野良猫を拾う
• 里親募集を活用する

迎え入れ先によってそれぞれ特徴が異なることから、自身のニーズに応じて選択する必要があります。

また、実際に飼育を検討する際は、飼育するメリットだけにフォーカスせず、費用面などの現実も理解しておきましょう。

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