子猫用のフードはいつまで?成猫用に変えるタイミングと絶対NGな3つの食べ物 #122
目次
いつまでも子猫用のフードを与え続けるのは良くありません。
また、子猫用フードと言っても、食事は「授乳期」「離乳期」「子猫用フード期」の3つに分けられます。
それぞれの期間で、適した食事を与える必要があります。
そもそも子猫の時期は、その子の将来を決める重要な期間です。
成猫になるまでのおおよそ1年で、体重が20~40倍にまで成長します。
子猫のときに誤った食事を与えてしまうと、将来的に体の弱い子になってしまう恐れがあります。
これらのことを理解しつつも、以下のような疑問や悩みを抱えていませんか?
- 具体的にいつまで子猫用フードをあげればいいのだろう?
- 子猫が誤って成猫用フードを食べてしまった!
- とりあえず欲しがるものを与えているけど大丈夫かな?
そこで本記事では子猫用のフードはいつまで与えるべきなのか、子猫の時期に成猫用フードがNGな理由、与えてはいけない食べ物について解説します。
特に現在子猫を飼育している、もしくこれから飼育を検討している人はぜひ最後までご覧ください。
子猫用フードは生後1年までを目安に!
基本的に子猫用フードは、生後1年を目安にしてください。
なぜなら、多くの猫はおおよそ1年で成猫に成長するからです。
しかし、全ての猫にこれが当てはまるとは限りません。
品種の違いや個体差により変動します。
例えば、大型種のラグドールやノルウェージャンフォレストに関しては、比較的ゆっくり成長するため、成猫になるのは遅い傾向にあります。
参考:ラグドールの性格や特徴とは?子猫のときから愛嬌あり!飼育時には注意点も
「飼育している子猫が、きちんと成猫になっているのかわからない。」という人は、獣医師などの専門家に相談してみましょう。
まだ子猫であるにも関わらず、成猫用フードに切り替えるのはあまり良くありません。
ちなみに子猫の時期でも、食事は以下の3つの期間に分類されます。
- 産まれたて!「授乳期」:誕生~生後4週間
- 少しは食べられるように!「離乳期」:生後4~8週間
- 普通に食べられる!「子猫用フード期」:生後8週間〜1年
産まれたて!「授乳期」:誕生~生後4週間
授乳期は母猫の母乳、もしくはミルクのみで育てます。
ミルクは必ず、子猫用ミルクを用意することが重要です。
子猫用ミルクは高脂肪・高タンパクであり、乳糖が調整されているため、安心して飲ませることができます。
哺乳瓶を使って飲ます際には、押し出さず子猫のペースで飲ませるようにしましょう。
押し出して無理に飲ませようとすると、気管に入ってしまう恐れがあります。
ちなみに子猫がミルクを飲まないときは、以下の原因が考えられます。
- 飲ませ方・猫の姿勢に問題がある
- ミルク・哺乳瓶が合っていない
- 体調が優れない
飲ませる姿勢は、仰向きで優しく抱っこし、少し顔を浮かせた状態が好ましいです。
この姿勢であれば子猫への負荷が少なく、きちんと気道を確保できた状態になります。
また、哺乳瓶は子猫が自ら飲めるように逆さまにしてあげましょう。
ミルクの味や哺乳瓶が合っていないことで、飲まない可能性があります。
この場合、好みの味付けのミルクを探し、哺乳瓶の乳首の大きさを変えてあげることで、飲むようになるでしょう。
健康状態が良好に見えるにも関わらず、「どうしても飲んでくれない!」という場合は、体調を崩していることも考えられます。
少しでも思い当たる節があれば、すぐさま近くの動物病院へ連れて行くことを推奨します。
少しは食べられるように!「離乳期」:生後4~8週間
離乳期では、少しずつミルクから子猫用フードとお水に移行していきます。
しかし、まだ固いものを食べられるわけではありません。
そのため子猫用のウェットフードがおすすめです。
ドライフードの場合はお湯でふやかして食べやすい状態にし、それを冷ましてから与えてあげましょう。
お水に関しては清潔で、新鮮なものを用意することが重要です。
普通に食べられる!「子猫用フード期」:生後8週間〜1年
生後8週間を過ぎると、「子猫用フード期」に入り、固いキャットフードも食べられるようになります。
しかし、今までミルクや柔らかいフードしか食べてこなかった子猫は、急に与えると抵抗があるかもしれません。
時折、今まで食べていたウェットフードなども混ぜつつ、徐々に慣れさせていきましょう。
フードの変更は徐々に行う
子猫用フードから成猫用フードに切り替える際は、徐々に移行していくことが重要です。
具体的には成猫用フードと子猫用フードを交互に食べさせる、またはそれらを混ぜてあげるなどの工夫が効果的です。
いきなり完全に成猫用フードへ移行すれば、以前までの食事とは異なることから、食欲不振になる可能性があります。
またフードの切り替えに限らず、環境の変化などのストレスが原因で食欲がなくなることも考えられます。
そのため、フードを変えたものの食べなくなってしまった場合は、周囲の環境にも注意が必要です。
子猫に成猫用のフードは適していない理由
子猫に成猫用のフードは適していない理由は、フードの栄養素そのものではなく、その量にあります。
そのため子猫が一度や二度、誤って成猫用フードを食べてしまってもあまり問題はありません。
しかし、意図的に与え続けるのはNGです。
そもそも子猫用フードは、子猫が成猫に成長するために作られたキャットフードです。
成長には、成猫の約3倍にもなる多くのエネルギーや栄養素を必要とします。
これに適した栄養量であるため、子猫用フードの方が高カロリーとなっています。
つまり、成長過程である子猫にとって、成猫用フードは栄養量が不足しているということです。
いつまでも子猫用のフードを与えると肥満体型に…
成猫にいつまでも子猫用のフードを与えると、肥満体型になってしまいます。
成猫が誤って子猫用フードを食べてしまった場合、一度や二度であれば大きな問題はありません。
しかし、継続的に高カロリーである子猫用フードを摂取すると、エネルギーや栄養量が多過ぎることから肥満化してしまうでしょう。
肥満は、さまざまな病気や怪我のリスクを向上させるため、猫の体にとって良いことはありません。
参考:【危険】飼い猫が運動不足かも!遊ばない猫を動かす5つのコツとは?
食事管理も健康管理の一環です。
愛猫が健康で長生きするためにも、意識しておきたいポイントですね。
欲しがっても食べさせてはいけない3つの食べ物【意外なものあり】
欲しがっても食べさせてはいけない食べ物は以下の3つです。
- 生の魚介類
- 鶏の骨
- にぼし(適度ならOK)
これら以外にも不適正な食べ物は多く存在します。
その中でも特に上記の3つの食べ物は、猫が好みやすいものです。
そのため、飼い主さんが知らず知らずに与えてしまう可能性が高く、覚えておきたいリストと言えるでしょう。
参考:環境省-飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~–
生の魚介類
生の魚介類にはイカやカニなど、猫が好みそうなものが多く存在します。
お造りを食べていると、匂いに釣られてテーブルに上がってくることもありますよね。
しかし、生の魚介類は猫にとって食べてはいけないものです。
理由は、これらの食材にビタミンB1を分解する酵素があるためです。
猫の体内のビタミンB1が欠乏することで、後脚が麻痺してしまう可能性があります。
そのため魚介類を与える際には、必ず加熱調理したものを用意してあげましょう。
鶏の骨
鶏の骨も猫に与えてはいけない食べ物です。
「骨を好んで食べないだろう」と思うかもしれませんが、骨に付着した鶏肉に興味を示し、かぶりつく可能性があります。
猫は顎が強いため、骨が欠けて口の中に入る危険性があります。
その結果、尖った形状をした骨が愛猫の喉や消化器系を傷つけてしまうため、注意が必要です。
フライドチキンなどの食べ残しは、すぐに蓋つきのゴミ箱など、猫が届かない場所に捨てるようにしましょう。
にぼし
健康的なイメージを持つにぼしですが、実はこちらも猫に過度に与えてはいけない食べ物です。
にぼしと言えば、マグネシウムやカルシウム、DHA・EPAなどの栄養素が豊富な食べ物として有名ですよね。
しかし、マグネシウムの過剰摂取が猫にとって良くありません。
マグネシウムを過剰に摂取してしまうと、尿路疾患を引き起こす可能性があります。
参考:猫の泌尿器ケア研究会-猫の泌尿器の病気猫下部尿路疾患(FLUTD)–
にぼしに関しては例外として、絶対NGというわけではありません。
おやつとして与える程度に抑え、過剰摂取しないようにしてあげましょう。
健康的に育てたい!子猫に適したフードを与えよう
健康的に育てるには、子猫に適したフードを与える必要があります。
そもそも子猫である期間は、その子の将来を決める重要な期間です。
誤った食事を与えれば、将来的に体の弱い子になってしまう危険性もあります。
基本的には以下の通り、子猫の時期に応じて適切な食事を心がけましょう。
- 産まれたて!「授乳期」:誕生~生後4週間
- 少しは食べられるように!「離乳期」:生後4~8週間
- 普通に食べられる!「子猫用フード期」:生後8週間〜1年
成猫用フードを間違って食べてしまっても、一度や二度であれば特に大きな問題はありません。
しかし継続的に与えてしまうと、成長過程である子猫にとって栄養量が不足してしまいます。
また、子猫が欲しがっても食べさせたはいけない食べ物が存在します。
具体的には以下の食材です。
- 生の魚介類
- 鶏の骨
- にぼし
子猫が食べたそうにしており、その可愛さからついつい与えてしまいそうになるかもしれませんが、その健康のためにも、グッと我慢してあげてくださいね。
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