目次
犬を飼うことで癒しを得られ、日々の生活が充実します。
しかし、それによる悩みも出てきます。
特に抜け毛に関する悩みは少なくありません。
実際、飼い犬の抜け毛に関して以下のように悩んでしませんか?
- 愛犬の抜け毛が多くて困っている
- 具体的な対策法を知りたい!
- 犬の飼育を検討しているけど、品種によって違いはあるの?
そこで本記事では、飼い犬の抜け毛対策だけではなく、毛質による違いについても解説します。
簡潔に記載しているので、気になる方はぜひ最後までご覧くださいね!
飼い犬の抜け毛の原因は「換毛期」にある
普段の抜け毛だけではなく、犬には「換毛期」というものがあります。
字の如く、毛が生え変わる季節です。
具体的に◯月と決まってはいませんが、季節的には「春」と「秋」にその期を迎えます。
この期間は抜け毛が多く見られるようになりますが、これは犬にとって重要なサイクルです。
換毛期があることで、季節ごとの気温や湿度に適応できます。
ちなみに散歩などを怠り、外気に触れささなければ換毛しない場合もあります。
換毛期を迎えない犬は、体温調整機能の低下など、体調管理の面で悪影響を及ぼします。
つまり、普段の散歩は愛犬の気分転換などとは異なり、健康面でも重要なことです。
とはいえ、全ての犬が換毛期を迎えるということではありません。
ダブルコートの品種が換毛期を迎える
そもそも犬の品種は毛の生え方に応じて、以下の2種類に分けられます。
- シングルコート
- ダブルコート
毛がオーバーコート(上毛)だけの品種がシングルコートに分類されます。
一方で、オーバーコートだけでなく、アンダーコート(下毛)を併せ持つ品種がダブルコートです。
この中でダブルコートの品種が、春と秋の季節に換毛期を迎えます。
ダブルコートである犬の一例として、以下の品種が挙げられます。
- ラブラドール・レトリーバー
- ゴールデン・レトリーバー
- 柴犬
- 秋田犬
- チワワ
- ダックスフンド
- ポメラニアン
- ブルドッグ etc
上記のような品種の犬は、抜け毛に対して日々のケアが重要です。
ケアを怠ることで、毛玉ができることなどから、皮膚の健康面に関するリスクが向上してしまいます。
例えば、皮膚炎や皮膚真菌症などです。
参考:オリバ犬猫病院-犬猫の真菌症(皮膚糸状菌症)–
換毛期を迎える犬種、つまりダブルコートの犬は抜け毛対策として普段のケアが重要です。
ケアを怠ると、換毛によって抜けた毛(アンダーコート)が健全な毛に絡まってしまいます。
その結果毛玉ができ、風通しが悪くなることで、皮膚炎などの病気に至ります。
皮膚に痒みなどの違和感を覚えた犬は、足で掻きむしります。
その結果、皮膚を傷つけてしまうのです。
エアコン使用による換毛期サイクルのズレや危険
多くの家庭でエアコンが利用されている中、その使用による換毛期サイクルのズレや危険があります。
具体的なデメリットは、以下の通りです。
- 換毛期が続くことで抜け毛が多くなる
- 高温多湿の環境下で毛量が減らないと皮膚疾患が起きるリスクがある
つまり、エアコンによって室内が快適な温度に保たれている一方で、換毛期のサイクルを狂わせてしまう危険があるということです。
換毛期がダラダラと継続されれば、抜け毛が非常に多くなります。
反対に換毛期を迎えなければ、抜けるべき毛が残り、その結果皮膚疾患を引き起こしてしまいます。
少し気温の変化であれば、エアコンを使用せずに自然の温度に触れさせてあげましょう。
※特に換毛期を迎える春・秋
また、日々のブラッシングによって換毛を促進させることも重要です。
毛質による抜け毛対策の違い【シングル&ダブル】
毛質の違い、つまりシングルコートとダブルコートの違いによって、抜け毛対策は異なります。
シングルコートの品種の方が抜け毛対策としては容易になります。
具体的に確認していきましょう。
シングルコート
- ブラッシング
- 定期的なトリミング
ダブルコート
- ブラッシング
- 定期的なトリミング
- 水浴び&シャンプー
- 服の装着
ダブルコートの品種の抜け毛対策には、シングルコートの品種にはない「水浴び&シャンプー」、「服の装着」が追加で挙げられます。
抜け毛対策の4つの方法とそのやり方
愛犬の抜け毛対策として、以下のことが効果的です。
- ブラッシング
- 定期的なトリミング
- 水浴び&シャンプー
- 服の着用
ブラッシング
ダブルコートの犬の普段のケアとして、有効なものがブラッシングです。
そもそもブラッシングには以下のような効果があります。
- 抜け毛の減少
- 毛玉予防
- マッサージ効果
- 埃の除去
- 皮膚トラブルの早期発見
犬の皮膚は人間の1/3の薄さで、大変デリケートです。
そのため、毛質によって利用するブラシを使い分けること賢明です。
適していないブラシで無理に行うことで、かえって皮膚を傷つけてしまうこともあります。
抜け毛専用のブラシなども存在するので、必要であれば検討してみてください。
参考:【 犬猫 ブラシ 】IDOG&ICAT Groomieグルーミー 抜け毛スッキリ アンダーコートケアブラシ
ブラッシングは普段から習慣化することを推奨します。
抜け毛の多い換毛期にブラッシングを行おうとしても、慣れていなければ愛犬が嫌がってしまうこともあるからです。
また、ブラッシングを行う際には、周囲の環境に注意する必要があります。
散歩の道中など、公共の場では周囲に毛が舞ってしまうため、マナー違反です。
定期的なトリミング
定期的なトリミングも犬の抜け毛対策として効果的です。
そもそもトリミングとは、犬の毛をカットして整えることを言います。
それを行う頻度は、犬の品種によって異なります。
トリマーや獣医師に相談して、愛犬に適した頻度でトリミングを行いましょう。
また、自身でトリミングを行う場合、愛犬のためにも以下のような物が必要になります。
- 爪切り
- ブラシorコーム
- カットハサミ
- バリカン
- シャンプー
- リンス
- タオル
- 脱脂綿
- (トリミング台)
とはいえ、犬にも個性があります。
トリミングを嫌がる子に対しては、「なかなか自分で上手くできない」というケースも少なくありません。
その場合は、費用が発生してしまいますが、大切な愛犬のためにもプロに外注するのも有効な手段です。
水浴び&シャンプー
水浴び&シャンプーを行うことで以下のメリットがあります。
- 抜け毛を洗い流せる
- 皮膚の汚れを落とせる
- 皮膚のコンディションをチェックできる
シャンプーを行う頻度は多過ぎても少な過ぎてもNGです。
月に1.2回が目安になりますが、トリミング同様、トリマーや獣医師などに相談して、愛犬に適した頻度で行いましょう。
過度なシャンプーは、かえって皮膚炎の原因ともなり得ます。
一方で、あまりにシャンプーを行わなければ、汚れが残ったり、毛玉ができるなどの悪影響が出てしまいます。
服の着用
最後の抜け毛対策は服の着用です。
愛犬に服を着せることで、以下のメリットがあります。
- 部屋に抜け毛が落ちない
- 保温効果がある
これらのメリットがある服の着用ですが、愛犬の性格によっては嫌がる子もいます。
服を着せることで、嫌がっていないかどうかをしっかり観察してあげましょう。
特定の服を嫌がったとしても、素材によっては嫌がらない可能性もあります。
そのため愛犬の様子を見つつ、適した服を着せてあげることが重要です。
また、季節に応じて服を選択することも有効です。
犬も人間同様、夏は暑いと感じますし、冬は寒いと思っています。
つまり、夏には風通しの良い素材のもの、冬は保温効果のあるものを選んであげることがベターです。
参考:【 犬 服 タンクトップ 】iDog AIR PUFF Light プリントタンク アイドッグ メール便OK
プロに相談しつつ愛犬に適した抜け毛対策を行おう!
愛犬の品種や毛質によって、抜け毛対策は異なります。
そもそも抜け毛が多いのは、ダブルコートの品種です。
ダブルコートの品種の犬は、年に2回換毛期を迎えるためです。
シングルコートとダブルコートの違いによって、普段のケアにも違いが生じます。
そのため、トリマーや獣医師などのプロに相談しつつ、愛犬に適した頻度と方法で抜け毛対策を行いましょう。
誤った方法で行うと抜け毛対策どころか、かえって皮膚に関するトラブルを発生していまいます。
普段から行える抜け毛対策は、具体的に以下の4つの方法があります。
- ブラッシング
- 定期的なトリミング
- 水浴び&シャンプー
- 服の着用
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- 服を着せても嫌がってしまう
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