目次
社会で生きていく中で、ストレスを感じながら生きている人も多いでしょう。
しかし、これは人間に限った話ではありません。
一見、何の不自由も無いように思われる飼い犬も、人間同様にストレスを感じることがあります。
実際、犬を飼育する中で以下のように感じたことはありませんか?
- 最近よく吠えるようになった。
- 以前よりあくびをするようになった。
- 留守番させてばかりだけど大丈夫かな?
これらに該当する場合、愛犬は普段の生活の中でストレスを感じている可能性があります。
些細なサインを見逃さず、適切な対策をとることが重要です。
そこで本記事では、飼い犬がストレスを感じているサインだけでなく、ストレスの発散方法も併せて解説します。
簡潔に記載しているので、気になる方はぜひ最後までご覧くださいね!
飼い犬が感じる3つのストレスとそのタイミング
そもそも飼い犬が感じるストレスには、その原因に応じて以下の3種類に分類されます。
- 心理的ストレス
- 身体的ストレス
- 物理的ストレス
心理的ストレス
心理的なストレスに関して、飼い犬がストレスを感じやすいタイミングは環境の変化です。
例えば、以下のようなシチュエーションがこれに該当します。
- 引っ越し
- 家族の増減
- 家族の不仲
- 長時間の留守番
引っ越し
引っ越しは環境が大きく変化するタイミングです。
人だけでなく、愛犬にも影響を与えます。
具体的には、これまでとは異なる匂いや物の配置の変動、散歩コースの変更など、これら全てがストレスの引き金になりかねません。
そのため、引っ越しする際には今まで以上に愛犬を気にかけてあげましょう。
家族の増減
周囲の環境の変化に敏感な犬にとっては、家族の増減もストレスになる可能性があります。
新たなペットを迎え入れたり、飼い主の子供が産まれたりすることは嬉しいことであり、大変めでたいことです。
しかし、先住犬にとっては「今までより飼い主さんに構ってもらえなくなる」といった観点からストレスを感じてしまうケースがあります。
つまり、やきもちを妬いてしまうということです。
その結果、新たな家族(ペットや子供)に対して攻撃的になることも考えられます。
反対に、今まで一緒に過ごしてきたものと離れ離れになることも同様にストレスになり得ます。
家族の不仲
家族の増減と同様に、愛犬にとっては飼い主さん同士が喧嘩したり、不仲になることでもストレスを感じます。
犬はこのようなことも敏感に感じ取れます。
家族同士で喧嘩することもあると思いますが、その際は可能な限り愛犬の前で行うことは避けましょう。
また、喧嘩などしていなくても、飼い主さんが頻繁にイライラするといった場合も同様に感じ取ってしまいます。
些細なことで苛立ってしまう短気な人は、特に注意が必要です。
長時間の留守番
長時間の留守番をさせることで、愛犬は寂しさからストレスを感じます。
飼い主さんの仕事やスケジュールの都合上、やむを得ない場合もありますが、できる限り一人にさせないようにしましょう。
また同時に外出から帰宅した際には、十分なスキンシップを取ることも重要です。
身体的ストレス
身体的なストレスでは主に、以下のような要因が考えられます。
- 運動不足・過度な運動
- 病気・怪我
- 空腹・過食
運動不足・過度な運動
犬の運動は不足していても、過度に行ってもNGです。
散歩を好まない個体を無理やり連れ出したり、体の大きさに見合わない運動量を強要することで、ストレスを感じます。
また、散歩を怠り、運動不足になることも同様にストレスの要因になります。
病気・怪我
病気や怪我に関しても人間同様、犬もストレスを感じます。
特に飼い主さんが愛犬の症状に気づかず、無理な散歩などを行うことで、より強いストレスにつながります。
慢性的なストレスが長期に渡ることで、病気に至るケースもあります。
症状の早期発見に対しては、普段から愛犬を観察することが重要です。
具体的に以下のような症状が見られた場合は、すぐに近くの動物病院へ連れて行ってあげましょう。
- 食欲がない
- 下痢や嘔吐をする
- 過度に手足を舐める
- 異常行動が見られる(ぐるぐる同じところを回るなど)
空腹・過食
空腹もストレスを感じさせる要因の1つです。
適切な量と栄養を与えていなければ、空腹になり、ストレスにたまらず病気に至ってしまうケースもあります。
反対に、食事の過剰摂取も肥満につながることから、避けるべきです。
どれくらいの量を与えるべきかわからない場合は、獣医師などの専門家に相談してみましょう。
物理的ストレス
最後は物理的な要因からくるストレスです。
具体的には、以下のようなものに犬はストレスを感じやすいです。
- 大きな音(掃除機・ドライヤー・花火・雷など)
- 明るすぎる光(PC・照明など)
- 臭い(洗剤・タバコ・柔軟剤など)
- 快適でない気温
これらがストレスになり得る理由は、犬が人間より聴覚や嗅覚が優れていることにあります。
感じ方には犬の性格の違いなどから個体差がありますが、可能な限り愛犬が嫌がるものを発さないようにしてあげましょう。
特に普段とは異なるもの(音や臭いなど)には、注意が必要です。
ストレスを示す犬のサイン(カーミングシグナル)
ストレスを示す犬のサインは「カーミングシグナル」と呼ばれます。
カーミングシグナルとはわんちゃんのボディランゲージであり、英語の「鎮める」や「落ち着く」の意味を持つ「Calm(カーム)」と「合図」や「信号」の意味を持つ「Signal(シグナル)」の2つの単語が合わさってできた言葉です。
種々のストレスの原因である緊張関係を回避する、緩和することが目的とされています。
引用元:長者原動物病院-犬のカーミングシグナルについて–
つまり、カーミングシグナルを発している場合は、何かしらストレスを感じている可能性があります。
そしてカーミングシグナルには、ストレスの重度によって3段階に分けられます。
- 軽度のカーミングシグナル
- 中度のカーミングシグナル
- 重度のカーミングシグナル
軽度のカーミングシグナル
軽度のカーミングシグナルの場合は、すぐにストレスの心配する必要はありません。
しかし、以下のような行動やサインを頻繁に示す場合は、ストレスを感じているかもしれません。
- 足を舐める
- 耳が寝る
- 尻尾が下がる
- あくびをする
- 床のにおいを嗅ぐ
- 体を掻く
- 目を逸らす
見極める重要なポイントは、その行動の頻度です。
中度のカーミングシグナル
中度のカーミングシグナルを示す場合は、日常に感じられる些細なストレスとは異なります。
そのため早急に原因を特定し、それを取り除くことが重要です。
原因特定や問題解決が困難な場合は、すぐにかかりつけの獣医師に相談しましょう。
中度のカーミングシグナルとは、具体的に以下のようなものが挙げられます。
- 逃げる
- 吠える
- 唸る
- 噛み付く
- 震える
- 呼吸が速い
重度のカーミングシグナル
重度のカーミングシグナルを示す場合は、非常に強いストレスを感じています。
また、それが原因で健康面において悪影響を及ぼしてしまいます。
そのため、獣医師に診てもらうことが最優先です。
重度のカーミングシグナルには、例として以下のような行動が挙げられます。
- 嘔吐をする
- 下痢が続く
- 食欲がない
- 過度に脱毛する
- 過剰に体を舐め続ける
- 自身の尻尾を追いかけ回して噛む
- 軽度・中度のカーミングシグナルを繰り返す
飼い犬にできる4つのストレス発散方法
飼い犬がストレスを感じている場合、それを発散させてあげる必要があります。
ストレスは決して良いものではなく、放置しておくと健康面でも悪影響を及ぼしてしまうからです。
愛犬にできるストレス発散方法は、具体的に以下の通りです。
- 飼育環境を整える
- スキンシップの時間を増やす
- 運動不足を解消する(散歩を増やす)
- 噛む行為につながるアイテムを活用する
飼育環境を整える
飼育環境を整えることで、愛犬のストレスは軽減されます。
人間でも、汚い部屋よりも綺麗な部屋の方が良いですよね。
また、落ち着ける場所がないというのもストレスに感じるはず。
これらは犬にとっても同じことが言えます。
しかし人間が心地よいと感じる空間が、犬にとっても同様とは限りません。
つまり、飼い主さんにとっては良い部屋でも、愛犬にとっては好まない空間である可能性があります。
例えば、臭いのきついもの(香水・タバコなど)を常用していれば、嗅覚の優れた犬にとっては辛い環境となってしまいます。
愛犬のためにも特に重要視したいものが、以下のポイントです。
- 臭い
- 室温
- 大きな音(DIYなど)
これら以外にも犬が一人になれる空間を作ることも重要です。
数多く存在する動物の中でも、犬は人懐っこい生き物です。
しかしそんな犬でも、常に人がいる空間はストレスを感じてしまうこともあります。
個体差がありますが、家の中でも愛犬がゆったり安らげる場所を意識的に作ってあげましょう。
また、老犬を飼育している場合は、特にこの飼育環境に工夫が必要です。
中でも注意が必要なものが室温です。
理由は、老化による体温調整機能の低下にあります。
品種によっても適温は異なるため、室内温度の設定に悩む方は、かかりつけの獣医師に相談してみましょう。
参考:つだ動物病院-老犬の残暑ケア–
スキンシップの時間を増やす
2つ目のストレスの発散方法は、スキンシップの時間を増やすことです。
一緒に過ごす時間は、愛犬にとって大きな意味があります。
元来犬は群れで生活する習性があることから、スキンシップを好みます。
そのため、飼い主さんにあまり構ってもらえず、孤独を感じることで、大きなストレスになってしまいます。
普段から意識的に声をかけてあげたり、撫でてあげるようにしましょう。
飼い主さんが多忙であれば、なおさら日々のスキンシップは重要です。
短い時間でも愛犬にとって貴重な時間なのです。
スキンシップの方法は、以下の方法がおすすめです。
- 声を掛ける
- 撫でる
- ブラッシングをする
- 一緒に遊ぶ
運動不足を解消する(散歩を増やす)
犬にとって運動不足はストレスの要因の1つです。
そのため散歩の時間を増やし、運動不足を解消することでもストレスは軽減できます。
散歩に連れていく際は、犬の本能を活用したやり方が好ましいです。
例えば、散歩の道中でにおいを嗅ぐのを楽しむこと、公園や広場でボール投げをすることなどが挙げられます。
散歩していると、他の犬との遭遇も起きるでしょう。
その際は、犬同士のコミュニケーションを観察しつつ、安全に遊べるようにサポートしてあげることが重要です。
また小型犬の場合、「散歩の時間は少なくてよい」と思っている飼い主さんが稀にいらっしゃいます。
しかし、これは誤りです。
実際、1回の散歩の時間の目安は少なくなりますが、その頻度は変わりません。
散歩量の目安は、以下を参考にしてみてください。
- 小型犬:15~30分程度/回 1日1~2回
- 中型犬:30〜45分程度/回 1日1〜2回
- 大型犬:1時間程度/回 1日2回
噛む行為につながるアイテムを活用する
最後のストレス発散方法は、噛む行為につながるアイテムを活用することです。
そもそも犬は「噛む」という行為でストレスを発散します。
そのため、犬用のガムやおもちゃを与えることが効果的です。
ちなみに硬すぎるおもちゃは、歯が欠けてしまう危険があるため避けた方が賢明です。
また、犬にも性格がそれぞれあるように、おもちゃの好みも個体差があります。
愛犬が好むアイテムを用意してあげましょう。
愛犬に適した方法でストレスを発散させてあげよう!
ストレスは人間に限らず、犬も同様に感じます。
その発散方法は、人それぞれ性格があるように犬にも個体差があります。
そのため、愛犬に適した方法を実践することが重要です。
まずは犬がストレスを感じているサイン(カーミングシグナル)を見逃さないことが先決です。
サインを示している場合、ストレスの原因を探りましょう。
また、サインが重度のものであれば、早急な対応が求められます。
ストレスの発散方法は、以下のものを参考にして実践みてください。
- 飼育環境を整える
- スキンシップの時間を増やす
- 運動不足を解消する(散歩を増やす)
- 噛む行為につながるアイテムを活用する
愛犬がストレスを感じながら生きていくのは、健康的な観点からも良くありません。
犬はペットとして飼われますが、大事な家族の一員です。
少しでも健康で長生きできるように、可能な限りストレスを取り除いてあげたいですね!
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