目次
猫の先祖は元来、砂漠地帯で生きてきたことから、水を多量に飲まない傾向にあります。
とはいえ、水を飲まないということはありません。
猫の体は成猫で50~60%、子猫の場合であれば60~80%が水分で構成されています。
飼い猫に対して心配する中、同時に以下のような疑問を抱えていませんか?
- 飲まないときの対処法を知りたい!
- 飲まないことには何か理由があるの?
- そもそも子猫が飲むべき水の量ってどれくらい?
そこで本記事では子猫が水を飲まない際、すぐに実践できる5つ対処法と飲まない理由、必要な水分量についても解説します。
少しでも愛猫のことが心配な方は、特に最後までご覧ください。
子猫が1日に必要な水分量
子猫が1日に必要な水分量は、年齢や体重にとって変動します。
基本的には【13~22ml/体重100g】ほどと言われています。
飲み水以外にも、キャットフードから得られる水分も含まれるため、水を飲む量だけで計測しないようにしましょう。
また、離乳食が始まる生後4週までの子猫は、ミルクのみで成長するため飲み水は不要です。
その後はミルクとお水を併用していき、生後8週を目安に飲み水がメインに移行します。
参考:子猫用のフードはいつまで?成猫用に変えるタイミングと絶対NGな3つの食べ物
ちなみに成猫の場合は、1日のエネルギー量に相当し、【約50ml以下/体重1000g】になります。
参考:マークモーリス研究所-猫における水分摂取の重要性–
子猫が水を飲まないと危険な理由
子猫の体の多くは水分で構成されていることから、体内の水分が減少することは危険です。
十分な水分を摂取せず、体の水分量の10%が損なわれれば「脱水症状」を引き起こす危険性があります。
子猫は成猫と比較して体力が少ないため、下痢や嘔吐しているときは特に注意が必要です。
【簡単】脱水症状の判別方法
猫において脱水症状になっているかどうかを見極めるのは簡単です。
「テントテスト」呼ばれる方法が容易に実践でき、脱水か否かを判別できます。
やり方は、猫の首の皮膚を軽く摘み、それを捻りながら持ち上げるだけです。
手を離した際にすぐに元に戻れば、脱水を引き起こしてはいません。
一方で、元に戻る時間が遅い場合が脱水の可能性があります。
もし、愛猫が「脱水症状かも!?」と思った場合は実践してみてください。
子猫が水を飲まない理由
子猫が水を飲まない理由は、主に以下のことが考えられます。
- 欲していない
- 水が汚い
- 容器に不満がある
- 水の置き場所に不満がある
- 体調が悪い
欲していない
1つ目は単純に、水を欲していないから飲まないということです。
普段十分な水分量を保有し、体調を崩していなければ、ただただ「今いらない」だけかもしれません。
水が汚い
猫は綺麗好きな生き物であり、臭いにも敏感に反応します。
そのため水が汚れていたり、嫌な臭いを発している場合、飲まなくなってしまいます。
器に不満がある
飲み水を入れる器に不満があるのかもしれません。
子猫にとって器自体が嫌な臭いを発していたり、水を飲む際に首輪などが当たり飲みにくいというケースも考えられます。
関連商品:【 犬 猫 フードボウル 】オーカッツ Aukatz ヘルスウォーターシリーズ ボウル M
また、器そのものを好まず、水道の蛇口から摂取したがる個体も存在します。
水の置き場所に不満がある
水を飲むという行為は、猫にとって無防備に近い行動です。
そのため、飲み水が置かれている場所が安心できるところではないことから、水を飲まない(飲みにくい)ということもあり得ます。
また、飲み水の近辺で騒音が鳴っていたり、周囲が濡れているということも猫が嫌がる特徴です。
体調が悪い
最後に考えられるケースは、体調が悪いことから水を飲まないパターンです。
この場合は、早急に動物病院へ連れて行ってあげましょう。
体調が悪いことに加えて、水を飲まなければさらに危険な状態になると予想されます。
今すぐ実践できる5つの対処法
今すぐ実践できる5つの対処法としては、以下のことが挙げられます。
- 複数の場所に水を設置する
- 口元に水を垂らす
- ミルクを混ぜる
- ぬるめの水を用意する(36~38℃)
- 安心して飲める環境を整える
複数の場所に水を設置する
複数の場所に水を設置してあげることで、水を飲むようになる可能性があります。
飲み場所に不満があることや、飲みたい時に近くに水が無いという状況を解決できるためです。
頻繁にいる場所や、子猫が眠るところに追加で設置してあげると良いでしょう。
口元に水を垂らす
2つ目の対処法は口元に水を垂らすことです。
スポイトなどを用いて、水を与えてあげることで飲んでくれるかもしれません。
スポイトをすぐに用意できない場合は、水に浸したティッシュを口元に近づけてみましょう。
ミルクを混ぜる
離乳期に入ったばかり(生後4週)の子猫は、まだ離乳しきれていない可能性があります。
この場合は、ミルクを混ぜてあげることが効果的です。
徐々にミルクの割合を減らし、水に慣れさせてあげましょう。
ぬるめの水を用意する(36~38℃)
猫は冷たすぎる水を好みません。
理想は母乳と同じくらいの温度です。
つまり、36~38℃を目安としたぬるめの水を与えてみましょう。
安心して飲める環境を整える
最後の対処法は、安心して飲める環境を整えることです。
飲み水ではなく周囲の環境に問題がある場合、この方法は有効です。
音や臭いなど、子猫が嫌がる要素はないかどうかを一度チェックしてあげましょう。
また、好みの飲み方も個体によって異なります。
水道から流す水を横から飲む猫もいます。
これに該当する猫の場合、洗面台に連れて行ってあげ、蛇口から少量の水を出してみてください。
普段から気をつけたい!水における3つの注意点
普段から気をつけたい水における注意点は、以下の3点です。
- キャットフードの種類
- ミネラルウォーター
- 水の清潔さ
キャットフードの種類
ただ単に「子猫が水を飲まない!」と思っても、案外必要な水分量を摂取できている可能性もあります。
この時に確認したいものが、キャットフードの種類です。
重量に対してドライフードであればおおよそ10%、ウェットフードの場合はおおよそ80%が水分でできています。
必要な水分量を計算する際にも、この点を考慮しておく必要があります。
ミネラルウォーター
人間が頻繁に飲むミネラルウォーターですが、猫に与える際には注意が必要です。
理由は、ミネラルウォーターに含まれる栄養素である「カルシウム」や「マグネシウム」にあります。
これらを摂取し過ぎると、尿疾患を招いてしまいます。
参考:子猫用のフードはいつまで?成猫用に変えるタイミングと絶対NGな3つの食べ物
水の清潔さ
猫は綺麗好きな生き物であることから、水を清潔に保つことが重要です。
水が汚れていれば、それが原因で水を飲まなくなってしまう可能性があります。
普段から水を入れ替え、清潔に保つようにしましょう。
子猫が水を飲まない原因を特定して、適した対処法を実践しよう!
子猫が水を飲まない原因は、必ずしも1つではありません。
個体の性格や成長過程などによって、その原因は様々です。
子猫が水を飲まないから無理に飲ませようとするのではなく、原因を特定してそれに適した対処法を施してあげることが重要です。
水を飲まない原因として考えられることは、以下の通りです。
- 欲していない
- 水が汚い
- 容器に不満がある
- 水の置き場所に不満がある
- 体調が悪い
また、状況に応じてすぐに実践できる対処法も存在します。
- 複数の場所に水を設置する
- 口元に水を垂らす
- ミルクを混ぜる
- ぬるめの水を用意する(36~38℃)
- 安心して飲める環境を整える
成長過程における子猫にとって水分補給は、大変重要なことです。
健康かつ元気に育ってもらうためにも、きちんと水を飲んでもらいたいですね。
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