鳴き声が独特なメインクーンってどんな猫？飼い方のコツと注意点を徹底解説！ #127
目次
メインクーンの特徴は、なんと言ってもその「巨大な体」と「美しい皮毛」でしょう。
一方で、その巨体からはイメージできない「独特かつ可愛い鳴き声」を発します。
このギャップからメインクーンに魅了される人も多いはず。
そんなメインクーンについて、以下のような疑問を感じていませんか？
- 身体以外の特徴って何があるの？
- 飼育を検討しているから、性格が気になる！
- 家が小さいけど飼えるのかな？
そこで本記事ではメインクーンの性格や特徴、飼い方に関するコツを解説します。
特にメインクーンに興味がある方、これから家族として迎え入れようとしている方はぜひ最後までご覧ください。
メインクーンのルーツ
メインクーンは、アメリカのニューイングランド地方のメイン州原産の品種であり、そこの公認「州猫」として認定されています。
ルックスからわかるように、巨大な体を持つこの品種は「猫の巨人」の異名を持ちます。
また、穏やかな性格と掛け合わせて「ジェントルジャイアント」とも呼ばれています。
意味は、「穏やかな巨人」です。
「メインクーン」の名前の由来は、メイン州の公認の猫であることに加えて、アライグマが関係しています。
英語でアライグマは「raccoon（ラクーン）」です。
つまり、「メイン＋ラクーン」により、メインクーンの名前に至ったとされています。
アライグマが関係する理由は、狩りの習性や体の模様が似ていることにあります。
これらの類似点から、ヤマネコとアライグマが交配してできた品種という言い伝えがあるほどです。
昨今、家で穏やかに飼育される姿を見られるようになりましたが、元来ネズミ退治を目的としたワーキングキャットの役割を担い、人々と共存してきた経緯があります。
そのため、大型種の中でも運動量は豊富で、活発な動きが見られます。
メインクーンは穏やかな性格
巨大な体格をしたメインクーンですが、穏やかで人懐っこい性格をしています。
そのためペットとして飼育しやすく、知的な一面もあることから「犬のような猫」と呼ばれることもあります。
ちなみに大型種であり、犬のような猫という性格は「サイベリアン・フォレスト・キャット」にも同様の特徴があります。
参考：大きいサイベリアン・フォレスト・キャットを飼うのは大変？性格や特徴は？
また、メインクーンは遊びが大好きで、飼い主さんに対して愛情深い性格をしています。
このことから飼い主さんと遊ぶことが大好きです。
狩猟を得意とする品種ですが、人間に対して攻撃的な態度は滅多に見かけません。
独特な鳴き声がキュートな猫！メインクーンの特徴
メインクーンの特徴として、以下の要素が挙げられます。
- 10キロ超えも存在する大きな体
- 美しく長い皮毛
- 成長スピードがゆっくり（子猫の期間が長い）
- 巨体とのギャップ！独特な鳴き声
10キロ超えも存在する大きな体
メインクーンは体格に優れた品種です。
しっかりした骨格かつ筋肉質で、その上に長い皮毛を持ちます。
また、耳が大きいことや尻尾の毛量が多いことも特徴です。
これらのルックスによる特徴から、ゴージャスな印象を受けます。
体重は4.5~8kgが多いですが、オスの中には10kgを超える個体も存在します。
美しく長い皮毛
メインクーンは「シャギーコート」と呼ばれる構造をした美しい皮毛をしています。
シャギーコートとは毛の長さが揃っておらず、光沢のある厚い毛質のことです。
成長スピードがゆっくり（子猫の期間が長い）
大型種に共通しますが、成長スピードが比較的ゆっくりです。
具体的には成猫になるには4~5年の月日を必要とします。
巨体とのギャップ！独特な鳴き声
メインクーンは大きな体とは裏腹に、独特かつ可愛らしい鳴き声を発します。
その音は嬉しいときなどに喉を鳴らす「グルグル」と、一般的な猫の鳴き声「にゃー」を掛け合わせたようなものです。
しかし、鳴き声に関しては個体差が大きく関係します。
メインクーン専門の猫カフェ「猫カフェ mof.mof」が配信する動画内でも、小さいながらに高い声で鳴いているのがわかります。
引用元：YouTube-『メインクーンの鳴き声』メインクーン専門猫カフェmof.mof–
また、稀に「わんわん」と、まるで犬のように鳴く個体も存在するようです。
参考動画：Instagram-catcafe.mof.mof–
基本的に、成猫になっても「高い声で鳴く」個体が多いです。
メインクーンの鳴き声に魅了されたのであれば、実際に飼育する前に声を聞いておいた方が良さそうですね。
飼い方のコツと注意点
メインクーンを飼育する際には、いくつかのコツと注意点があります。
具体的には以下の通りです。
- スペースを広めに確保する
- 大きなケージを用意する
- 熱中症に気をつける
- 運動時間を確保する
- ブラッシングをこまめに行う
- 小型種の約3倍の食費がかかる
スペースを広めに確保する
大型種であり、活発に運動することから、広めのスペースを確保したいところです。
「そんな大きな部屋を用意できない！」という人は、高低差をつける工夫をすると良いでしょう。
キャットタワーやキャットウォークを活用することで、部屋に高低差をつけられます。
また、家具を積み上げることなどでも高低差を出せますが、おすすめはできません。
理由は、メインクーンの巨体により崩れる可能性があり、その結果愛猫も飼い主さんも怪我をする恐れがあるためです。
大きなケージを用意する
ケージで飼育する場合、体の大きさに適したケージを用意することが求められます。
子猫の時から飼育する際には、その時に適したサイズではなく、成猫になっても余裕を持って入れるくらいの大きさのものを選びましょう。
熱中症に気をつける
長毛種に該当するメインクーンは、暑さにあまり耐性がありません。
熱が篭りやすく、熱中症にかかる危険性があります。
特に日本の夏は室内の気温が上昇するため、留守番させている間もエアコンなどを用いて、快適な温度を保ってあげましょう。
参考：暑い夏に猫をお留守番させて大丈夫？エアコン設定など3つの注意点を解説！
ブラッシングをこまめに行う
長い皮毛を持つことから、日々のブラッシングによるケアは欠かせません。
猫自身が行うグルーミングだけでは、「毛球症」にかかるリスクがあります。
※毛球症：毛づくろいした際に飲み込む毛玉が、胃や腸などの消化管内で溜まり、さまざまな症状を引き起こす病気。
関連商品：IDOG&ICAT Groomieグルーミー 抜け毛スッキリ アンダーコートケアブラシ
運動時間を確保する
メインクーンは遊ぶことが大好きな品種です。
そのため毎日5~10分以上は、遊ぶ時間を設けてあげましょう。
また、遊ぶ際には周囲の環境に注意が必要です。
大きな体で動き回るため、危険なものや壊されたくないものは片付けておくようにしましょう。
小型種の約3倍の食費がかかる
メインクーンを飼育する際、小型種の約3倍の食費がかかります。
当然と言えば当然です。
大きくがっちりした体格を健康的に維持するには、それだけ栄養を摂取する必要があります。
飼育を検討している方は、事前に知っておきたい注意点ですね。
参考：一般社団法人ペットフード協会-猫 飼育・給餌実態と支出–
大型種だからこそ室内環境を整えて飼育しよう！
メインクーンには人を魅了するギャップがあります。
それはたくましい巨体な体に、高い声で鳴く独特な鳴き声です。
また、ゴージャスな美しい毛並みも印象的な特徴でしょう。
穏やかで人懐っこい性格をしており、知的であることから「犬のような猫」と言われることもあります。
飼い主さんに対して愛情深く、遊ぶことが大好きなこともその特徴です。
そんなメインクーンを実際に飼う際には、可能な限り広めの飼育スペースを確保することが重要です。
室内の危険なものは常に片付けるように心がけておく必要があります。
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