目次
- 柴犬は昔は外飼いだったからエアコンは必要ない?
- 柴犬が来て初めての夏だから、どのくらいの暑さ対策が必要かわからない
- 暑いと散歩に行きたがらないけど、どうしたらいいの?
- クール服を着せてあげたいけど、犬服を着せると固まってしまう
柴犬と夏を過ごす飼い主さんの中には、こんな悩みや不安を持っている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、そんな悩みを解決しながら、夏の柴犬のための暑さ・熱中症対策をお伝えします。
記事の最後には、柴犬が夏を涼しくすごせるオシャレなクール服も紹介するのでお楽しみに!
■関連記事■
真冬なのに夏毛に?!季節外れの換毛の理由とお手入れ・柴犬の防寒対策
日本犬だけど暑さ対策は必須!
日本の気温はあがっている
昔の日本では、家の外で飼われるのが一般的だった柴犬。
だから外飼いでOK・暑さ対策も必要ないと考えている飼い主さんもいるかもしれません。
けれども、1990年代以降は真夏日や猛暑日が増え、平均気温はこの100年で3.2°C上昇、現在も上がり続けています。
また、東京周辺で30°C以上になる時間が1980年代と比べると2倍に増えているのです。
犬は人より暑さを感じやすい
人間の熱中症による死亡者数は、1993年以前では年平均67人でしたが、年々上昇し最近は年平均が1000人を超えています。
犬は全身を被毛でおおわれており、汗も肉球など体の一部でしかかけないため体温調整が苦手です。
つまり、犬は人間よりもはるかに暑さに弱い生き物なのです。
犬の熱中症は、最悪の場合は命にかかわります。
しっかりと対策して愛犬を守りましょう。
参照 環境省 熱中症予防ガイド「熱中症はどのくらい起こっているのか」
換毛がうまくいかずに夏毛になりきれてない
夏の柴犬に暑さ対策が必要な理由はもうひとつ、換毛がスムーズにいかず夏毛になりきれないことがあります。
室内飼いの柴犬が増え、エアコンの効いた部屋にいると換毛期になっても身体が気が付きません。
それにより、夏なのに冬毛のままの柴犬も多く、暑さをより感じやすくなっているのです。
つまり、外飼いでも室内飼いでも夏の柴犬に暑さ対策は必須といえます。
室内飼いの柴犬・真夏にエアコンなしはNG!
室内飼いの場合、外と比べれば涼しいし、窓を開けておけばエアコンなしでも大丈夫でしょうか?
答えはNOです。とくに留守番時には、戸締りをしている室内の温度は上昇します。
愛犬を守るためにも、真夏の間は常にエアコンを稼働させておくと考えましょう。
何度からエアコンを使う?快適な温度は?
エアコンの設定温度を低くしすぎると、外との温度差がありすぎて夏バテの原因になったり、おなかを冷やして下痢してしまう子もいます。
夏のエアコンの設定温度は26度前後にしましょう。
また、犬にとっては温度と同じくらいに大事なのが湿度です。
湿度が高すぎると体の熱を放出できず体内に熱をため込んでしまいまい、大変危険です。
室内の湿度は40%〜60%程度になるように調整しましょう。
■関連記事■
エアコンをつけた室内で熱中症?犬の留守番・熱中症対策の注意点
外飼い&エアコンなし・柴犬の暑さ対策
まず前提として、外飼いの犬も高温になる日は玄関先や室内などエアコンのきいた涼しい場所に移動してあげましょう。
まだ暑くなりきる前の時期でも、人間が暑いなと感じる場合は犬はかなり暑さを感じています。
「エアコンを使うほどでもないけれど、ちょっと暑いな」と感じたら、スグに暑さ対策してあげてください。
【外飼い&エアコンなし・柴犬の暑さ対策1】日差しをカットする
犬が自由に動けるエリアに日かげがあるようにしてください。
犬小屋の位置が直射日光にあたらないように、シェードやひさしで日差しをカットしてあげましょう。
室内飼いの場合は、遮光・遮熱カーテンをつかって、日光によって室内の気温が上がるのを防ぐましょう。
可能なら、室内だけでなく室外に日よけをつくると更に効果的です。
【外飼い&エアコンなし・柴犬の暑さ対策2】保冷剤を複数置く
大きめの保冷剤にタオルを巻き、犬小屋や柴犬が好んで居る場所に置きます。
また、保冷剤の代わりに凍らせたペットボトルを使うのもよいでしょう。
この場合1.5〜2Lのできるだけ容量の大きいペットボトルだと氷が溶けにくくなります。
【外飼い&エアコンなし・柴犬の暑さ対策3】水分補給ができる環境を整える
熱中症対策として大切なのが水分補給です。
水は一か所だけでなく、飲みたくなったらスグ飲めるように数カ所に分けて置いてください。
万が一、お水の入ったボウルをひっくり返してしまっても、数カ所あれば安心です。
【外飼い&エアコンなし・柴犬の暑さ対策4】クールアイテムを活用する
クールマットや保冷剤を入れるタイプのベッドなど、ペット用の暑さ対策グッズを活用しましょう。
接触冷感などのクール服を活用するのもよいでしょう。
これらの対策は、あくまでもエアコンが必要のない程度の暑さの日に限ります。
飼い主が暑いと感じる日は、柴犬にとって熱中症リスクが高い日です。
エアコンをつけた室内で過ごさせてあげましょう。
■関連記事■
エアコンをつけた室内で熱中症?犬の留守番・熱中症対策の注意点
クール服で暑さ対策したいのに着せると固まる場合
暑い日の散歩にはクール服などで対策したいけれど、服を着せると固まってしまうという柴犬もいます。
これは、違和感や動きづらさを感じているためです。
初めての犬服は、できるだけ負担を感じないタイプから着せてあげるようにします。
- 頭を通さずに着られる後ろ開きの服
- タンクトップなど前足の動きを妨げない服
- メッシュや伸縮性のある服
柴犬はこだわりが強いため、どうしても服が苦手な子もいます。
そんな子にはクールネッククーラーなどを活用して、暑さから守ってあげると良いでしょう。
柴犬の夏の散歩はどうする?
トイレ完全外派が多い柴犬は、真夏でも散歩がかかせません。
とはいえ、柴犬は身体が地面に近いため飼い主よりも暑さを感じやすいので散歩時間には十分注意が必要です。
たとえば、観測気温が32.3°Cの時は、地面に近い柴犬の体感気温はなんと36°C!
また、被毛が黒い子は、暑さを感じやすいので気をつけてあげましょう。
炎天下にさまざまな色の服を置く実験では、白の服が30°Cの時に黒の服はなんと45°Cを超えていました。
柴犬の夏の散歩時間は、太陽が上りきる前の朝8時前、夜は20時以降を目安に涼しい時間帯を選びましょう。
真夏になると、日が暮れてからも日中の熱がアルファルトに残っている日もあります。
なるべく草や土の上を選び、地面を触って熱くないかを確認してから歩かせてください。
参照:環境省熱中症環境保護マニュアル2018
参照:2020年度日本地理学会春季学術大会「最小スケール気候変動適応策としての被服色彩選択効果について」p.97
2022年新作 柴犬にオススメのidog春夏ウエアをご紹介
iDog COOL Chill ボーダースタータンク 接触冷感
idogのひんやり快適「Cool Chill」加工服がお試し価格の1265円(税込)で登場です。
「抗菌」「吸湿・除湿」「吸汗速乾」「消臭」「UVケア」「熱放散」の6つの機能付き。
暑い日も、オシャレしながらペットの快適生活をサポートします。
伸縮性がありサラリとした素材感なので、洋服が初めての子も着やすいです。
【 冷感 犬 服 】iDog COOL Chill にじみグラデーションタンク 接触冷感
接触冷感でひんやり快適なタンクトップです
「抗菌」「吸湿・除湿」「吸汗速乾」「消臭」「UVケア」「熱放散」の6つの機能付き。
にじみグラデーションでオシャレでクールに柴犬を守りましょう。
【 防虫 涼感 犬服 春夏 】iDog MOSCAPE+COOL EXPLOREメッシュパーカー
通気性抜群のメッシュパーカー。
「防虫加工のmoscape」と「ひんやり快適加工」のダブル機能で愛犬を夏のトラブルから守ります。
お散歩での日常使いから、夏のアウトドアまで、大活躍の予感です!
愛犬の着心地を最優先に/idogのこだわり
idogでは、お客様からのご意見を元に常に改善を続け、社犬やモデル犬と一緒によりよいパターンを研究開発しています。
愛犬が負担なくのびのびと過ごせるidog独自の立体パターン、是非お試しください。
まだまだある!idogの犬服でクールな夏を!
人気記事ランキング
人気記事ランキング
希少種ミヌエットはどんな猫?性格や特徴、育て方のポイントも解説!
93294views
猫がふみふみする理由とふみふみしない猫との違いとは? #50
65052views
ベンガルキャットが持つ意外な性格とは?しつけは子猫のときから行おう! #115
55132views
アメリカンショートヘアはどんな性格?オスとメスの違いも徹底解説! #77
49540views
猫が急に走り出す7つの理由とは?走る猫の注意点とその対処法も解説! #82
48014views
飼い猫が脱走したらどうしたらいい?探し方と事前にできる対策とは? #48
43381views
ラグドールの性格や特徴とは?子猫のときから愛嬌あり!飼育時には注意点も #111
36666views
猫のロシアンブルーってどんな性格?「猫ではない」と言われるほどの忠誠心を持つ #129
36561views