目次
犬と旅行に行きたいけれど、新幹線って一緒に乗れるの?という飼い主さんのために、犬と新幹線に乗る方法を徹底解説。
- 新幹線に乗れる犬のサイズは決まっている?
- 新幹線に持ち込みできるペットキャリーのサイズは?
- ペットキャリーに入ってくれない・練習方法を知りたい
- 新幹線に乗るためのルールは?
- 犬と乗る時におすすめの乗車位置はどこ?
- 新幹線に乗りたいけど、吠えちゃうかもと心配
などの疑問や不安にお答えします!新幹線移動におすすめのキャリーバッグの紹介もあるのでお楽しみに!
※記事内のルールは2022年10月現在のものです
犬の新幹線の乗車ルールまとめ
犬は新幹線に乗せるためには、いくつかのルールがあります。ひとつずつ解説してきましょう。
全重量が10kg以下
新幹線に乗せられるのは、ペットキャリーと犬の体重を合わせた全重量が10kg以下の犬だけです。
間違いやすいのですが、体重10kgの犬は乗車できません。
10kgというのは、ペットキャリーの重さと犬の体重の合算。
つまりペットキャリーの重さによって、乗車できる犬の体重上限は上下します。
新幹線にのるためのペットキャリーを用意する際は、重さも考慮にいれて選びましょう。
ペットキャリーのサイズ規定は「タテ・ヨコ・高さの合計が120センチ以内の動物専用のケース」です。
サイズや重量がオーバーしてしまう大きめの中型犬や大型犬は新幹線の乗車はできません。
乗車の際は全身がケースに入っていること
新幹線に乗るためには、犬の全身がケースに収まっていることが条件となります。
キャリーバックから顔を出したり、ケースの蓋を開けることができません。
ペットキャリーの素材に規定はありませんが、形状の固定されていないものはNG。
自立しないソフトな布地のキャリーバッグやドッグスリングなどは使用できません。
ペットカートは、フレームとケースを分離できるタイプで、なおかつケース部分のサイズと総重量が規定内であれば使用できます。
手回り品料金が必要
犬用の新幹線の切符はありませんが、ペットは荷物扱いになるため「手回り品料金」の支払いが必要です。
料金は荷物1つ(1頭)につき290円。駅の窓口で購入できます。
また、犬用に人間の座席を購入するのはNGです。
指定席・自由席どちらの場合も、座席にペットキャリーを置くのは禁止されています。
愛犬のために指定席を購入しても使用できないので注意しましょう。
在来線のルール確認も忘れずに
乗り継ぎや現地で電車を利用する場合は、それぞれの鉄道会社でルールが異なります。
事前にルートを確認し、各鉄道会社のHPなどで確認しておきましょう。
犬と一緒に乗る時におすすめの乗車位置
犬が吠えてしまうなどトラブルがあった時に、すぐにデッキに出られる車両の一番前がおすすめです。
事前に座席表がチェックできる場合は、デッキにトイレが設置されていない車両の方が人の出入りが少なく愛犬も落ち着いて乗車できます。
空いている時期で座席に余裕があるようなら、自由席も選択肢に入れてみましょう。
メリットとして、もしも近くの座席に犬が苦手な人だった場合や、騒いでいる人がいて犬が落ち着かない場合など、座席を移動できます。
ただし混雑時は、座席に座れない・移動も難しいなどの可能性があるため、基本的には指定席を事前に予約するようにしましょう。
犬を新幹線に乗せる時の注意点
無理のない乗車計画を立てる
犬が新幹線で移動できる時間の目安は2〜3時間程度です。
それ以上になると、ストレスがかかるだけでなく、水ものめないまま長時間過ごすことになり健康上の心配もあります。
新幹線の乗車前後に在来線を利用する場合は、一度出てペットキャリーから出し、水を飲ませたり散歩させたりなどリフレッシュの時間をとってください。
人間だけでの移動の時よりも、時間に余裕をもって乗車計画を立てましょう。
空いている時間帯を選ぶ
新幹線に乗る前に在来線を利用する時は、通勤ラッシュなどのを避けましょう。
混雑時は犬の乗車が他の乗客とのトラブルの原因になることもあります。
できるだけ空いている時間を選ぶようにしてください。
途中下車することも想定しておく
たとえば乗り物酔で嘔吐してしまう、ストレスで下痢をするなどといったトラブルが起きる可能性もあります。
犬との移動は想定外のトラブルが起きることも考え、最悪の場合は途中下車することも覚悟しておきましょう。
また到着駅近くの動物病院も事前に調べておきましょう。
乗車前日までにはシャンプーを
飼い主さんには気にならないニオイでも、犬と暮らしていない人にとっては犬の体臭は気になるものです。
前日までにシャンプーをすませておくようにします。
当日のごはんは早めの時間で少なめに
犬も新幹線の揺れで乗り物酔いをすることがあります。
症状がひどい時には嘔吐してしまう可能性も。
乗車の数時間前にはごはんを済ませ、量も少なめにしておきましょう。
ケースやバッグから顔を出さない
普段と違う環境で不安になり、吠えてしまう・出して欲しくてキャリーを引っ掻くなどする犬もいるかもしれません。
飼い主さんとしてはキャリーから出して犬を抱っこしてあげたくなりますが、ぐっと我慢しましょう。
犬が落ち着かない場合の対策
- デッキに出て落ちつくまで待つ
- 外が見えないようにペットキャリーをタオルなどで覆う
- 隙間からおもちゃやオヤツを与える
ペットキャリーをタオルで覆った場合は、中に熱がこもりすぎていないか注意しましょう。
他の乗客の迷惑にならないように、おもちゃは音のでないものを選んでください。
おやつは長時間噛めるタイプのものを事前にペットキャリーに入れておくか、小さくしたものを隙間から一口ずつ与えます。
乗車時に使うペットキャリーに慣れさせておく
新幹線用に乗る時にいきなり新しいペットキャリーを使うことは、犬へのストレスが大きくおすすめできません。
新幹線での移動が決まったら、できるだけ早くペットキャリーを準備し慣らしておくことが大切です。
新幹線から降りたら犬のケアの時間をつくる
新幹線での移動は犬へのストレスは避けられません。
目的地に到着したら、まずは犬のケアを優先しましょう。
乗車時は水が飲めません。ペットキャリーから出したら、まずは水を与えてあげましょう。
また、すぐに移動せず、乗り物酔いの症状はないかに気を配りながら、駅の周辺を散歩させてリフレッシュさせてあげましょう。
新幹線に乗る時のペットキャリーの選び方
犬が姿勢を変えられるサイズを選ぶ
ペットキャリーに入っている間、ずっと同じ姿勢でいなければならないものは避けましょう。
人間もそうですが、長時間の移動でまったく姿勢を変えられないと心身ともに多大なストレスとなってしまいます。
ペットキャリーの中で体勢を変えられるゆとりのあるサイズ・形状のものを選ぶとよいでしょう。
通気口のあるペットキャリーを選ぶ
ペットキャリーは構造上、熱がこもりやすいため、通気性のよいものを選んでください。
格子やメッシュなどで2面以上の通気口が確保されているものがよいでしょう。
飼い主さんが移動しやすいタイプを選ぶ
犬のサイズや体重などによっては、ペットキャリーの移動が大変なこともあります。
軽量で自立するタイプのものや、カートのついた旅行鞄タイプ、背負えるリックタイプなどがおすすめです。
フレームとケースを分離できるタイプのペットキャリーは、移動時は楽ですが乗車する時には犬の入ったケースとフレームを別々に持つ必要があります。
家族で手分けして持つなど工夫が必要になるので、事前に相談しておきましょう。
おすすめキャリーバッグ
IDOG&ICAT WALKA HOLIC スクエアバックパック
飼い主さんの荷物も多い旅行時は、両手が使えるリュックタイプが便利です。
バッグの内側には棒が入っているので立しやすく移動時も安心。
天面と側面の2箇所に入口と両側面の通気口、底面は足元が安定するように取り外し可能の中敷きが敷いてあります。
飛び出し防止リード付きで、外出先でも安心して使用できます。
クレート(ペットキャリー)の練習
犬が少ないストレスで新幹線移動をするためにも、ペットキャリーを好きになってもらいましょう!
まず、はじめて入る時は無理やり押し込んだりせず、オヤツなどを使って自分で入るように誘導します。
上手に入っていられたら、いきなりフタをせずにそのままの体勢でオヤツをあげましょう。
それを何度か繰り返し「ペットキャリーに入るといいことがある」というイメージを持ってもらいます。
慣れてきたら、静かにフタを閉じて、すぐに開けます。
開けたらオヤツをあげましょう。
犬が不安になる前に、フタを開けるのがポイントです。
フタを閉じる時間を少しずつ伸ばします。
ペットキャリーに入ることに慣れてきたら、外に出てみましょう。
ペットキャリーは、お散歩時と違い体が自由に動かせません。
犬の性格に合わせて、顔をだして歩いてみるのもよいでしょう。
慣れてきたら、フタを閉じる時間を伸ばしていき、駅前まで行ってみましょう。
電車の音や警笛など普段の散歩では体験しない大きな音や、雑踏の雰囲気に慣れさせます。
短い距離で乗車練習をしよう
いきなりの長距離移動で電車への苦手意識をもってしまうと克服するのが大変です。
- 駅前の雑踏になれさせる
- 在来線に1駅だけ乗ってみる
- 複数駅の移動に挑戦する
というように、段階を追って電車移動に慣れさせましょう。
電車から降りたら、特別なオヤツやたっぷりのお散歩など犬の喜ぶことを用意してあげます。
これを繰り返すことで「電車にのると楽しいことがある」と覚えてもらえます。
ペットキャリーの練習で気をつけたいのが、絶対に無理強いしたり怒ったりしないことです。
最初のトレーニングで焦らずに、楽しい気持ちを経験させてペットキャリーと電車を好きになってもらいましょう。
公共の交通機関を使う時は抜け毛対策に犬服を
新幹線など公共交通機関を利用する際は、抜け毛などのマナー対策として犬服の着用も有効です。
犬と一緒に新幹線に乗れると、行動範囲がぐっと広がり楽しみも増えます。
しっかり準備して、楽しい思い出をたくさんつくりましょう。
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