愛犬が歳をとってくると、若い頃と同じようにいかないことが増えていきます。
散歩もそのひとつですが、とくに冬の寒い時期はどうしようか悩むことも多いですよね。
年齢に負けず体や心の健康を保ためにも、シニア犬にとって散歩は必要な時間です。
- 寒い日の散歩はシニア犬に負担はないの?
- 歳をとって疲れやすいから散歩は控えた方がいいのでは?
- 冬は震えて歩かないから散歩がツライのかも
そんな疑問や悩みをもっている飼い主さんもいるでしょう。
今回は、シニア世代の犬と暮らす飼い主さんのために、冬の散歩方法と注意するポイントを解説します。
最後には、シニア犬を寒さから守るあたたかくて着せやすい防寒ドッグウエアもご紹介します。
愛犬といつまでも散歩を楽しめるように、しっかり準備しましょう!
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冬でもシニア犬に散歩が必要な理由
運動機能の衰えを予防する
シニア犬の散歩で期待できるのが、運動機能の低下を防ぐ効果です。
人間もそうですが、使わないと関節は硬くなり、筋力は落ちてしまいます。
散歩に行かずにいると、自力で立てなくなる、歩行困難になるなど老化を早まる可能性があるのです。
若い時のように長時間歩く必要はありませんが、いつまでも自分の体で動けるように散歩を続けましょう。
飼い主が愛犬の体の変化に気づきやすい
散歩の習慣のメリットは、飼い主が犬の体の変化に気づきやすいことです。
足をひきづっていないか、腰が落ちてきていないか、真っすぐ歩けているかなど、動きの少ない室内では気づきにくい変化を確認できます。
さらに、普段は歩かないコースにすることで視力の衰えに気づくこともあります。
慣れている場所は体の記憶があるためスムーズに動けていても、知らない場所でモノにぶつかることも。
また、排泄の時の様子や排泄物も大切なチェックポイントです。
脳への刺激や気分転換に有効
犬もシニアになってくると、今まで好きだったものや新しいことに興味がなくなり、脳への刺激が少なくなってしまいます。
散歩に出ることで、外の空気や匂い、音や外の世界の気配などを感じてリフレッシュできると脳が活性化します。
そしてなにより、大好きな飼い主さんとの散歩は、犬にとって精神的にも充実する大切な時間です。
安心して歩けるように声かけをしながら、ゆっくり犬のペースで散歩を楽しみましょう。
歩けないシニア犬は抱っこかカートで
自力歩行が難しい犬は、抱っこやカートやキャリーバックで散歩してあげましょう。
公園などの安全な場所まで連れていって、少し歩かせたり、日光浴をしながら足のマッサージをしてあげてもよいですね。
シニア犬が冬に散歩する際の注意点
あたたかい時間に散歩する
体温調整機能が衰え、筋力も落ちてきているシニア犬は、散歩の時間にも注意が必要です。
冬の散歩は、日差しの出ているあたたかい時間に行きましょう。
また、朝しっかりと太陽を浴びて散歩することで、セロトニンの分泌が活性化されて、睡眠に重要な役割をもつメラトニンがたっぷり生成されるのです。
睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンですが、年齢とともに分泌量が減ることが明らかとなっています。
シニアになると夜なかなか寝てくれないという犬も多くいますが、体内時計をリセットすることで改善する場合もあります。
散歩前に軽く準備運動を
散歩に行く前には、準備運動のつもりで室内を歩かせたり、足を軽く曲げのばししてから出かけましょう。
固まりがちな関節がほぐれて、体もあたたまります。
散歩に出たら、体をあたためるために早く歩かせたり、立ち止まると寒そうだからと歩くことを急かしたりしないようにしましょう。
犬のペースと気分に合わせてのんびりと散歩できるように、しっかりと防寒して行きましょう。
寒さ対策で洋服を着せる
シニア犬の散歩では、防寒用に服を着せるのも効果的です。
ここでは、シニア犬の冬散歩にぴったりの服の選び方とポイントを解説しましょう。
シニア犬の防寒服はあたたかさと軽さで選ぼう
軽くて保温効果の高いフリースやウール、ダウンや裏起毛の服がおすすめです。
iDog AIR PUFF 後ろ開きタンク
シニア犬の冬散歩におすすめなのが、軽くて暖かくてボリューミーな新素材「AIR PUFF」の軽量スウェットタンクです。
「AIR PUFF」とは、保温性と通気性を兼ね備える特殊3層構造生地。
空気の層で愛犬を柔らかく包んでくれます。
背中開きで着せやすいのも、シニア犬に嬉しいポイントです。
頭や足を通さないなど着せやすいタイプを
若い時に服を着たことがない犬は、まずは洋服になれる練習からはじめる場合もあるでしょう。
服を着ることに慣れていても、歳をとると関節が硬くなってきたり、ちょっとの不快感が我慢できなくなる犬もいます。
頭を通すのをいやがる、足を服に通すのが苦手な犬も多いと思います。
シニア犬には、脱着になるべく負担の少ないカタチの服を選んであげましょう。
お布団代わりにもなるiDog ダウンポンチョ
ナイロン素材に中綿を入れた、軽くてあったかいダウン風のボンチョです。
首元とお腹周りが面ファスナーになっており、すべて開閉が可能なので簡単に着脱可能。
面ファスナーを外して広げれば掛け布団にも大変身です。
カートでの散歩でも活躍しそうですね!
シニア犬の冬散歩は帰宅後のケアも大切
シニア犬にとって大切な散歩ですが、暖かくしていても外気に触れればやはり体は冷えてしまいます。
若い犬と違い体温調整機能が弱いので、帰宅後はケアしてあげましょう。
足を洗う時に足湯をする
足湯は短時間で体全体が温まる手軽な方法です。
洗面器などに犬の体温と同じくらいの温度のお湯を入れ、足のかかとまでつけてあげましょう。
時間の目安は5分程度でOKです。
ホットタオルで温める
足を濡らすのが苦手な犬や、5分が我慢できない犬にはホットタオルも有効です。
蒸しタオルで足先を包み、その上から軽くマッサージしてあげましょう。
ゆっくり握って離すを繰り返すだけでも血行促進になります。
また、犬には鎖骨が無く、胴体と前脚をささえている肩の筋肉へ負担がかかりやすい体の構造をしています。
前足で体重の6〜7割をささえているため肩が凝りやすく、とくに血行が悪くなりがちなシニア犬は疲れが溜まりやすいのです。
足だけでなく、肩や背中、腰も温めてあげるとよいですね。
散歩のあとはゆっくりお昼寝
シニア世代には体圧分散ペット用ベッド介護ベッド・ unage【アンエイジ】がおすすめ。
長時間寝ても疲れにくく、段差が低いのでシニアの足腰にも優しいシリーズです。
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犬の寝相や睡眠時間で健康チェック!睡眠は健康バロメーター
冬も散歩を楽しんで充実した老・朗ライフを!
シニア犬にとって散歩はとても大切ですから、マイペースに続けるようにしましょう。
前日の疲れが残っている時や、体調が悪い時は、散歩はお休みしても大丈夫です。
若い頃と同じ時間やコースの散歩は、シニア犬には負担になることもあるので、愛犬の様子をみながら調整するようにしてください。
散歩の途中にゆっくり休んで、外の空気を感じたり鳥の声を聞くのもいいですね。
しっかり準備をして丁寧に散歩前後のケアをすることで、シニア犬でも冬の散歩を楽しむことができます。
いつまでも元気で、充実した老・朗ライフを過ごしましょう!
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