犬の仕草から読み取れる気持ちとは?しつけても案外反省してないかも【目線に注目】 #188
目次
犬は人が思っている以上に人間の気持ちを察しています。
しかし、犬は言葉を話せないことから、仕草やボディランゲージでそれを示しているのです。
大切に飼っている愛犬の気持ちをもっと知りたくはありませんか?
愛犬の気持ちを理解することで、今まで以上に友好的なコミュニケーションを取ることができます。
- 愛犬がいつもする仕草の意味がわからない。
- 愛犬のことをもっと知りたい!
- しつけをしてるけど、ちゃんとわかってるのかな…
このように考える人にとっては、特に参考になる内容になっているので、ぜひ最後までご覧ください。
犬の仕草はコミュニケーションツール
犬の仕草はコミュニケーションツールの1つです。
これは祖先の狼時代から本能的に受け継がれているものです。
つまり、人間が言葉で気持ちを伝えることと同様に、犬はその仕草や行動で自身の気持ちを示しています。
犬は人間の簡単な言葉を理解できているとしても、反対に発することはできません。
そのため、犬の飼い主さんは愛犬の動きから気持ちを知る必要があります。
具体的に犬の仕草をピックアップして確認していきましょう。
仕草・行動から読み取れる気持ち
気持ちを読み取る仕草や行動は多種多様に存在します。
- 匂いを嗅ぐ
- 鼻をなめる
- 身震いする
- 目をそらす
- あくびをする
- 前足を上げる
- 耳を傾ける
- 舌を出す
普段から行うこれらのような仕草にも意味があります。
匂いを嗅ぐ
匂いを嗅ぐと言っても、その対象によって意味が異なります。
例えば、散歩中に他の犬のお尻の匂いを嗅ぐ場合は、過去に過去に会ったことがあるか、自分との相性は良いかなどさまざまな情報を得ようとしています。
また、地面の匂いを嗅ぐことには、不安や緊張をほぐす狙いがあります。
対象者が飼い主さんの場合は、飼い主さんのことを知ろうとして匂いを嗅ぎます。
飼い主さんの行動や外出先はどこだったのかなど、様々な情報を嗅ぎ分けているのです。
一方で、単なる挨拶や安心感を得るためといったシンプルな意味合いの場合もあります。
つまり、匂いを嗅ぐ行為は飼い主さんとのコミュニケーションや、情報収集が主な目的とされています。
鼻をなめる
気持ちを落ち着かせようとして行う仕草が、自身の鼻をなめることです。
ストレスがある場合などによく見られます。
参考:飼い犬がストレスを感じているサインとは?4つの発散方法も徹底解説!
これは自身の気持ちだけでなく、周囲の飼い主さんや他の犬の気持ちを落ち着かせようしているケースも見られます。
例えばしつけのために、愛犬を叱っている際に鼻を舐めたら「(飼い主に対して)落ち着いてよ。」といったメッセージが込められているのでしょう。
身震いする
身震いすることも、犬の気持ちを知るための1つの合図です。
しかしこれも匂いを嗅ぐことと同様に、意味は1つではありません。
知らない人に対して緊張している、単純に怯えているなどのネガティブな意味が込められることもあります。
一方で、ワクワクしているなどの興奮時に身震いするケースも存在します。
愛犬が何に対して身震いをしているのかが、気持ちを知る鍵です。
目をそらす
目をそらす仕草には、以下のような意味を持ちます。
・自身の感情を落ち着かせようとしている
・緊張をほぐそうとしている
・敵意がないことを示している
例えば、飼い主さんの帰宅時などに愛犬はテンションが上がります。
その上がり過ぎた興奮を抑えるために、目をそらす仕草をします。
また、緊張をほぐそうとして目をそらすことはネガティブな意味です。
嫌なことから目を背けたいといった際に、このケースが当てはまります。
最後は敵意がないことを示していることです。
犬の世界では目を見つめすぎると、喧嘩を売ってると捉えられてしまいます。
そのため、あえて目をそらします。
ちなみにしつけで叱っている際に、目をそらさず飼い主さんを見つめている場合はNGです。
飼い犬と飼い主の上下関係が逆になっており、舐められている可能性があるからです。
しつけを行う際には、犬の方から目をそらすのを待ちましょう。
あくびをする
あくびをする犬の気持ちは、「鼻をなめる」仕草と類似しています。
つまり、自身や相手を落ち着かせようとしているのです。
しかし、あまりにあくびをする頻度が多い場合は、今の環境やシチュエーションにストレスを感じているかもしれません。
ストレスは身体に悪影響を及ぼします。
そのため、心当たりがある場合は早急にストレスの要因となっているものを取り除いてあげましょう。
前足を上げる
前足を上げる際には以下の意味が込められています。
・好奇心を示している
・飼い主にかまってほしいと思っている
・痛みがある
1つ目は単純に好奇心を示しているケースです。
特に遠方や高いものを見ようとしている場合にこの仕草が見られます。
2つ目は、対象者が飼い主のケースです。
特に過去に前足を上げる姿が可愛いことからかまってあげていれば、「前足を上げる=かまってもらえる」と認識している可能性もあります。
前足を上げる仕草の意味の最後は痛みがある場合です。
地に足をつけると痛みがあれば、痛みを避けるために前足を上げます。
特に歩く姿が不自然な場合は怪我をしている可能性があるため、一度確認してあげましょう。
必要であれば、すぐにかかりつけの獣医師に診てもらう必要があります。
耳を傾ける
耳を傾ける仕草には、傾ける耳の方向によって意味が異なります。
具体的には以下の通りです。
・後ろに折り畳んでいる→服従・不安
・前に立てている→威嚇・集中・不安
・横に向けている→不安・警戒
全てに「不安」が含まれていますが、これは個体差が大きいです、
愛犬のこれまでの仕草や傾向を観察して、どのような気持ちか察するようにしましょう。
舌を出す
犬が舌を出す仕草にも、意味は複数存在します。
大きく分けて以下の3つです。
- 体温調整
- 興奮
- 病気
舌を出して「ハアハア」と言っているのは、基本的に体温調整のためです。
人間の場合は発汗により、余計な熱を逃していますが、犬はそれほど汗をかきません。
汗の代わりに舌を出し、「ハアハア」と熱い空気を逃しているのです。
しかし、真夏の散歩などでは注意が必要です。
なぜなら、熱い空気を吐き出すと同時に熱い空気を吸ってしまうことから、体温調整がうまくいかないためです。
その結果、熱中症になってしまうケースも見られます。
暑い季節の散歩では、日陰に連れて行くなどの配慮が重要です。
体温調整以外に、喜びや興奮時に舌を出し、「ハアハア」を言います。
これも特に異常ではありませんが、舌を出しっぱなしの場合は要注意です。
歯並びや噛み合わせが悪いことから舌を出しっぱなしにしている場合があります。
このケースでは口内になんらかのトラブルが起きている可能性も考えられます。
例えば歯周病や口内炎、舌炎、腫瘍などです。
あまりに長引くようであれば、一度動物病院で診察してもらいましょう。
しつけ最中のあくびは「落ち着いて」のサイン
しつけの最中にあくびをすることは、ふざけているように感じますが、人間の観点とは異なります。
そもそも犬があくびをすることには「気持ちを落ち着かせる」といった意味合いがあります。
この対象者は犬自身だけではありません。
怒っている飼い主さんに対しても「落ち着いてよ…」と訴えかけているのです。
しかし、しつけを行っている際に目を逸らさないのは、上下関係がうやむやになっている危険性があります。
この場合は反省しているどころか、舐められている可能性があるので、きちんとしつけるように心がけましょう。
尻尾の動きから読み取れる気持ち
尻尾の動きからも犬の気持ちを知ることができます。
具体的に以下のような動きから判別することが可能です。
- 尻尾を上げる→嬉しい・警戒
- 尻尾を下げる→警戒・不安
- 尻尾を後ろ足の間に収めている→服従・降参
- 尻尾を水平にしている→不安
- 尻尾を高い位置で振る→興奮
飼い主さんが帰宅した際に、尻尾を振る姿をよく見かけますが、これは嬉しい・興奮といった感情です。
尻尾の動きや状態から、愛犬が何を感じているのか察してあげましょう。
仮に不安や警戒をしている場合、その対象を判断し、取り除けるものは除去してあげることが重要です。
住んでいる環境面で不安がある場合、長期的にストレスを抱えることになってしまいます。
鳴き声から読み取れる気持ち
- 「ワンワン」と吠える
- 「クンクン」と鼻を鳴らす
- 「キャンキャン」と甲高い声で鳴く
- 「ウーウー」と低めの声で唸る
- 「ワオーン」と遠吠えをする
「ワンワン」と吠える
「ワンワン」と吠えている場合の多くは、喜びや嬉しさの感情を表しています。
しかし、玄関前にいる犬(番犬)が通りがかる人に対して吠えているシーンもよく見かけます。
この場合は警戒・威嚇を示しているのです。
これらのことから単純に鳴き声だけでなく、その時のシチュエーションや他の仕草も含めて総合的に判断する必要があります。
「クンクン」と鼻を鳴らす
「クンクン」と鼻を鳴らすのは、甘えたい気持ちからきています。
そのため、飼い主や親犬を対象に行うことが多いです。
子犬の頃によく見かける鳴き方ですが、成犬になっても残っている場合もあります。
「キャンキャン」と甲高い声で鳴く
「キャンキャン」と甲高い声で鳴く場合は、ネガティブな感情です。
具体的には驚きや、痛みがあった際に鳴く声になります。
一時的に鳴くことはあまり問題ではありませんが、長く「キャンキャン」と鳴いている場合は、パニックになっている可能性もあります。
また、身体になんらかの異常があることも考えられます。
状況的に「おかしいな…」と感じれば、かかりつけ医に相談するようにしましょう。
「ウーウー」と低めの声で唸る
「ウーウー」と低めの声で唸っている場合は不機嫌になっていたり、怒っている可能性が高いです。
他の犬と喧嘩しそうになるときや、自分の餌やおもちゃを守ろうとする際にもこのような低い声で唸ります。
何に対して苛立っているのかを判断し、その対象物を取り除くことが重要です。
「ワオーン」と遠吠えをする
「ワオーン」と遠吠えをすることには、祖先であるオオカミ時代の名残です。
基本的には遠方にいる仲間とのコミュニケーションとして用いられますが、飼い主と離れている期間が長ければ、その寂しさから遠吠えをすることもあります。
また、救急車などのサイレンの周波数に応じて、遠吠えをすることもあるようです。
愛犬から飼い主に対する仕草・行動
- 飼い主の足を鼻でつつく
- 飼い主に前足を乗せる
- 飼い主の顔をなめる
- 身体をスリスリさせる
- 顎を乗せてくる
- 甘噛みをする
- お腹を見せる
- 後ろをついて回る
飼い主の足を鼻でつつく
飼い主の足を鼻でつつく行為には「もっとかまってほしい!」といった気持ちが含まれています。
飼い主に前足を乗せる
飼い主に前足を乗せるのは、「かまってほしい、注目して!」といったサインです。
また、多頭飼いの中で他の犬ばかりかまっていると、その不満からこのような仕草をするケースもあります。
飼い主の顔をなめる
飼い主の顔をなめることには、2つの意味があります。
1つ目は、敬意のある飼い主に対する親愛です。
2つ目は、食べ物を欲しがっているサインになります。
身体をスリスリさせる
身体をスリスリさせることも飼い主に対する愛情からくる行動です。
「かまってほしい!」といったアピールや、大好きな飼い主に自分の匂いをつける意味合いでもスリスリしてきます。
顎を乗せてくる
顎を乗せてくる行為は、飼い主に対する絶対的な信頼を意味します。
そもそも犬の武器である口(顎)を乗せた状態は、無防備な状態です。
つまり、よほどリラックスしてなければ、この行為には至りません。
甘噛みをする
甘噛みも飼い主に対する好意を示す行動です。
子犬の頃によく見られるものですが、自由に噛ませていることで噛み癖がついてしまいます。
そのため、噛んだらダメなときはしつけを行うか、噛むためのアイテムを差し出してあげましょう。
お腹を見せる
無防備にお腹を見せるポーズは、顎を乗せることと同意で、絶対的な信頼からくる仕草です。
また、純粋にお腹を撫でてほしいときにもこの行為に至るため、その際は優しく撫でてあげましょう。
後ろをついて回る
飼い主の後ろをついて回る行動は、なんらかの「欲求」を示しています。
例えば、「散歩に行きたい」「ご飯が欲しい」「遊んでほしい」といった欲求です。
シチュエーションに応じて、愛犬がどんな気持ちなのか考えてあげるようにしましょう。
また、シンプルに飼い主の側を離れたくないことから、ついて回るケースもあります。
ストレスからくる仕草は危険
ストレスからくる仕草は危険です。
とはいえ、その仕草からすぐにストレスと判断するのは時期尚早です。
具体的にストレスの可能性のある仕草には、「鼻をなめる、あくびをする、尻尾の動き」が考えられますが、一概に判断はできません。
見極める際にはその時の状況や、仕草の頻度が判断ポイントとして重要になります。
参考:飼い犬がストレスを感じているサインとは?4つの発散方法も徹底解説!
愛犬の仕草から気持ちを読み取り、もっと理解しよう!
犬は人間のように言葉を話せないことから、仕草や行動で感情を示しています。
つまり、愛犬のことを今まで以上に知りたいのであれば、その仕草に注目する必要があります。
結果的に、以前よりも有効的なコミュニケーションが可能となります。
しかし、その仕草から伺える気持ちは一概に判断できません。
その時のシチュエーションや複数の仕草から総合的に見極めることが重要です。
また、飼い主さんであれば疑問に感じるしつけ中のあくびは自他ともに落ち着かせようとしている意味で、決して反省していないわけではありません。
そのため、不用意にそれ以上怒らないようにしましょう。
仕草の中にはストレスからくるものもあります。
これもまた一概に判断せず、その行動の頻度や日々の様子を観察する必要があります。
「やっぱりおかしいな。」と思った際は、早急にかかりつけ医に診てもらいましょう。
大事な家族である愛犬の気持ちを察して、より一層幸せに過ごしたいですね!
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