元気で長生きの秘訣は愛犬の歯磨き習慣から!おすすめデンタルケア・グッズも
目次
愛犬の歯磨き、していますか?
「犬のデンタルケアは大切」とは聞くけれど、実際にはどのような効果があるのかよくわからないという飼い主さんも多いかもしれません。
- 犬に歯磨きは本当に必要なの?
- 歯磨きしないとどうなるの?
- 歯磨きを嫌がってさせてくれない時はどうしたらいい?
- 歯磨きの代わりになるアイテムはあるの?
- 犬のデンタルケアのおすすめグッズが知りたい
この記事ではそんな疑問にお答えします。
実は、愛犬の健康には歯磨き習慣は欠かせません。なぜなら、犬の歯磨きは口内環境だけでなく、全身の健康にも大きな影響があるからです。
犬に歯磨きは本当に必要?
「犬は虫歯になりにくいと聞いたので、歯磨きはしたことがない」という話を聞いたことがあります。なかには「犬は虫歯にはならない」と信じている飼い主さんもいるようです。果たして本当なのでしょうか?
犬は虫歯になりにくいけれど歯石がつきやすい
人の唾液は酸性ですが、犬の唾液はアルカリ性のため口の中で虫歯菌が繁殖しずらいことが、犬が虫歯になりにくいと言われる大きな理由です。また、犬の唾液は炭水化物を糖に分解するアミラーゼという消化酵素を含んでいません。そのため、口内に虫歯菌の餌になる糖分が少ないことも、犬が虫歯になりにくい理由のひとつです。
けれども一方で、犬は歯垢が歯石になるまでの期間が人間と比べるとかなり短いのです。犬の歯垢が歯石になるまでの時間はたったの3日!
そのため、歯磨きをしないとあっという間に歯石がついてしまいます。なかには歯の表面をすっぽりと覆ってしまっていたり、歯茎まで歯石に覆われている犬もいます。
そのまま放置してしまうと、歯石の中の細菌によって歯周病になってしまう可能性があります。歯周病とは、歯の表面や歯間にたまった歯垢や歯石の中の最近が原因となりさまざまな炎症を起こす病気です。
犬の80%が歯周病?!
米国獣医歯科学会の研究によると、3歳以上の犬の約80%がなんらかの歯石の問題を抱えていると言われています。歯周病なってしまうと、歯茎の腫れや痛み、歯のぐらつきなどによりごはんを食べにくくなり食欲が落ちてしまうことも。
このように歯周病になると、食事がとりづらくなり十分な栄養が取れず、体力が落ちてしまう可能性もあります。また、免疫力が落ちてくるため他の病気にかかりやすくなったり、治りが悪くなったりもします。WSAVA 2017では、犬の場合は歯周病が心臓、肝臓、腎臓など全身への悪影響を及ぼすことが多数報告されました。
歯周病の症状の見分け方と治療
歯周病は早期発見、早期治療が大切です。歯周病らしい症状をみつけたら、できるだけ早く動物病院で相談してください。
歯周病の症状
- 歯茎の炎症
- 歯茎がピンクではなく赤くなったり腫れ上がったりする
- 出血や口臭の発生
- よだれの量が増える
- 歯がグラグラする
- 口に触られるのを嫌がるようになる
重症化すると、鼻炎・根尖膿瘍(歯根の最下層に膿ができ腫れる病気)・下顎骨折などを引き起こすこともあります。
歯周病の治療は、軽度の場合は歯垢や歯石を取る治療をおこないます。重症化してしまうと、抜歯や歯茎の切除など全身麻酔での治療が必要になるため、体力のない老犬や心臓に不安のある犬は治療を諦めなくてはならないこともあるでしょう。
歯周病は歯磨きで予防できます!愛犬の健康を守るためにも、飼い主さんがしっかり対策してあげましょう。
愛犬の歯磨き習慣のつくりかた
犬の歯磨きはいつからはじめるといいの?
犬の歯磨きは、乳歯が生え始めたらトレーニングを開始しましょう。
最初のステップは、犬の口の中へ指を入るだけ。口の中に入れるのを嫌がるようなら、口のまわりを触る練習から始めましょう。
慣れてきたら、口の中に入れた指で、歯や歯茎に軽く触れます。嫌がる場合には、すぐにやめて、時間をかけて少しづつ慣らしていきましょう。決して怒ったり、押さえつけて無理やり触ったりしないようにしてください。
「口の中を触られる(歯磨き)=嫌なこと」と覚えてしまうと、歯磨きをしようとすると逃げたり怒ったりするようになります。トレーニングは、焦らずゆっくりを心がけましょう。
はじめは歯磨きシートで練習
犬の歯磨き練習は、犬に「歯磨きをすると良いことがある」と覚えてもらうことが大切です。犬の好む味の歯磨きペーストやデンタルジェルをつけた指で、口の中を触る・歯や歯ぐきに塗りつけるところから練習をはじめましょう。
口の中に指を入れることに抵抗がなくなったら、いよいよ歯磨きの練習です。歯ブラシをはじめて口に入れた時に、異物と感じて嫌がる犬も多いです。その場合、ガーゼやシートタイプの歯磨きを指に巻き付けたもので練習しましょう。歯垢や歯石を落とすというより歯茎をマッサージするイメージで行い、ゴシゴシ擦ったりしないように気をつけましょう。
犬口ケア 犬用液状はみがき
美味しいミルクフレーバーの液体はみがきです。人間にも使用されている成分で構成されているので、安心してお使いいただけます。歯磨きのあとに飲み込んでも大丈夫ですよ。
犬口ケア ゆび歯ぶらし
手袋をはめるように手軽に愛犬の歯磨きができます(右手左手、どちらでも使えます)
スーパーキャット らくらく歯みがきシート
取り出してすぐに拭けるふんわりソフトな弱酸性ウェットティッシュタイプの歯みがきシートです。
歯ブラシを使って練習
指で歯を磨くことに慣れたら、歯ブラシを使う練習です。まずは歯ブラシで口のまわりを触るだけにしてください。いきなり歯ブラシを口の中に入れたり、歯を磨こうとしないように気をつけて!
嫌がらないようなら、歯ブラシに犬が好む味の歯磨きペーストやジェルをつけて歯に擦りつけます。この時もまだ、磨かなくてOK。まずは「歯ブラシが口に入ると、なんだか美味しいものも一緒に入ってくるぞ」と覚えてもらいましょう。
この段階で焦ってしまうと歯磨きが苦手な犬になってしまう可能性があるため、ゆっくり時間をかけて警戒心を解いていきます。歯ブラシを口の中に入れることに抵抗がなくなったら、歯ブラシを優しく動かして磨きます。最初は1本だけでもOKです。数秒だけでも磨けたら、たくさん褒めてあげましょう。
シグワン 360度歯ブラシ 超小型犬用
360°型なのでどこからでも磨けます。歯ブラシのプラスティック部分が歯や歯ぐきにカチカチ当たることが気になるワンちゃんでも安心です。
トレーニング中や歯磨き苦手な犬にはスプレータイプを使おう
歯磨きのトレーニング中の犬の場合、すべての歯を磨き終わる前に歯石になってしまいます。歯磨きスプレーを併用してデンタルケアしてあげましょう。なかにはどうしても歯磨きを嫌がる犬もいます。その場合も、諦めてなにもしないでいると口内環境は悪化してしまうので、スプレータイプなどで対策してあげてください。
デンタシュア スプレータイプ
100%天然成分で作られたマウスケアスプレーです。愛犬の口の中はもちろん、おもちゃなどにもスプレーできます。
歯磨きの頻度はどのくらい?
犬の歯垢が歯石になるのにかかる時間は、約3日〜5日です。できれば食事度、もしくは朝晩毎日してあげるのが理想です。「そんなに毎回はできない・時間がない」という場合でも、歯石になる前にケアするために3日に1回の頻度で歯磨きすると安心です。
犬が歯磨きをさせてくれない時は?
歯ブラシを使ったデンタルケアが最も効果が高いのですが、どうしても嫌がって歯磨きをさせてくれない犬もいます。とくに成犬になってからの歯磨きトレーニングは、かなり時間と根気が必要なことが多くなります。
そんな時は、デンタルケア用品をつかって口内環境の悪化を防ぎましょう。子犬や成犬はもちろん、免疫力の落ちてくる老犬は、歯周病が原因で食欲が落ちてしまう場合もあります。食事がとれないと体力も落ちてしまいます。しっかりとケアしてあげましょう。
歯磨きガム
歯磨きほどの効果はありませんが、長時間噛むことで歯垢の付着を軽減できることがあります。また、口臭予防効果も期待できます。嗜好性が高いものが多いので、与えすぎてカロリーオーバーにならないように気をつけましょう。
デンタルトイ
噛んだり咥えて遊んだりしているうちに、歯石除去の効果が期待できます。布やヘチマ、食べられる素材のものなど、さまざまな商品があるので、愛犬の好みに合わせて用意してあげましょう。
アドメイト ADD.MATE ナチュラルデンタルコーン
トウモロコシが主原料なので 誤ってワンちゃんが食べてしまっても身体には無害です。 無着色・無香料、安心の国産品です!
iDog しましまロープデーモン 鳴き笛入り
手の部分がロープになったデーモン型トイです。お腹の鳴き笛で夢中度UP!
プロにお願いする
これまで歯磨き経験のなかった成犬・老犬や神経質な犬の場合は、歯磨きがどうしてもできない場合もあります。そんな時は無理をせず、動物病院やサロンなど、プロの手で定期的にケアするという方法があります。
まったく何もしないでいると、歯周病が重症化してしまう可能性があります。定期的なケアを心がけましょう。
その他のデンタルケア商品はこちら!
犬との暮らしをもっと豊かに・大切な家族に選ぶなら…IDOG&ICAT
「IDOG&ICAT」は創業33年の縫製工場を母体とするペットグッズメーカーです。
ペットの骨格を熟慮した立体パターンを元に、「イヌゴノミクス」を合言葉に、身体に沿う・負担が少ない・快適な商品を目指して改善を続けています。
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参照/米国獣医歯科学会 AVDS American Veterinary Dental Society
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