猫が一緒に寝る理由とは?寝る位置と選ばれる人の特徴、注意点を解説

目次
「うちの子はいつも、どうして私と寝るんだろう?」愛猫が隣にいる幸せを感じながら、そんなことを思ったことはありませんか?
猫が一緒に寝るのは、飼い主さんへの深い信頼と愛情のサインです。しかし、その寝る位置やしぐさには、私たちが思う以上に様々な気持ちが隠されています。
この記事では、猫が一緒に寝たがる本当の理由から、寝る位置でわかる心理、そして猫が「この人!」と寝る相手を選ぶ基準までを徹底解説します。大好きな愛猫について、少しでも気になる人はぜひ最後までご覧くださいね。
猫が飼い主と一緒に寝る5つの理由とは?
愛猫がそっと布団にもぐり込んできたり、隣で体をくっつけて寝ていたりすると、言葉にできないほどの幸せを感じますよね。猫が飼い主さんと一緒に寝るのは、単に暖かい場所が好きというだけではありません。具体的には以下の理由が考えられます。
- 飼い主さんを信頼しきっているから
- 温かくて心地よい場所だから
- 母猫のように甘えたいから
- 飼い主さんを守りたい本能から
- 寝具がお気に入りで独り占めしたいから
飼い主さんを信頼しきっているから
猫にとって眠っている時間は、もっとも無防備で油断のできない時間です。野生で暮らしていた頃の本能から、敵に襲われる危険性のない、心から安心できる場所でしか眠りません。あなたのそばで安心して眠っているのは、飼い主さんを「自分を守ってくれる存在」だと認め、信頼していることに他なりません。
温かくて心地よい場所だから
猫は寒さに少し弱い動物で、ぬくぬくと温かい場所を見つけるのが得意です。実際に陽が当たる窓際などを好んでいませんか?寝るときも同じで、飼い主さんの体温が伝わる布団の中は、猫にとって最高の快適空間なのです。寒い季節になると、夏場よりも余計に寄り添ってくることもあります。
母猫のように甘えたいから
子猫の頃、母猫に寄り添って安心して眠っていた記憶が、猫の心には残っています。飼い主さんのことを親のように慕っている猫は、その頃の気持ちを思い出し、甘えるような気持ちでくっついてくるのです。特に、避妊・去勢手術をした猫は、子猫のような純粋な気持ちが残りやすいともいわれています。
飼い主さんを守りたい本能から
猫は縄張り意識が強い動物でもあります。特に成猫になると、自分のテリトリーにいる大切な飼い主さんを「守ってあげなきゃ」という気持ちが芽生えることがあります。夜行性の一面を持つ猫は、私たちがぐっすり眠っている間、静かに周りを警戒し、頼もしいボディーガード役を務めてくれているのかもしれません。
寝具や飼い主を独占したいから
ふかふかの柔らかいお布団やベッドは、人間だけでなく猫にとっても魅力的です。大好きな飼い主さんの匂いがついていることも、猫にさらなる安心感を与えます。また、飼い主さんへの愛情が深いあまり、「この人はわたしのもの!」という所有欲から、独り占めしたくて一緒に寝ている可能性もあります。
猫の寝る位置でわかる心理と信頼度
猫は、その日の気分や飼い主さんとの関係性によって、寝る場所を使い分けています。愛猫がいつもどこで寝ているかを思い返してみると、その子の隠れた気持ちがわかるかもしれません。ここでは、猫の寝る位置ごとに気持ちの傾向を解説します。
枕元・顔の近く:最大限の信頼
顔の周りは猫にとっても急所であり、とても無防備になる場所です。そんな場所で安心して眠るのは、飼い主さんを心から信頼している証。子猫気分に戻って、思いっきり甘えたい気持ちの表れでもあります。飼い主さんの匂いを嗅いで安心したいのかもしれません。
腕枕・胸の上・お腹の上:親のように慕っている
飼い主さんの心臓の音が聞こえる胸の上やお腹の上は、猫にとって最高の安心スポットです。母猫のお腹の中にいた頃を思い出し、深い安らぎを感じているとも言われます。腕枕で寝たがる子は、飼い主さんとの一体感を求めている寂しがり屋さんかもしれません。
脇の下・股の間:飼い主を感じつつ、自分の身も守りたい
脇の下は飼い主さんの匂いが強く感じられる場所で、母猫を思い出して安心している可能性があります。股の間は、適度に囲まれていて暖かく、それでいて飼い主さんと密着しすぎない場所。甘えたいけれど、自分のペースも守りたいという、自立心の高い猫に見られることがあります。
足元:ほどよい距離感を保ちたい
「飼い主さんのそばにはいたいけれど、ベタベタするのはちょっと違う…。」そんなツンデレな性格の猫は、足元を好む傾向があります。何かあったときにすぐに動き出せる場所でもあるため、少しだけ警戒心が残っている場合も。飼い主さんとの絶妙な距離感を楽しんでいるのです。
布団の中・上:甘えん坊で寒がり
飼い主さんの布団の中にまで潜り込んでくるのは、「甘えん坊」で「寒がり」な子の特徴です。飼い主さんの温もりと匂いに包まれて、安心して眠りたいという気持ちが強いのでしょう。布団の上で寝る子も甘えん坊タイプで、飼い主さんを守っているつもりになっていることもあります。
参考:猫の寒さ対策を徹底解説!冬に気をつけるべき5つの注意点とは?
布団の外・離れた場所:1人の時間を大切にするマイペースな子
同じ部屋にいても、布団から離れた場所で寝るのは、甘えるのが少し苦手な子や、自分のパーソナルスペースを大切にしたい猫に多いようです。決して飼い主さんを嫌っているわけではなく、その子なりの愛情表現なのかもしれません。ただし、飼い主さんの寝相が悪くて、過去に怖い思いをした経験がある可能性も考えられます。
猫が一緒に寝る人を選ぶ基準は?選ばれる人の特徴
多頭飼いのご家庭では、「いつもお父さんとばかり寝る」「私のところには来てくれない…」なんてこともあるかもしれません。猫は、無防備になる睡眠時間を共にする相手を、実はとても慎重に選んでいます。具体的には、以下のような人が好まれるとされています。
- 絶対的に信頼している人
- 睡眠中にあまり動かず静かな人
- 強い匂いがしない人
- 母猫だと思えるほど安心できる人
- 守ってあげたい、または守ってほしいと思える人
猫が一緒に寝る相手を選ぶうえで最も大切なのは、その人を「絶対に信頼できる」と思っていることです。さらに猫は人間よりもずっと耳が良い動物です。そのため、いびきが大きかったり、寝返りが多かったりする人とは一緒に寝たがらない傾向があります。静かで落ち着いて眠れる環境を好む傾向にあります。
聴覚に加えて嗅覚も非常に優れているため、香水や香りの強い柔軟剤などの人工的な匂いを嫌います。猫にとって一番落ち着くのは、大好きな飼い主さんの自然な匂いです。子猫の頃の気持ちが強く残っている猫は、飼い主さんのことを母猫のように思って甘えることがあります。優しくお世話をしてくれる人を母親のように慕い、一緒に寝ることで安心感を得ています。
縄張り意識の強い猫は、飼い主さんを「守るべき家族」と認識していることがあります。逆に、飼い主さんを「自分を守ってくれる頼もしい存在」だと感じて、そばで寝ることもあります。また、嫉妬深い一面がある猫は、誰かに取られまいと監視する意味で一緒に寝ることもあります。
愛猫と安全・快適に寝るための7つの注意点と対策
愛猫との添い寝は、飼い主さんにとって至福の時間。しかし、その時間を安全で快適なものにするためには、いくつか知っておきたい注意点があります。
添い寝はいつから?子猫や老猫は注意が必要
体が小さく体力のない子猫や、体力が落ちてきたシニア猫との添い寝は、なるべく避けた方が安全です。飼い主さんの寝返りなどで、意図せず怪我をさせてしまう危険があるためです。体がしっかりしてくる生後4〜5ヶ月頃から始めるのがおすすめです。
人と猫の共通感染症(ズーノーシス)に気をつける
猫から人へ、人から猫へとうつる可能性のある病気(人獣共通感染症)が存在します。そのため、飼い主さんか愛猫のどちらかの体調が優れないときは、念のため別々に寝るのが賢明です。
ノミ・ダニ予防など感染症対策を徹底する
完全室内飼いでも、ノミやダニが知らぬ間についてしまうことがあります。一緒に寝ることで、それらが飼い主さんや寝具にうつってしまう可能性も。一年を通して、定期的なノミ・ダニ予防を欠かさないようにしましょう。
寝返りでの事故を防ぎ、十分なスペースを確保する
寝返りで猫を押しつぶしたり、ベッドから落としてしまったりする事故を防ぐために、十分なスペースを確保することが大切です。できればセミダブル以上のサイズのベッドが望ましいでしょう。猫用の小さな毛布を用意してあげるのも一つの方法です。
電源コードの管理で感電や火災を防ぐ
猫はコード状のものに興味を示し、噛んでしまうことがあります。特に、就寝中に使っているスマートフォンの充電コードなどは要注意。感電や火災のリスクを避けるため、コードにカバーをつけたり、寝室では充電しないようにしたりするなどの工夫が必要です。
抜け毛やアレルギー対策など衛生管理を徹底する
猫と一緒に寝ると、どうしてもベッドに抜け毛や皮脂がつきます。これらがアレルギーの原因になることもあるため、こまめなブラッシングや、シーツの洗濯(週2回が理想)を心がけ、寝室を清潔に保ちましょう。空気清浄機の使用も効果的です。
布団への粗相(マーキング)を防ぐ対策
猫が縄張り意識から、飼い主さんの布団におしっこをしてしまうことがあります。「夜中にトイレに行きたくなったのに部屋から出られなくて…」というケースも。寝室のドアを少し開けておく、寝室の近くにもトイレを置く、防水シーツを活用するなどの対策が有効です。
まとめ
愛猫が一緒に寝てくれるのは、飼い主さんへの深い信頼と愛情の証です。その寝る位置やしぐさには、私たちの想像以上にメッセージが込められています。大好きな愛猫のためにも、気持ちを理解し、お互いが安全で快適に眠れる環境を整えてあげましょう。また、日々の暮らしの中で愛猫をよく観察し、もし体調の変化に気づいたら、早めに動物病院に相談してあげてくださいね。
猫と一緒に寝ることに関するよくある質問
猫は一緒に寝る人を選ぶの?
はい、選びます。猫は眠っている無防備な状態の自分を守ってくれる、絶対的に信頼できる人と一緒に寝たがります。また、寝返りが少なく静かに寝る人や、香水などの強い匂いがしない人も好む傾向があります。
猫が飼い主を大好きなサインは?
一緒に寝てくれること自体が大好きのサインですが、他にもたくさんあります。しっぽをピンと立てて近づいてきたり、お腹を見せてくれたり、体をスリスリしてきたりするのは、あなたに心を許している証拠です。また、ゆっくりとまばたきをするのは「大好き」という気持ちを伝えていると言われています。
参考:猫の愛情表現とは?猫がよく使う12のサインと正しい応答方法を解説!
猫が一緒に寝たがる理由は?
一番の理由は、飼い主さんのそばが最も安全で安心できる場所だと信頼しているからです。その他にも、飼い主さんの体温で暖をとりたかったり、母猫に甘えるような気持ちだったり、時には飼い主さんを守ろうという本能から一緒に寝ることもあります。
猫の横で毎晩一緒に寝たらどのような影響がある?
飼い主にとっては、愛猫と触れ合うことでリラックスでき、幸福感が高まるというメリットがあります。猫の温もりや喉を鳴らす音に癒やされ、ストレスが軽減される効果も期待できます。一方で、猫の動きで睡眠が浅くなったり、猫アレルギーが悪化したりする可能性も。また、ノミ・ダニや人獣共通感染症のリスク管理も重要になります。
子猫と一緒に寝ると圧死する可能性ある?
はい、残念ながらその可能性はあります。体がまだ小さく、自分で危険を回避する能力が低い子猫は、飼い主さんの寝返りなどで圧迫されてしまう危険があります。体が十分に大きくなる生後4〜5ヶ月くらいまでは、同じ布団で寝るのは避けた方が安全です。
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