犬を飼うと旅行に行けない?預け方から犬連れ旅のコツ、注意点を解説!

目次
「旅行が好きだから、犬を飼うのをためらってしまう…」
「愛犬のお世話があるから、もう何年も旅行に行けていない…」
そんなふうに、「犬を飼うと旅行に行けない」と諦めていませんか?
大切な家族の一員である愛犬との生活は大事ですが、好きな旅行を我慢し続けるのは少し寂しいですよね。でも、いくつかのポイントさえ押さえれば、愛犬がいても旅行を楽しむことは十分に可能です。
この記事では、愛犬を安心して預ける方法から、一緒に旅行を楽しむための具体的なコツまで徹底解説します。
あなたと愛犬にぴったりのスタイルがきっと見つかりますよ。
犬を飼うと旅行に行けないと言われる3つの理由とは?
「犬を飼うと、以前のように気軽に旅行ができなくなる」と感じる飼い主さんは少なくありません。それは単なる思い込みではなく、きちんとした理由があります。
自宅での長時間の留守番に伴うリスクや不安
最も大きな理由が、愛犬を長時間ひとりでお留守番させることへの不安です。犬は群れで生活する動物のため、孤独は大きなストレス源となりえます。特に1泊以上のお留守番は愛犬の心身に大きな負担をかけ、以下のようなリスクを高めます。
- 問題行動の誘発:寂しさや退屈から、室内を荒らす、遠吠えをする、トイレ以外の場所で排泄するといった問題行動につながることがあります。
- 事故や体調不良への対応:留守番中に誤飲やケガをしたり、体調が急変したりしても、飼い主さんがそばにいなければすぐに対応できません。ペットカメラで様子を確認できても、駆けつけるまでには時間がかかります。
- トイレの問題:特に外でしか排泄しない習慣の犬にとって、長時間の留守番は排泄を無理に我慢させることになり、健康上の問題を引き起こす可能性もあります。
言うまでもありませんが、数日分の食事を用意して愛犬だけを家に残して旅行に出かけるのは、絶対にしてはいけない行為です。
ペットホテルなど預け先に対する懸念
「それならペットホテルに預ければ安心」と考えるかもしれませんが、そこにもいくつかの懸念点が存在します。
多くのペットホテルや動物病院では、犬は狭いケージで過ごす時間が長くなりがちです。また、施設によっては十分な散歩の時間が確保されなかったり、夜間はスタッフが不在になったりするケースも少なくありません。
実際、一部の専門家や飼い主の間では「自分の愛犬は預けたくない」という声もあるほど、預け先の環境については慎重な判断が求められます。
環境の変化が愛犬に与える大きなストレス
自宅での留守番にせよ、どこかに預けるにせよ、飼い主さんと離れて普段と違う環境に置かれること自体が、愛犬にとって大きなストレスになります。
特に繊細な性格の犬の場合、強い不安から食欲不振に陥ったり、下痢や嘔吐といった体調不良を引き起こしたりすることも珍しくありません。愛犬の心と体の健康を考えると、簡単には家を空けられないと感じるのは当然のことなのです。
愛犬がいても旅行は楽しめる!主な選択肢は2つ
ここまで読むと「やっぱり犬を飼うと旅行は無理なのか…」と感じてしまうかもしれません。しかし、諦めるのはまだ早いです。
犬を飼うと「自由に旅先を選んだり、思いつきで出かけたりするのが難しくなる」のは事実ですが、「完全に旅行に行けない」わけではありません。適切な準備と工夫さえすれば、旅行を楽しむことは可能です。そのための主な選択肢は、大きく分けて2つあります。
選択肢①:信頼できるプロや施設に預ける
飼い主さんだけで旅行を楽しむための選択肢です。愛犬のことをよく理解し、専門的な知識を持ったプロや、信頼できる施設に預けることで、安心して旅行に出かけられます。
選択肢②:愛犬と一緒に旅行へ行く
近年、愛犬は「ペット」ではなく「家族の一員(コンパニオンアニマル)」と考える人が増え、一緒に旅行を楽しむ「ペットツーリズム」が注目されています。犬同伴OKの宿泊施設や観光スポットも増えており、愛犬と一緒にかけがえのない思い出を作ることができます。
旅行中に愛犬を安心して預ける方法
旅行中に愛犬を預けるには、以下のような選択肢があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、愛犬の性格や健康状態に合わせて最適な場所を選びましょう。
メリット | デメリット | ポイント | |
ペットホテル | ・空調管理などの設備が整っている ・他の犬と交流できる場合がある ・動物病院併設なら緊急時も安心 |
・他の犬とのトラブルや病気感染のリスク ・環境変化によるストレスが大きい |
・事前に施設を見学する ・スタッフの対応や清潔さを確認 ・「お試し預かり」を利用する |
ペットシッター | ・住み慣れた自宅で過ごせるため、犬のストレスが少ない ・日帰り〜2泊程度の短期旅行に最適 |
・シッター不在時は犬が一人になる ・自宅の鍵を預ける必要がある |
・信頼できる事業者を選ぶ ・事前の打ち合わせで相性やサービス内容を確認する |
動物病院 | ・獣医師が常駐しているため、持病や高齢の犬も安心 ・体調の急変にすぐ対応できる |
・散歩や遊びの時間が少ない場合がある ・医療施設のため健康な犬にはストレスになる可能性 |
・預かり中の過ごし方(ケージの広さ、散歩の有無など)を詳しく確認する |
友人・家族 | ・愛犬が慣れ親しんだ人に世話をしてもらえる ・費用を抑えられる |
・相手がプロではないため緊急時の対応が難しい ・トラブル時に人間関係が悪化するリスク |
・食事量や持病など、愛犬の情報を細かくメモで渡しておく |
愛犬との旅行を成功させる準備とコツ
愛犬と一緒に旅行に行けば、寂しい思いをさせる心配はなく、楽しい思い出を共有できます。しかし、そのためには事前の準備と情報収集が重要です。
まずは「クレート」と「車」に慣らす練習から
車での移動や宿泊先での待機に備え、クレート(キャリーケース)を「安心できる自分の居場所」だと犬に教えておくことが大切です。普段からおやつを使ったり、中で寝かせたりして、クレートに良いイメージを持たせましょう。
また、車酔いする犬もいるので、まずはエンジンをかけるだけ、次は近所を一周するだけ、というように短い時間から車に乗る練習を重ねて、少しずつ慣らしていくことが重要です。
関連記事:犬の車酔いの原因は?症状と対策を知って予防しよう!おすすめグッズの紹介も
犬同伴OKの宿泊施設と交通手段
最近は「ペット同伴可」の宿泊施設が全国に2,000軒以上存在し、その選択肢は豊富です。ドッグラン付きのホテルや、愛犬用の食事を提供してくれる旅館など、サービスも多様化しています。
- 車:最も自由度が高く、一般的な移動手段です。
- 電車:多くの鉄道会社では、規定サイズのケージに入れ、顔が出ないようにすれば同乗可能です。ただし、小型犬に限られることがほとんどです。
- 飛行機:犬は客室には乗れず、貨物室で輸送されます。気圧の変化や大きな音は犬に強いストレスを与えるため、慎重な判断が必要です。
【必須】旅行の持ち物チェックリスト
旅行先で慌てないために、必要なものは事前にリストアップしておきましょう。
- 普段食べているフード、おやつ
- 食器、給水ボトル
- リード、首輪(ハーネス)
- トイレシーツ、うんち袋
- お気に入りのおもちゃ、ブランケット
- ワクチン接種証明書、常備薬
移動中や旅行先で守るべきマナーと注意点
みんなが気持ちよく過ごすために、飼い主としてのマナーは必ず守りましょう。
- こまめな休憩:車での長距離移動では、最低でも2時間に1回は休憩を取り、愛犬に排泄や水分補給の時間を作りましょう。
- リードの着用:宿泊施設の共有スペースや観光地では、必ずリードを着用します。
- 無駄吠えの管理:他の宿泊客の迷惑にならないよう、無駄吠えをさせない工夫が必要です。
- 粗相対策:部屋の中ではマナーパンツを着用させるなど、粗相対策を徹底しましょう。
- 証明書の携帯:ドッグランや宿泊施設では、ワクチン接種証明書の提示を求められることが多いので、忘れずに持参してください。
関連記事:犬の散歩中のおしっこマナーは?迷惑になる前に守るべき 5つの対策を解説
短期旅行中の留守番で気をつけること
ペットシッターなどを頼まず、日帰りや1泊程度の短い時間だけお留守番させる場合に、最低限気をつけるべきポイントを解説します。
犬だけでお留守番できる時間の限界は?
犬の年齢や性格によって異なりますが、一般的に健康な成犬でお留守番できるのは最大15時間程度が目安とされています。子犬は低血糖のリスクもあるため、最長でも10時間までとし、日をまたぐ長時間の留守番は原則として避けましょう。
関連記事:犬が留守番できる時間は?留守番させるときの5つのポイントも解説!
愛犬が安全・快適に過ごせる環境の整え方
短時間であっても、愛犬が安全に過ごせる環境を整えるのは飼い主さんの責務です。
- 室温管理:室温は22〜24度、湿度は50%前後が理想です。特に夏場は熱中症予防のため、エアコンはつけたまま出かけましょう。
- 食事と水:10時間以上家を空ける場合は、自動給餌器の利用が推奨されます。水は万が一こぼしても飲めるように、複数箇所に用意しておくと安心です。
- 危険物の片付け:誤飲につながる小物や、犬がいたずらして感電する恐れのある電気コードなどは、犬の届かない場所に片付けておきましょう。
外出中の様子がわかるペットカメラの活用
ペットカメラを設置すれば、外出先からスマホで愛犬の様子を確認できて安心です。ただし、カメラで異変に気づいてもすぐに対処はできないため、過信は禁物です。あくまで補助的なツールとして活用しましょう。
愛犬との旅行・お出かけに役立つiDog&iCatのおすすめアイテム
愛犬との旅行をより安全で快適にするために、便利なグッズを活用するのもおすすめです。iDog&iCatでは、お出かけがもっと楽しくなるようなアイテムを多数ご用意しています。
車移動の必需品:スクエアドライブベッド
車でのお出かけが多い飼い主さんにおすすめの、愛犬専用カーシートです。35mm厚のウレタンクッションが愛犬の体をしっかり支え、長距離ドライブでも快適に過ごせます。
防水加工で汚れに強く、2本のベルトと飛び出し防止リードで安全性も抜群。サイドポケット付きで、リードやおやつの収納にも便利です。
水分補給の強い味方:折りたたみ式給水ボトル
旅行先での水分補給に大活躍する、ボトルとお皿が一体になった便利な給水ボトルです。ボトルを押すだけでカップに水が溜まり、片手で簡単に愛犬に水を与えられます。
約600mlの大容量で長時間のお出かけも安心。カラビナ付きストラップで持ち運びも楽々、熱中症対策の強い味方です。
お散歩マナーの必需品:マナーポーチ
旅行先でのマナーを守るために欠かせない、スタイリッシュなマナーポーチです。撥水加工の表地と消臭効果のある不織布の内側で、ニオイを気にせずうんち袋を持ち運べます。
三角形のコンパクトな形状で、お散歩バッグにすっきり収まり、旅行の荷物を増やしません。
まとめ
ここまで、愛犬がいても旅行を楽しむためのさまざまな方法をご紹介しました。
愛犬を預けるのか、それとも一緒に連れて行くのか。どの方法を選ぶにしても、最も大切な判断基準は「その選択が、あなたの愛犬にとって快適かどうか」です。
環境の変化に敏感な子、他の犬が苦手な子、持病がある子など、犬の性格や体調はさまざまです。飼い主さんの「旅行に行きたい」という気持ちだけで判断するのではなく、愛犬の様子をしっかりと見極め、無理のない計画を立てることが何よりも重要です。
愛犬にとっても、飼い主さんにとっても楽しい旅行になるよう最大限の配慮をしてあげたいですね!
犬を飼うと旅行に行けないことに関するよくある質問
旅行のために犬をペットホテルに預けるのは、かわいそうなことですか?
一概にかわいそうとは言えません。犬にとって安全で快適な環境を提供してくれる質の高いペットホテルであれば、犬もリラックスして過ごせることがあります。大切なのは、施設の質をしっかりと見極め、ご自身の愛犬の性格に合っているか(他の犬と過ごすのが好きか、一人が好きかなど)を考慮してあげることです。事前の見学やお試し預かりをおすすめします。
愛犬との初めての旅行で、気をつけるべきことは何ですか?
まずは、移動時間が短い近場の旅行から始めるのがおすすめです。車に慣れていない場合は、短いドライブから練習しましょう。また、旅行先ではしゃぎすぎて疲れてしまうこともあるので、スケジュールには余裕を持たせ、愛犬がゆっくり休める時間を確保してあげてください。
旅行に連れて行けない犬種はありますか?
特に短頭種(フレンチ・ブルドッグやパグなど)は、体温調節が苦手で呼吸器系に負担がかかりやすいため、夏の暑い時期の旅行や、飛行機での移動には注意が必要です。航空会社によっては搭乗を断られる場合もあります。また、持病がある犬や高齢の犬、環境の変化に極端に弱い犬も、無理に連れて行くのは避けた方が賢明です。
ペットシッターを頼む場合、どうやって信頼できる人を探せばいいですか?
実績が豊富で、口コミの評価が高い事業者を選ぶのが基本です。動物取扱業の登録がされているか、万が一の事故に備えてペットシッター保険に加入しているかも必ず確認しましょう。契約前の面談で、シッターさんの人柄や知識、愛犬との相性をしっかりチェックすることが大切です。
大切な家族だから、「心地よさ」を贈りたい。【IDOG&ICAT】のアイテム
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