犬の去勢手術・避妊手術のタイミングは?費用は?術後の安静期間や気を付けること
目次
愛犬の去勢・避妊を考えている飼い主さんも、手術をすると思うと心配なことやわからないことも多いですよね。
- 犬の去勢・避妊手術のタイミングは?
- 犬の去勢・避妊手術の費用はいくら?
- 犬の去勢・避妊手術、痛みはどのぐらい?
- 犬の去勢・避妊手術後、安静期間は?
- エリザベスカラーはいつまでつけていればいいの?
- 犬の去勢・避妊手術、抜糸までの期間や過ごし方は?
この記事では、飼い主さんが気になるポイントを徹底解説します。去勢・避妊手術した犬におすすめのアイテムも合わせてご紹介するので、参考にしてくださいね。
■避妊・去勢手術を悩んでいる飼い主さんはこちらの記事へ■
犬の避妊・去勢手術のメリットとデメリット|術後ケアの注意点
犬の去勢手術・避妊手術のタイミングはいつ?
犬を飼いはじめたら、気になることのひとつに去勢・避妊手術のタイミングがあります。ベストなタイミングはいつなのか、それより早かったり遅かったりしても大丈夫なのかも心配ですよね。また、成犬になってから飼いはじめた場合、手術できるリミットがいつなのかも気になりますよね。
日本では一般的に生後6ヶ月頃前後が良いとされていますが、動物病院によっては4ヶ月〜8ヶ月頃というところもあります。オスの場合、生殖能力が完成する生後1年よりも前に去勢手術を受ける方がよいでしょう。成犬になる前に去勢手術を受ければ、メス犬の発情によるストレスがなくなります。また、前立腺肥大や精巣腫瘍、肛門周囲腺腫など精巣ホルモンの働きが関係する病気のリスクが低くなるメリットもあります。
メスの場合は、最初の発情期の前に避妊手術を行うと、子宮など生殖器の疾患や乳腺腫瘍の発生リスクが減り予防できると言われています。最初の発情期の時期は個体差はありますが、小型犬が生後7~10ヶ月後、中・大型犬は生後8~12ヶ月頃とされています。
もちろん、成犬になってからでも去勢・避妊手術は可能です。ただし、発情期間中のメスは、ホルモンの影響で出血が止まりにくいため手術を受けることができません。手術のタイミングは発情期を避け、獣医師と相談して決めましょう。
病気の発症リスクは、小型犬で7〜9歳、大型犬で6〜7歳頃から高まります。それよりも前、できれば5歳頃までに手術を終えた方は良いといわれています。高齢期に入った犬の場合は麻酔によるリスクも考慮して、獣医師と相談して行うようにしましょう。
犬の去勢手術・避妊手術の費用はいくら?
犬の去勢・避妊手術の費用は、一律ではなく動物病院によって異なります。一般的には、体重が重くなるほど金額が高くなることが多いでしょう。動物病院によっては、施術前検査や抜糸代、内服薬代などが別料金になることもあります。事前にしっかり確認しておきましょう。
去勢手術費用の目安
小・中型犬:20,000〜30,000円前後
大型犬:30,000円前後〜
避妊手術費用の目安
小・中型犬:50,000円前後
大型犬:60,000円前後〜
去勢手術・避妊手術は、ペット保険の給付対象外となるため、手術費用は全額自己負担です。犬の去勢・避妊手術の助成金制度もありますが、条件や申請方法、補助金額は自治体によって異なります。お住まいの地域で確認してください。
犬の去勢手術・避妊手術、痛みはどのぐらい?
去勢・避妊手術を終えた犬の様子が心配だという飼い主さんは多いでしょう。ここでは、手術後の犬に一般的にみられる様子を解説します。
傷口をずっと気にしている
手術後の傷口を気にする犬は多く、なめたり噛んだりしたがります。けれども、傷口をなめてしまうと治りが遅くなるだけでなく、縫合した糸を噛み切ってしまったり傷口が開いてしまったりする可能性もあるので注意してください。エリザベスカラーをつけて物理的に傷口を舐められないようにしましょう。
「エリザベスカラーをつけると動きにくく犬のストレスになりそう、と心配する飼い主さんもいますが、大抵は2〜3日で慣れて日常生活は問題なくおくれるようになります。けれども、犬の性格によっては慣れることが難しい場合もあります。柔らかい布製のエリザベスカラーや術後服で対応してあげましょう。
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食欲がなくなる
人間でもそうですが、手術をした直後は食欲が落ちるものです。時間が経てばしだいに食欲は回復してきます。もしも、数日たっても何も食べようとしない、少し食べて残してしまう、食べたものを吐いてしまうなどの症状がある場合は、獣医師さんに相談してください。ストレスによる胃腸炎や術部の感染症などが原因の可能性があります。
排泄をしなくなった
手術前後は絶食していてお水も飲んでいません。そのため、手術後すぐに排泄をしない犬も少なくありません。とくに排便は、絶食の後も食欲がなくあまり食べない犬も多いため数日かかる場合もあります。その一方、ストレスなどから下痢してしまう犬もいます。その場合は、速やかに動物病院で相談しましょう。
散歩であるかない
ストレスや手術の疲れから、散歩で歩かなくなる犬もいます。大抵は数日すると、なにごともなかったように歩き出す犬が多いです。また、獣医師さんによっては、手術後の散歩を控えるよう言われたり、抜糸まではあまり歩かせないようにという指示が出る場合もあります。去勢・避妊手術後の散歩は、執刀した獣医師さんの指示とアドバイスにしたがって行ってください。
異常がある場合は速やかに獣医師へ相談を
- 術後36時間以上たっても出血がある
- 傷口が開いている
- 翌日以降も痛がる様子を見せる
- 傷口が腫れた・化膿した
- 安静にしているのに、ずっとパンティングをしている
上記のような症状が見られたら、すぐに動物病院へ行ってください。
犬の去勢手術・避妊手術、安静期間は?
去勢手術
去勢手術にかかる時間は約30〜40分、半日程度の入院が一般的です。去勢手術後の傷の大きさは一般的には数センチ程度ですが、取り出す精巣の大きさにもよるため年齢や体型などにより傷の大きさも個体差があります。
避妊手術
避妊手術にかかる時間は、約1時間〜1時間半、1〜2泊の入院が一般的です。傷の大きさは犬種や犬のサイズによって異なりますが、通常は1.5cm~4cmぐらいです。
安静期間はどのぐらい?
手術をしたからといって犬を安静にさせて見守っている必要はなく、基本的には飼い主は日常生活に戻って問題ありません。とはいえ、病気が見つかるなどイレギュラーな場合は、安静期間や特別なケアが必要になったりします。去勢・避妊手術当日と退院日は予定をいれない方が安心です。
問題なく手術が終わった場合でも、数日間は犬は寝ている時間が長くなります。過度にかまわず、まずはゆっくり休ませてあげましょう。散歩については、執刀した獣医師さんの指示にしたがってください。
多くの犬は、手術後2〜3日で元気が戻りいつも通り過ごすようになります。とはいえ、傷はまだついていないので無理はさせず、おでかけや旅行などは抜糸までは我慢しましょう。
ふわもこ腹巻き
エリザベスカラーをつけていても、傷口を気にしてしまう犬もいます。術後服や腹巻きなどで傷口を見えなくして、気をそらせてあげましょう。伸縮性も抜群で動きやすさも◎しっとりとやわらかい付け心地です。
エリザベスカラーはいつまでつける?
犬が傷口をなめないように、抜糸まではつけておきましょう。抜糸直後も、かゆみを感じたり傷口を気にしたりすることがあります。スグにはずさず、1〜2日ほど様子をみながら外すようにしてください。エリザベスカラーが邪魔で水や食事がうまく取れない場合には、食器の位置を高くしてあげるとよいでしょう。
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■犬の手術後ケアの注意点はこちらの記事へ■
犬の避妊・去勢手術のメリットとデメリット|術後ケアの注意点
犬の去勢手術・避妊手術、抜糸までの期間は?
オスの場合、抜糸までは手術後1週間〜10日が目安です。メスの避妊手術の場合、病院によって違いはありますが、抜糸までの期間は手術後1週間〜10日が目安です。ただし、子宮の病気などでお腹を大きく切開することがあり、傷がくっつくまでに時間がかかってしまうこともあります。傷の大きさや状態にもよりますが、イレギュラーな場合には抜糸まで2週間程度かかることもあるでしょう。
動物病院によっては、犬の体内で溶ける吸収糸という糸を使用している場合もあります。吸収糸は傷口がふさがる頃、手術後約2週間以降からゆっくりと溶けはじめます。吸収糸が完全に溶けるまでは、約2ヶ月ほどかかります。
去勢・避妊手術後、最初のシャンプーは抜糸をしてから2〜3日後と考えましょう。その間は、なるべく体が汚れないようにして過ごしてください。つなぎタイプのドッグウェアなら、全身をカバーできて安心です。
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