犬と海水浴行く際の注意点とは?必需品の7つの持ち物リストも!

目次
愛犬との海水浴は、夏の楽しみの一つで、毎年心待ちにしている人も多いでしょう。
しかし、海水浴には熱中症や事故、皮膚炎、誤飲など、愛犬にとっての危険も少なくありません。
そのため、飼い主であるあなたがきちんとその危険性を理解し、それに向けた準備、注意が求められるのです。
そのような中、具体的に以下のような疑問を抱いたことはありませんか?
- 犬と海で泳いだ後はどうしたらいい?
- 犬が海水で中毒になる場合の症状は?
- 犬を海水浴場で洗うのはどうしたらいい?
これらに対する事前知識は、愛犬との海水浴を安全に楽しむために重要なことです。
そこで本記事では、海水浴で起こり得る危険から愛犬を守り、楽しい思い出を作るための準備と注意点を、網羅的に解説します。
愛犬との海水浴を安全に楽しむためにも、ぜひ最後まで参考にしてくださいね。
犬と海水浴に行く前にリサーチすること
海水浴に犬を連れて行く際、事前のリサーチは非常に重要です。
リサーチするか否かで、飼い主だけでなく、愛犬にとっても安全に楽しめるかどうかが変わってきます。
犬と行く海水浴場選びのポイント
愛犬が安全に海水浴を楽しむためには、海水浴場の自然環境が重要になります。
犬連れOKの海水浴場
まず第一に、「犬連れOKの海水浴場」を探します。
ペット不可であれば、そもそも海水浴できないので、この点は必須条件です。
海水の透明度
次に「海水の透明度」です。
海水が清潔であることは、犬が海水を飲んでしまった時の健康リスクを軽減できます。
実際、海水を少量飲むことはさほど大きな問題にはなりません。
しかし、大量に飲んでしまうと、その塩分濃度から「塩分中毒」を引き起こすことがあります。
塩分中毒の症状には、嘔吐、下痢、過度の喉の渇き、異常な行動、けいれん、場合によっては昏睡状態に陥ることまであるため、注意が必要です。
万が一、大量に海水を飲んでしまった場合は、新鮮な水を与え、体の中の過剰な塩分を薄めることが重要です。
もし「塩分中毒」の症状が見られた場合には、かかりつけの獣医師に相談しましょう。
波の高さ
波の高さも重要です。
小さな犬や泳ぎが苦手な犬にとって、高い波は大きなストレスであり、溺れてしまったり、怪我をするリスクが生じます。
これは風の強さや天候にも左右されるので、当日の天候などもチェックするようにしましょう。
砂の質
細かく柔らかい砂であることが望ましいです。
犬の肉球に優しく、遊んだ後のお手入れもしやすいためです。
もし硬い砂浜であれば、肉球が傷ついてしまい、怪我や感染症のリスクが向上します。
休憩場所の確認
休憩場所とその環境も、事前に確認しておく必要があります。
具体的には、日陰の場所、水場の確認です。
炎天下での長時間の外出は、熱中症のリスクが向上します。
そのため、日陰で一休みできる場所があるかを確認しましょう。
また、十分な水分補給は熱中症対策に不可欠です。
水飲み場が整備されていることを確認しておきます。
施設の充実度
施設においては、以下の点をリサーチしておきます。
- 駐車場:車でのアクセスが容易であることは、特に大型犬を連れての外出において便利です。
- トイレ:長時間の滞在を考えると、トイレの清潔さや利用のしやすさは重要になります。
- 救護施設:万が一の怪我や体調不良に備えて、近くに救護施設があるかを確認しておきます。
これらの点を踏まえた海水浴場を選ぶことで、愛犬との海水浴がより安全で快適なものになります。
犬と海水浴へ行くための持ち物リスト
犬連れで海水浴を楽しむためには、愛犬の安全を考慮したアイテムが必要です。
7つの必須アイテム
必須アイテムは、以下の通りです。
- リード、首輪、ハーネス
- タオル
- 餌・水飲み容器
- 犬用の日焼け止め
- 犬用の虫よけ
- 排泄物用の袋
- 愛犬の健康手帳
リード、首輪、ハーネス
リードやハーネスは、愛犬が迷子にならないようにするために必須のアイテムです。
適切な長さのリードと、犬の体に合った首輪やハーネスを持っていきましょう。
タオル
タオルは、海水で濡れた際に、愛犬を拭くために必要です。
できれば吸水性の高いものが好ましいです。
餌・水飲み容器
また、犬用の餌・水飲み容器も当然必要になります。
水分補給は熱中症対策にもなるため、常に清潔な水を用意しておきましょう。
犬用の日焼け止め
暑い場所に長く滞在することで、犬の皮膚も日焼けしてしまいます。
特に短毛種の犬には、求められるアイテムです。
ちなみに、人間用の日焼け止めはNGです。
それに含まれる化学物質や香料は、犬の皮膚に刺激を与える可能性があります。
特に、犬が舐めてしまうと、その有害な化学物質が体内に入り、中毒症状を引き起こす危険性が生じます。
そのため、必ず犬用に作られたものを使用しましょう。
犬用の虫よけ
海水浴場には虫が多いため、犬用の虫よけも用意しておきましょう。
自然の中では、蚊やハチ、ダニといった虫が多く存在し、これらに刺されると犬は不快感を感じるだけでなく、アレルギー反応を示したり、病気を媒介するケースもあります。
また、日焼け止め同様に、虫よけに関しても人間用のものはNGです。
人間用の虫よけには、「ディート(DEET)」などの化学成分が含まれていることが多いです。
しかし、これが犬にとって有害である可能性があります。
ディートとは、化学名は「ジエチルトルアミド」といい、1946年にアメリカで開発された虫よけ剤です。日本でも50年以上にわたって広く使われています。(中略)また、ディートは毒性が低いものとして広く使われていましたが、2000年前後にアメリカやカナダで安全性について再評価する動きがあり、日本でも次のような使用上の注意が設けられるようになりました。
・生後6か月未満は使用してはいけない
・生後6か月以上2歳未満は1日1回
・2歳以上12歳未満は1日1~3回
・ディート濃度30%の商品は、12歳から(12歳未満には使ってはいけない)
引用元:メトロファーマシー-虫よけスプレーの選び方–
排泄物用の袋
ウンチ袋は、マナーの一環として必需品です。
公共の場では、犬の排泄物を持ち帰ることが義務付けられています。
足りなくならないように、多めに持参しましょう。
愛犬の健康手帳
最後は、愛犬の健康手帳です。
万が一の事故や怪我に備えて、健康手帳を携帯しておくと安心です。
犬用のおすすめアイテム
必需品の他にも、犬用のおすすめアイテムがあります。
以下の中で、気になるものがあれば、準備していきましょう。
- 帽子:直射日光を避けるために有効です。
- サングラス:眩しい日差しから愛犬の目を守ります。
- 犬浮き輪:水遊びを安全に楽しむために役立ちます。
- おもちゃ:愛犬が楽しめるようにあれば良いです。
- ライフジャケット:海で泳ぐ際の安全性を高められます。
海水浴で愛犬に起こり得る危険と注意点
犬との海水浴は、楽しい思い出になる一方、危険も潜んでいます。
具体的には、以下の通りです。
- 熱中症
- 事故
- 皮膚炎
- 耳の病気
- その他(誤飲・怪我など)
参考:AES-Top Beach Dangers for Dogs–
熱中症
犬は人間よりも体温調節が苦手であることから、海水浴中の熱中症は、愛犬にとって大きなリスクです。
高温と直射日光の下では、以下の対策を心がけましょう。
- 水分補給
- 日陰での休憩
- 適切な場所選び
愛犬がいつでも新鮮な水を飲めるように、水とそのための容器を用意しておきます。
水の量や頻度については、普段よりも多く、頻繁に水分を与えることが重要です。
また、直射日光を避け、涼しい日陰で定期的に休憩を取ることも求められます。
海水浴場の中で拠点とする場所は、風通しが良く、日陰のある場所を選ぶようにしましょう。
事故
犬が海に流されたり、他の海水浴客にぶつかったり、様々な事故が考えられます。
事故のリスクを少しでも軽減するために、以下のような注意が必要です。
- リードで管理する
- 安全な範囲で繋いでおく
- 愛犬から目を離さない
- 海水浴場のルールを遵守する
愛犬が予期せぬ事故に遭わないためにも、常にリードを適切に管理しましょう。
リードで固定する際は、愛犬が自由に動ける範囲内で安全に固定しておきます。
また、できるだけ愛犬から目を離さないようにし、他の来場者や犬とのトラブルを防ぐことも大切です。
海水浴場のルールやマナーを事前に確認し、遵守することは飼い主の責務です。
皮膚炎
海水浴後の塩分が付着したまま放置すると、愛犬の皮膚や被毛にダメージを与え、皮膚炎などの原因になることがあります。
そのため、海水浴後は真水で体を洗い流して、塩分をしっかり落とすことが大切です。
耳の病気
海水浴中に耳に水が入ると、外耳炎などの原因になることがあります。
海から上がったら、犬の耳の水分をしっかり拭き取り、乾燥させてあげることが重要です。
その他(誤飲・怪我など)
犬が誤飲する可能性のあるもの (貝殻、石など) には、注意が必要です。
また、普段と異なる環境から、愛犬が興奮しすぎて、怪我をする可能性もあります。
海水浴場には他の犬もいてるため、彼らと喧嘩しないように目を離さず、リードやハーネスを用いて制御できるようにしておきましょう。
犬と海水浴を楽しむためのコツ
愛犬との海水浴を最大限に楽しむには、いくつかのコツがあります。
特に重要なのは、無理強いせずに愛犬のペースに合わせて行動すること、そして安全に一緒に遊ぶ方法を知っておくことです。
無理強いしない
愛犬が水辺の活動を楽しむためには、まず愛犬の意思を尊重することが大切です。
決して無理強いしてはいけません。
愛犬にとって大きなストレスをなり得ます。
参考:飼い犬がストレスを感じているサインとは?4つの発散方法も徹底解説! #182
具体的には、以下のことを意識してあげましょう。
- 愛犬のサインを見極める
- 恐怖や不安を示す行動を察知する
- 徐々に水に慣れさせる
愛犬が水に対して恐怖心を抱いている場合、無理に水に近づけることは避け、リラックスしているか、不安を感じているかを見極める必要があります。
特に、鳴き声やしっぽを下げるなど、愛犬が不安を感じているサインに注意してあげることが大切です。
水に慣れていない場合は、徐々に水辺に近づけるようにします。
最初は浅瀬で遊ぶなど、段階的に水との距離を縮めていくことが有効です。
水辺の環境に慣れるまでは、時間がかかるかもしれません。
しかし、普段と異なる環境であるからこそ、無理強いせずに徐々に慣れ親しませるようにしてあげましょう。
一緒に遊ぶコツ
愛犬と一緒に楽しく遊ぶためには、安全性も考慮し、以下のことを心がける必要があります。
- 愛犬との水遊び
- 安全な遊び方
- ボール遊び
- 適切なおもちゃ選び
海水浴では、一緒に泳いだり、浅瀬で遊んだりすることができます。
しかし、愛犬が水中でパニックにならないよう、常にそばで見守り、サポートすることが大切です。
また、仮に水が苦手な犬でも、ボール遊びは楽しめることが多いです。
海で使用する場合、浮くボールを使うと、より安全に遊ぶことができます。
おもちゃを活用する場合は、水に強く、安全な素材でできたおもちゃを選び、愛犬が噛んだり引っ張ったりしても壊れないものが好ましいです。
海水浴後のアフターケア
海水浴は愛犬との楽しいアクティビティですが、終わった後のアフターケアも非常に重要です。
適切なケアを行うことで、その後の愛犬の健康を守ることができます。
洗い方とタイミング
海水に含まれる塩分は、愛犬の皮膚や被毛にダメージを与える可能性があります。
そのため、海水浴後は以下の手順でケアしましょう。
- 真水での洗浄
- 洗浄のタイミング
海水浴が終わったら、できるだけ早く愛犬を真水で洗いましょう。
海水の塩分を残さないように、全身を丁寧にすすぐことが重要です。
特に耳に関しては、外耳炎などのリスクもあるため、洗った後は綺麗に拭き取る必要があります。
海水浴場にシャワー施設がある場合は、帰宅前にその場で洗い流してあげると良いでしょう。
もし海水浴場にシャワー施設がない場合は、自宅に帰ってからすぐに洗うようにします。
皮膚と被毛のケア
真水で洗い流した後のケアも必要です。
- 皮膚のチェック
- 被毛の乾燥
- ブラッシング
洗い終わったら、愛犬の皮膚に異常がないかをチェックします。
皮膚に赤みやかぶれがないかを、確認してあげましょう。
タオルで水分をしっかりと取り除いた後、ドライヤーを使って完全に乾かします。
このとき、ドライヤーの温度が高すぎないように注意が必要です。
乾燥後においては、ブラッシングを行い、海水浴で絡まった被毛を丁寧に解きほぐしてあげましょう。
これらのケアにより、皮膚の通気性を良くし、被毛の健康を保つことができます。
内部からのケア
外部ケアだけでなく、内部からのケアも重要です。
それは水分と栄養の補給です。
- 水分補給
- 栄養補給
海水浴では、普段より活動量が多くなりやすい傾向にあります。
そのためアクティビティの後は、十分に水分を摂取することが重要です。
また、運動量が増えることでエネルギーの消費量も大きくなります。
栄養バランスの取れた適切な食事を与えて、体力を回復させてあげましょう。
準備とアフターケアを怠らず、愛犬との海水浴を全力で楽しもう!
愛犬と一緒に海水浴を楽しむためには、それ相応の準備と細心の注意が求められます。
準備は、事前に犬連れでの入場が可能な海水浴場を見つけ出すことから始まり、海水浴場が愛犬にとって安全かつ楽しめる場所であるかどうかまで確認することが大切です。
具体的には、海水の清潔さ、波の高さ、砂の質、そして十分な日陰や水飲み場があるかなどの条件が、チェックする項目として挙げられます。
さらに、海水浴に必要な持ち物リストを事前に用意し、忘れ物がないようにすることも大切です。
リードやハーネス、餌や水飲み容器、日焼け止め、虫よけなどのアイテムが必要になります。
海水浴当日においては、熱中症対策、事故防止、他の犬とのトラブルなど、注意すべきことが多々あります。
また、帰宅後のケアも重要です。
海水の塩分や日差しによるダメージから愛犬を守るために、海水浴後は真水で丁寧に洗い流し、乾かしてあげましょう。
愛犬との海水浴は、普段と異なる環境であることから特別な体験です。
それを飼い主と愛犬双方にとって、忘れられない楽しい思い出にするためにも、事前準備とアフターケアを怠らないようにしてあげたいですね!
Q&A
Q1:犬と海で泳いだ後はどうしたらいい?
A1:海で泳いだ後は、犬の体から海水の塩分を洗い流すために、できるだけ早く真水で全身をすすぎ、乾燥させてください。また、皮膚や被毛に異常がないかをチェックし、ブラッシングも行いましょう。
Q2:犬が海水で中毒になる場合の症状は?
A2:犬が海水を過剰に飲み込むと、嘔吐、下痢、脱水、ひどい場合にはナトリウムの過剰摂取による中毒症状(不安定な歩行、けいれん、昏睡など)が見られることがあります。これらの症状が見られた場合は、直ちに獣医師の診察を受けてください。
Q3:犬を海水浴場で洗うのはどうしたらいい?
A3:海水浴場で犬を洗う場合、海水浴場に設置されているシャワー施設を利用して、全身の海水を真水で丁寧に洗い流してください。犬がシャワーに慣れていない場合は、優しく声をかけながら落ち着かせ、気持ちよく洗えるようにしてあげましょう。
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