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夏のお散歩では、「クール服とネッククーラー、どちらを使えばいいの?」と悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか。

  • ネッククーラーだけだとなんとなく心配
  • クール服を着せたいけど、犬服を着てくれない
  • どっちの方が犬は涼しく感じているの?
  • 使いわけるポイントは?

といった、飼い主さんの声に答えて、この記事では、犬の体温調節の仕組みと効率よく体を冷やすポイント、クール服とネッククーラーそれぞれのメリット・デメリットを解説します。おすすめのクールアイテムも合わせてご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

犬はどこを冷やすと効率よく体温を下げられる?

暑い日に愛犬がハアハアと息をしていると、「どこを冷やしてあげればいいの?」と迷うことがありますよね。人間のように全身から汗をかいて体温調節ができない犬にとって、効率よく体を冷やすためには「太い血管が通っている場所」をピンポイントで冷やすことが重要です。

犬の体温調節の仕組みを知ろう

人は暑くなると全身から汗をかき、その汗が蒸発するときの気化熱によって体温を下げています。

一方、犬は人のように全身から汗をかくことができません。そのため犬は、舌や口の中から水分を蒸発させ(パンティングと呼ばれる「ハアハア」という呼吸がこれです)、その気化熱を利用して体温を下げています。

しかし、湿度が高い日は水分が蒸発しにくくなるため、パンティングだけでは十分に体温を下げられないことがあります。日本の夏は高温多湿で熱が体にこもりやすいため、犬の体に合った冷やし方でクールダウンしてあげることが大切です。

効率よく体温を下げるための3大冷却ポイント

犬の体温を下げるには、血液やリンパの通り道である太い血管が通る場所を冷やしてあげるのが効率的です。特に、3大冷却ポイントを意識してあげましょう。

首まわり
首には太い血管があり、比較的皮膚の浅い部分を通っています。そのため首元をピンポイントで冷やすことにより、効率よく犬の体を冷やすことができます。

脇の下・股関節
前足の付け根(脇の下)や、後ろ足の付け根(股関節・内股)も、太い血管やリンパ節が集中しています。被毛が比較的薄く、外からの冷気が血液に伝わりやすいことも、効率よくクールダウンできるポイントです。

お腹
犬のお腹は、被毛が薄く皮膚が出ている部分の多い場所です。夏になると、フローリングや玄関のタイルにお腹をぴったりとくっつけて寝ている姿をみることがあるのではないでしょうか。これは、お腹から体の熱を冷たい床に逃がしているのです。

逆に、お腹は被毛が薄い分、お散歩時には地面からの照り返しをダイレクトに受けてしまいます。お腹を程よく冷やす(もしくは熱くならないようにする)ことも、犬の体温調節の大切なポイントです。

保冷剤を直接当てるのはNG

愛犬が暑そうにしているからといって、保冷剤を肌に直接当てるのは絶対にやめましょう。犬の皮膚は人間よりも薄くデリケートなので、凍傷を起こしたり、必要以上に体を冷やしてしまったりする可能性があります。

保冷剤を使用するときは、必ずタオルや専用カバーなど布を使って適度な冷たさになるよう調整してください。また、嫌がる様子がないか、体が冷えすぎていないかをこまめに確認しながら使用することも大切です。

クール服のメリットとデメリット

クール服のメリット

夏の定番アイテムとなったクール服は、犬の体を冷やすだけではなく様々な効果が期待できます。

紫外線や直射日光から体を守る
夏の日差しは、体温を上げる大きな原因のひとつです。クール服を着ることで直射日光が被毛や皮膚に直接当たるのを防ぎ、体温の上昇を抑えやすくなります。また、紫外線による影響も犬服を着ることで軽減できます。

お腹まで広範囲をカバーできる
クール服は全身を覆ってくれるため、地面からの照り返しによる熱からお腹を守ってくれます。特に小型犬は地面との距離が近く影響を受けやすいため、広範囲をガードできる夏用ウェアが一着あると安心です。

クール服のデメリット

気化熱タイプのクール服は、水分が蒸発するときに体を冷やす仕組みです。そのため、湿度の高い日は水分が蒸発しにくくなり、冷却効果が低くなる可能性があります。また、水が乾いてしまうと冷却効果は弱くなるため、長時間のお出かけでは濡らし直す必要があります。

クール服には、接触冷感素材の服や保冷剤を入れて使う服など、いろいろなタイプがあります。その日の湿度や着用時間などもチェックして、愛犬の過ごし方に合ったタイプを選んであげましょう。

iDog AQUA HOLD ひんやり空冷&保水 肩開きWクールタンク

保水生地と空冷機能でひんやり心地よく冷却し続ける、「冷却」機能のダブルクーリングタンクです。特許取得構造を利用した「AQUA HOLD PREMIUM」で、新感覚のひんやり感を実感してください。

ネッククーラーのメリットとデメリット

ネッククーラーは、首まわりの太い血管を効率よくクールダウンしたいときに取り入れやすいアイテムです。

ネッククーラーのメリット

着脱が簡単

クール服のように全身を覆わないため、犬服が苦手な子でも比較的取り入れやすいでしょう。また、着脱が簡単で、外出時などサッと装着したいときにも便利です。

湿度の影響を受けない

保冷剤を入れて使うタイプやPCM素材を使用したタイプなどの場合、気化熱に頼らず冷やせるため、湿度が高い日でも使いやすいのが特徴です。

ネッククーラーのデメリット

保冷剤タイプは、冷たさを感じられる時間に限りがあります。長時間のお出かけでは、保冷時間が長くなる効果のあるタイプを使用するか、替えの保冷剤を用意しておくと安心です。
また、愛犬が保冷剤を噛んだり破いたりしないよう注意が必要です。使用中は愛犬の様子を確認し、破損したものは使用しないようにしましょう。

IDOG ICE HOLD ネッククーラー 保冷剤付

首元を360度冷やす保冷剤付きのネッククーラーです。魔法瓶効果で冷たさが長持ちし、首元をしっかりと冷やしてクールダウンします。

ネッククーラーはサイズ選びがポイント!

ネッククーラーは、首元にしっかりとフィットさせることで、効率的なクールダウン効果が期待できます。サイズが緩すぎてしまうと冷えにくく、キツすぎると首や気道を圧迫してしまいます。

また、保冷剤を入れて使う 場合は、首の骨や筋力が弱いシニア犬や超小型犬は、負担にならない重さのものを使用してあげましょう。

iDog AQUA HOLD ひんやりシュシュ

水冷&空冷効果のダブルクーリングシュシュです。水を含ませると生地はしっとりと柔らかくなり、首周りにピッタリとフィットします。

クール服とネッククーラーの正しい使い分け

結局のところ、クール服とネッククーラー、どちらを使えばいいの? と悩んでしまうかもしれませんが、どちらが優れているわけではなく、それぞれにメリットとデメリットがあります。愛犬の性格や犬種、使用する環境に合わせて使い分けるとよいでしょう。

朝夕の比較的涼しい時間帯の短時間の散歩なら、保冷持続時間は短くても、湿度に影響されずに首元を冷やせるネッククーラーがおすすめです。着脱が簡単なので、毎日のお散歩にも取り入れやすいでしょう。

一方、長時間のお散歩やお出かけの場合は体にやさしい冷たさが続く気化熱タイプのクール服、室内や移動中の車内では濡らさず使える接触冷感タイプのクール服がおすすめです。

日差しが強いと感じる日は、UVカット機能がついたクール服が安心です。

また、環境によっては、クール服とネッククーラーを組み合わせるのもひとつの方法です。とくに長時間のお出かけでは、クール服で体全体を日差しや照り返しから守りながら、状況に応じてネッククーラーを併用すると直射日光を遮りながら太い血管を効率よく冷やせるため、熱中症のリスクを大幅に下げることができます。
愛犬の様子をこまめに観察しながら、最適な組み合わせを見つけてあげましょう。

iDog AQUA HOLD リフレッシングバンダナ

水をまとうような新感覚のクールバンダナです。保水生地と空冷機能でひんやり心地よく冷却し続けます。お出かけが楽しくなるようなかわいい11カラーの展開です。

iDog COOL+MOSCAPE プリントタンク 接触冷感

ひんやり気持ちいい接触冷感と防蚊・防虫Wの機能で愛犬を守るクール服です。伸縮性があって動きやすく、害虫からも夏の暑さからも愛犬を守ってくれます。

熱中症対策はグッズだけでは不十分

クール服やネッククーラーは、暑い季節のお散歩をサポートしてくれる便利なアイテムですが、それだけで十分とはいえません。愛犬を暑さから守るためには、毎日のお散歩方法を見直すことも大切です。

特に10時頃から17時頃まではアスファルトの温度が高くなりやすく、犬は地面からの照り返しを強く受けます。早朝や日が沈んだ後など、できるだけ涼しい時間帯を選んでお散歩するよう心がけましょう。

  • 気温が高い時間帯を避け、朝や夕方以降にお散歩する
  • 出発前にアスファルトへ手を当てて、地面の温度を確認する
  • こまめに水分補給と休憩を取り入れる

愛犬の様子をよく観察し、少しでも元気がない、歩きたがらない、パンティングが激しいなどの様子が見られたら、無理をせずお散歩を切り上げましょう。

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村田 幸音愛玩動物救命士・ペット災害危機管理士・犬の管理栄養士。犬・猫・うさぎ・ハムスター・亀・熱帯魚・インコ・ヒヨコを家族に育ち、現在は柴犬と暮らす愛犬家。趣味は犬連れ旅行と犬連れごはん。三度の飯と犬が好き。

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