被毛の変色やパサつきは季節のせいかも? 春からはじめる愛犬の紫外線ダメージ対策

目次
「最近、愛犬の毛色が少し薄くなった気がする」
「被毛のツヤがなくなってきたかも」
そんな変化を感じたら、季節によるダメージが影響しているのかもしれません。
実は犬の被毛や皮膚も、私たちと同じように紫外線の影響を受けています。特に乾燥の季節である冬を越えた春は、気づかないうちに蓄積した冬のダメージが表面化しやすいタイミングです。
- 犬も紫外線のダメージを受けるの?
- 紫外線の影響を受けたらどうなるの?
- なぜ春から紫外線対策が必要なの?
- 紫外線のダメージのサインは?
- 愛犬の紫外線対策を知りたい
この記事では、そんな飼い主さんの疑問に答え、わかりやすく解説します。犬の紫外線対策におすすめのアイテムや犬服も紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
犬も紫外線でダメージを受けるって本当?
「犬は被毛で全身覆われているから、日焼けはしない」と思っているかもしれませんが、それは大きな誤解です。
紫外線を過剰に浴びることで、被毛のパサつきや切れ毛、色あせ(退色)が起こることがあります。
また、黒色や濃い茶色の犬の場合は被毛の色を作っているメラニン色素が強い紫外線を浴び続けることで、背中の毛が赤茶っぽく変色したり、全体的に色が抜けたように見えたりします。わかりやすく言えば、「毛が日焼けして脱色された状態」になってしまうのです。
さらに、紫外線は被毛を通り抜けて皮膚にも届き、ダメージを与えます。実は犬の皮膚は人間よりもデリケート。人間の皮膚の表皮(一番外側の層)が10〜15層ほどあるのに対し、犬の表皮はわずか3〜5層程度しかありません。厚さにすると人間の3分の1から5分の1程度と非常に薄く、刺激やダメージに弱いのです。
さらに皮膚のバリア機能が低下すると、内部の水分が蒸発しやすくなり、重度の乾燥を引き起こします。これが、フケやかゆみの原因となるケースもあります。
見逃さないで!紫外線ダメージのサイン
ポカポカと心地よい春、愛犬のこんな変化に心当たりはありませんか?
- 毛色が薄くなった/赤茶っぽくなる
- 毛がゴワゴワしてツヤがない
- 毛先が絡まりやすい
- フケやかゆみが増える
「年齢のせいかな?」と見過ごされがちですが、これらの変化には紫外線が関係していることもあります。早めに気づいてケアしてあげましょう。
特に影響を受けやすい犬の特徴
犬種問わずすべての犬が紫外線の影響を受けますが、以下の犬の場合は特に注意が必要です。
- 短毛の犬種(フレンチブルドッグ、パグ、ミニチュアピンシャーなど)
- 薄い毛色(淡色毛)の犬(サモエド、白柴、ホワイト・テリアなど)
- シングルコートの犬(マルチーズ、ヨークシャーテリアなど)
- 皮膚が弱い犬・シニア犬
短毛=紫外線に強いと思われることもありますが、毛が短いからこそ、直射日光が地肌に届きやすくなります。短毛種は、被毛によるガードが少ないため、皮膚へのダメージがダイレクトに蓄積してしまいます。
白毛の犬は、被毛そのものにメラニン色素が少なく、紫外線を吸収・遮断する力が黒い毛に比べて低いため、紫外線による影響を受けやすいといえます。特に皮膚がピンク色の部分は、人間と同じように炎症(赤み)を起こしやすい傾向にあるため注意が必要です。
シングルコートの犬は被毛の密度が低く、カットの仕方(サマーカットなど)によっては、地肌が見えやすくなります。地肌への露出が増えるカットをしている場合は、特に注意が必要です。
アレルギー体質や加齢によって新陳代謝が落ちている犬は、皮膚の水分保持能力(セラミドなど)が低下しており、修復力も弱まっています。そのため、紫外線によるダメージが蓄積しやすく、被毛のパサつきや皮膚トラブルが表面化しやすい状態にあります。一度バリア機能が崩れると慢性化しやすいため、より丁寧に見守り、ケアしてあげましょう。
なぜ、春からの対策が重要なの?
この時期に対策を始めることで、その後の被毛や皮膚の状態に大きな差が出てきます。
紫外線は春から急激に増え始める
夏に強くなるという印象のある紫外線ですが、実は紫外線量は3月頃から一気に増加し、5月にはすでに夏と同じレベルに近づきます。けれども気温はまだ穏やかなため、「まだ大丈夫」と油断し本格的なケアをはじめない飼い主さんも多く、その結果ダメージの蓄積につながってしまうケースが多くあります。
冬のダメージが春に見えてくる理由
冬の乾燥と静電気の影響を受けた被毛や皮膚は、バリア機能が失われ弱まっています。そこへ春の強い光が降り注ぎ、変色やパサつきといった症状が表面化してきます。
また、春はダブルコートの犬にとって、換毛期(毛の生え変わり時期)にあたります。生え変わる被毛を守るためにも、この季節のケアが大切です。
つまり、春は「ダメージが出やすい+増えやすい」タイミング。そのため、春からケアをはじめるかどうかで、夏以降も快適な状態で過ごせるかが決まるといってもいいでしょう。
今日からできる!愛犬の紫外線対策
紫外線対策は、日常の中で意識して継続することが一番大切です。
散歩時間を見直す
すぐにできて効果的なのが、紫外線の強い時間帯の散歩を避けることです。
・紫外線のピーク時(10〜14時)を避ける
・朝や夕方の散歩にシフトする
これだけでも、ダメージの蓄積を大きく減らすことができます。
UV対策できる犬服を活用する
被毛の上からでも地肌に届いてしまう紫外線を、物理的にシャットアウトできるため、犬服の活用もおすすめです。選ぶ際は、以下の3つのポイントをチェックしましょう。
・高いUVカット率(UPF50+など)のもの
・熱がこもらない通気性の良い素材のもの
・動きを妨げないストレッチ性があるもの
「夏場に服を着せると暑そう…」と心配な飼い主さんもいるかもしれませんが、最近のUVカットの犬服には接触冷感や遮熱など、暑さ対策も併用しているものも多くあります。季節や気温に合わせて、上手に取り入れましょう。
iDog UVARMOR テックタンク
遮熱・UVカット・冷感・抗菌・マイナスイオンの5つの機能を備え、強い日差しから愛犬を多角的に守ります。薄手でストレッチ性が高く、春夏のデイリーウェアとして軽やかに着用できる1枚です。
iDog UVARMOR テックTシャツ
袖があることで、肩周りや前足の付け根までより広い範囲を紫外線からカバーできるつなぎタイプです。タンク同様に遮熱・UVカット・冷感・抗菌・マイナスイオンの5つの機能を備え、アクティブな動きを妨げないフィット感で愛犬もノンストレスで着用できます。
保湿ケアで、ダメージを受けにくい被毛に
紫外線ダメージから愛犬を守るために、ブラッシング時の保湿ケアは欠かせません。
紫外線を浴びて皮膚のバリア機能が低下すると、皮膚内部の水分がどんどん蒸発してしまいます。すると、「乾燥する→さらにバリア機能が弱まる→より深く紫外線のダメージを受ける」という、乾燥の負のスパイラルに陥ってしまうのです。
この悪循環を断ち切るために有効なのが、毎日の水分補給ケアです。ブラッシング時に犬用の保湿ローションやスプレーを併用することで、被毛と皮膚の表面を潤いのベールでコーティングし、紫外線や乾燥に負けないコンディションを整えることができます。
また、シャンプーの頻度も重要なポイント。頻繁に洗いすぎると必要な皮脂まで落としてしまい、さらに乾燥を招きます。月に1回程度に留め、低刺激なシャンプーを選ぶようにしましょう。
A.P.D.C. グルーミングスプレー
オーストラリア産の無農薬のティートリー・ラベンダー・ローズマリーを配合したさわやかな香りのグルーミングスプレーです。SPF配合なので紫外線による毛色の退色を防ぎ、トリートメント効果により毛の絡まりや毛玉を防ぎます。
栄養面からのケア
体の内側から強い皮膚・被毛を作ることも、立派な紫外線対策です。
オメガ3脂肪酸は皮膚の炎症を抑え、潤いを保つサポートをするといわれています。サーモンオイルや亜麻仁油などをドッグフードに振りかけたり、サプリメントを活用したりして、食事からケアしてあげるのもおすすめです。
春のケアが夏の毛並みを変える
紫外線ダメージは、一度浴びて終わりではなく、日々蓄積されていくものです。だからこそ、春というベストタイミングで対策をスタートすれば、ダメージを最小限に食い止めることができます。
愛犬が、ふわふわで艶やかな被毛と潤った皮膚でいられるように、この春から紫外線対策をはじめましょう。
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