飼い猫が近づくと逃げる!5つの理由とは?今すぐできる対策も解説! #99
目次
愛猫をせっかく「可愛がろう」と思っても、飼い主が近づくと逃げてしまうことがあります。
撫でたいのに、飼い猫に逃げられる…
このようなちょっと悲しい経験をしたことはありませんか?
実は飼い猫があなたに懐いていないのではなく、あなた自身が無意識に行なっている行為こそが原因かもしれません。
そこで本記事では、飼い猫が逃げる5つの理由と今すぐできる対策を解説します。
特に「飼い猫ともっと仲良くなりたい」、「飼い猫が懐かない」と思い悩んでいる飼い主さんは、ぜひ最後までご覧ください。
猫が本能的に持っている4つの距離感
そもそも猫には本能的に持っている4つの距離感(パーソナルスペース)があります。
- 個人的距離
- 社会的距離
- 臨界距離
- 逃走距離
個人的距離
個人的距離とは、気を許した人に対してのみ持つ距離のことです。
一般的に多くの飼い主と愛猫との距離感は、これに分類されます。
社会的距離
社会的距離とは、猫の1メートル近くに接近しても威嚇や警戒をしない距離感です。
この段階の愛猫に対して、飼い主さんは猫に近づくことは可能でしょう。
しかし、完全に気を許しているというわけではないので、撫でようとすると逃げられてしまう可能性があります。
臨界距離
臨界距離では知らない人間や動物を警戒し、この距離感以上に侵入しようとすると威嚇します。
多くの場合、この距離感は飼い猫ではなく、野良猫に見られるものです。
また、飼い猫であっても一緒に過ごした時間が短ければ、飼い主に対して慣れていないため、臨界距離に該当する可能性があります。
逃走距離
逃走距離とは、2メートル以上近づくと警戒し、威嚇される距離です。
飼い主に対して、逃走距離である可能性は低いですが、野良猫時代に人間に怖い思いをさせられた経験のある猫であれば、この距離感を持っているかもしれません。
飼い猫に近づくと逃げる5つの理由
飼い猫に近づくと逃げることには、猫が持つ距離感だけでなく、他にも原因が考えられます。
具体的に考えられる理由は、以下の通りです。
- 猫のテリトリーへの過度な侵入
- 嫌な臭い
- 怖い目線
- 猫がびっくりする動き
- 人間に慣れていないことから起きる警戒心
関連記事:飼い猫が脱走したらどうしたらいい?探し方と事前にできる対策とは?
猫のテリトリーへの過度な侵入
猫のテリトリーへの過度な侵入が、1つの理由として考えられます。
飼い猫の場合、あまり感じにくいかもしれませんが、本来猫はナワバリ意識を持っています。
そして猫のナワバリ意識は、家の中でも存在しています。
つまり、気を許していないにも関わらず、無理に猫のテリトリーへ近づこうとすることで、逃げてしまうのです。
嫌な臭い
猫は匂いに敏感な生き物です。
特に香水、タバコの臭いは嫌がります。
香水を付けた状態やタバコを吸っているとき、もしくは吸い終わった直後などであれば、その匂いに反応して逃げてしまいます。
怖い目線
猫にとって「じーっと見つめる」ことは、敵意を表す意味で捉えられてしまいます。
つまり、可愛くて見つめているだけでも、もしかしたら飼い猫にとっては恐怖を感じているかもしれません。
飼い猫を見るときは、目を見ながらゆっくり瞬きをすることで「危害を加えるつもりはない」という安心感を与えることができます。
参考:Jackson Galaxy Reveals The Biggest Thing People Get Wrong About Cats
猫がびっくりする動き
飼い主が愛猫にとって、びっくりするような動きをしている可能性があります。
無意識に行っている行動でも、猫は驚いて逃げてしまいます。
例えば、急に接近することや両手を広げること、上から触ろうとすることなどがこれに該当します。
急にバタバタ接近することで、猫は追いかけられているような感覚になります。
また、両手を広げることは自分を大きく見せることにつながり、猫に恐怖心を煽ってしまいます。
上から触ることは、警戒していない猫であれば、問題ありません。
しかし、まだ飼い主に慣れていない猫の場合、「攻撃される」と捉えてしまうかもしれません。
人間に慣れていないことから起きる警戒心
飼い主に限らず、そもそも人間に慣れていないことから、警戒されている可能性があります。
特にもともと野良猫だった場合に、この傾向が高いです。
この場合、猫の性格にもよりますが、時間をかけて徐々にさせていくことが賢明です。
無理に仲良くしようと接近することで、余計に警戒心を持たせてしまいます。
【今すぐできる】飼い猫と仲良くなるための対策
今すぐ実践できる飼い猫と仲良くなるための対策は、以下の通りです。
- 適度な距離感を保つ
- 目線を下げる
- 目線を合わせ過ぎない
- 少し高めの声で呼んであげる
- 気長に待つ
適度な距離感を保つ
猫には本能的に持っている距離感があるため、飼い主側から適度な距離感を保つことが求められます。
つまり、無理に近づいて仲良くしようとするよりも、まず飼い猫が自分に慣れてもらうことが先決です。
目線を下げる
目線を下げるというのは、猫の目線に合わせることです。
多くの場合、猫を見るときは上から見てしまいますよね。
しかし猫は、自分より大きな人間に見下ろされることで、恐怖心を感じてしまいます。
しゃがんで目線を下げて、恐怖心を軽減してあげましょう。
目線を合わせ過ぎない
猫は見つめられることで、本能的に相手が敵意を持っていると感じてしまいます。
そのため、目線を合わせ過ぎないことが重要です。
目線を合わせつつ、ゆっくり瞬きをすることで、反対に安心感を与えることができます。
少し高めの声で呼んであげる
少し高めの声で、飼い猫の名前を呼んであげましょう。
そもそも猫は、低い声が苦手な生き物です。
特に男性の声がこれに該当します。
そのため、若干高めの声で呼んであげることが重要になります。
また、大きな声に対しても猫はびっくりしてしまうので、声量にも注意しましょう。
気長に待つ
最後の対策は、気長に待つことです。
飼い猫が逃げてしまうことの多くの原因は、人間、もしくは飼い主に慣れていないことにあります。
慣れてもらうためには、少なからず時間を要します。
他の対策を意識しつつ、焦らずゆっくりと飼い猫が甘えてくれる日を待ちましょう。
飼い猫を撫でるときの注意点
飼い猫と仲良くなりたいがために、撫でようとすることは必然です。
しかし、飼い猫を撫でるときには以下の注意点があります。
- 撫でる場所
- 撫でるタイミング
撫でる場所は、飼い猫が喜ぶ場所です。
猫が自分でケアできない首や耳の裏などが、その場所に該当します。
とはいえ猫の個体によっても違いがあるので、飼い猫を観察しつつ、喜ぶ場所を見極めてあげましょう。
飼い猫を撫でるタイミングも重要になります。
NGであるタイミングは、食事やセルフグルーミングのタイミングです。
猫の意識が自らの行動に集中しているため、これらのタイミングは避けるべきでしょう。
一方で猫がリラックスしているときは、撫でてもOKなタイミングです。
しかし、あくまでも飼い猫との距離感が重要になるので、近づいて逃げてしまうような状態であれば、撫でる行為は控えめにしておくべきです。
無理や焦りは禁物!飼い猫のタイミングに合わせて仲良くなろう
無理や焦りは禁物です。
飼い猫のタイミングに合わせて仲良くなっていきましょう。
近づくと逃げてしまう際に考えられる理由は、以下の5つです。
- 猫のテリトリーへの過度な侵入
- 嫌な臭い
- 怖い目線
- 猫がびっくりする動き
- 人間に慣れていないことから起きる警戒心
自ら意識的に解決できる原因であれば、逃げないようにすることは容易です。
しかし逃げてしまう原因が、猫が本能的に持つ距離感や、人に慣れていないことから生じる警戒心などであれば、仲良くなるまでに時間を要します。
そのため、無理に近づくのではなく、飼い猫が自分に慣れてもらうのを待ち、そのタイミングに合わせてスキンシップを取ることが重要です。
大切な家族である愛猫に良質なアイテムを!【IDOG&ICAT】
日々を一緒に過ごし、いつもあなたを癒してくれる愛猫は、れっきとした家族の一員です。
そんな愛猫の一生は、飼い主であるあなたと過ごす時間で決まります。
どうせなら楽しく、リラックスできる時間を長く作ってあげたいですよね。
また、あなたも愛猫の可愛い姿や、楽しんでいる姿をできるだけ多く見たくありませんか?
幸せな時間を創出する1つの手段が、飼い猫のために作られたグッズやアイテムです。
実はこれらのアイテムは、愛猫がリラックスできる時間を生み出すだけではなく、健康状態の改善にも大きく役立ちます。
愛猫の幸福度を高めながら体のケアもできるなんて、一石二鳥ですよね!
もし、あなたの愛猫が以下の状態であれば、知らないうちにストレスを抱えていたり、運動不足になっているかもしれません。
- 今持っている遊び道具ではあまり遊ばない
- つめとぎ器ではなく、壁でつめを研いでいる
- 窓の景色に興味津々で、外に出たがっている
このような場合、愛猫が興味を示す「遊び道具」や、心地の良い「つめとぎ器」、万が一外に出てしまったときに備える「迷子札」などが有効です。
アイテムが全てではありませんし、無理に多くのものを揃える必要はありません。
しかし、あなたの愛猫にとって、「必要かも!」「あれば喜ぶかも!」と思えるものがあれば、ぜひ検討してみてください。
猫グッズを扱っている通販サイトは数多く存在しますが、せっかくならIDOG&ICATがオススメです。
IDOG&ICATは創業33年の縫製工場を母体とするペットグッズメーカーです。
縫製工場から派生した老舗メーカーだからこそ、品質にこだわった最高級の猫グッズをお客様に提供しています。
IDOG&ICATの大きな特徴は、ペットのことを第一優先に考えた商品づくりです。
愛猫が至福の時間を過ごせるように、最高の心地よさと機能性を追求したグッズを豊富に取り揃えています。
あなたと愛猫がいつまでも幸せな生活を送るために、IDOG&ICATで極上の1品を見つけてみませんか?
人気記事ランキング
人気記事ランキング
希少種ミヌエットはどんな猫?性格や特徴、育て方のポイントも解説!
93294views
猫がふみふみする理由とふみふみしない猫との違いとは? #50
65052views
ベンガルキャットが持つ意外な性格とは?しつけは子猫のときから行おう! #115
55132views
アメリカンショートヘアはどんな性格?オスとメスの違いも徹底解説! #77
49540views
猫が急に走り出す7つの理由とは?走る猫の注意点とその対処法も解説! #82
48014views
飼い猫が脱走したらどうしたらいい?探し方と事前にできる対策とは? #48
43381views
ラグドールの性格や特徴とは?子猫のときから愛嬌あり!飼育時には注意点も #111
36666views
猫のロシアンブルーってどんな性格?「猫ではない」と言われるほどの忠誠心を持つ #129
36561views