
愛犬に洋服を着せてあげたいけれど、嫌がって着てくれないと悩んでいる飼い主さんの声を多く聞きます。
- 愛犬に洋服を着せたら嫌がってずっと服を噛んでいる
- 固まって動かなくなってしまった
- 服を見ると逃げるようになった
という経験のある飼い主さんもいるかもしれません。
犬にとって洋服は、おしゃれだけではない大切な役割があります。マナーとして洋服が着られるようになれば行動範囲が広がり、飼い主さんと一緒に出かけられる場所も増えます。
機能性の高い服が開発され、健康面でも洋服を着られると安心な場面が多いでしょう。そしてやっぱり、かわいい洋服があったら着せてあげたくなっちゃいますよね。
この記事では、愛犬に無理をさせずに洋服に慣れさせる方法を解説します。洋服が苦手な愛犬でもきやすい犬服も合わせてご紹介しますのでお楽しみに!
犬に洋服を着せるメリット
もともと犬には被毛があり、洋服は必ずしも必要なものではありません。けれども、犬の健康やQOLを高めるためにも、洋服が着られる方がよい場面は数多くあります。
- 機能性のある洋服で暑さや寒さをやわらげて体への負担を減らしてあげる
- 雨の日に体が濡れたり汚れたりするのを防ぐ
- 防虫効果のある服で害虫から守る
- 治療中に患部を噛んだり掻いたりするのを防ぐ
- 術後衣としてエリザベスカラーの代わりに
- ドッグカフェなど公共の場での抜け毛対策として
この他にも、アクティブに遊ぶ犬の場合、シーンに合わせた洋服を着ることで雪遊びの際に雪玉対策や体が冷えるのを防いだり、水遊びの時に安全のためにライフジャケットを着たりなどのメリットもあります。
また、シニア期になると歩行サポート機能のある服やサポート用の介護服、床ずれサポーターが必要になる犬もいます。おむつが必要になった時に、洋服に慣れていると抵抗なくつけてくれるようになるのも重要なポイントでしょう。
犬が洋服を嫌がる理由
犬の健康と快適な生活のためにも洋服に慣れてもらえると安心ですが、そもそも犬は洋服を着る習慣がありません。そのため、体を布で覆われることに違和感があり、洋服を嫌がる犬も多いのです。
けれども、もともと犬の習慣になくても、心地よいと気がつけば大好きになるものも多くあります。例えば、布団や炬燵などに潜って眠るのが大好きな犬も多いですよね。つまり、洋服を「違和感や不快感のあるもの」ではなく「着ると嬉しいことがある・心地よく過ごせるもの」と理解してもらえばいいのです。
自分にとって嬉しいものだと学習すれば、洋服への苦手意識がなくなります。
洋服が好きになる練習方法
洋服が苦手な犬に慣れてもらうためには工夫が必要です。洋服は苦手という気持ちから、洋服が大好き!となってもらえるような練習方法を紹介します。
着やすい形の犬服を選ぶ
犬の洋服はかわいいデザインのものも多く、いろいろ着せてあげたくなりますよね。けれども最初は、シンプルで着せやすく動きやすいデザインを選んであげましょう。
- 袖がないタンクトップのようなデザイン
- 伸縮性のある素材
- フードやリボンなどの装飾のないもの
- 頭を通さずに着られるデザイン
洋服に慣れるまでは、体に服が触る部分の少ないデザインを選びましょう。袖がある服は動いていて足に触れることや、着せる時に脚を持って通さなくてはならないため、まずは袖のないタンクトップのような形がオススメです。素材は着せやすいように伸縮性のあるものを選ぶとよいでしょう。
フリルやリボンなどの装飾のあるデザインは、犬が洋服に慣れてからにしましょう。フードも動いている間に体に触れるため、犬が気にしてしまう可能性があります。
散歩の準備で身につけるものが多くなると嫌がる犬もいます。洋服とハーネスが一体になったタイプからはじめると、比較的スムーズに着られるようになることが多いでしょう。
iDog SHIELD COAT スターキルトダウンハーネス
キルトアウターとハーネスが一つになった便利アイテムです。背中側はファスナーで完全に開くデザインなので、お洋服の練習中の犬でもストレス少なく着脱できます。SHIELD COAT加工で雨や汚れを防ぎ、反射素材付ベルトが暗い中でのお散歩の安全性をUPさせるのでお散歩も安心です。
洋服に頭を通すのを嫌がる犬も多いです。かぶせて着せるデザインではなく、体に羽織った服をマジックテープやボタンなどでとめるデザインなら、頭を通さずに着せられるため犬の負担を少なくすることができます。
iDog SHIELD COAT 背中開きリバーシブルベスト 撥水 防汚
背中開きなので、洋服練習中の犬も着せやすいデザインです。パイル生地とスムース生地のリバーシブルデザインで、 表面は吸水性のあるパイル生地、裏面のスムース生地にはSHIELD COAT加工(超撥水・防汚機能)を施してあります。
若い頃には洋服を着る習慣がなかった犬も、シニア期になってから必要になって練習する場合もあるでしょう。時間はかかりますがシニア犬でも洋服に慣れてくれます。焦らずコツコツと練習しましょう。
iDog UNAGE ウェルネスウェア 後開きタンク
シニア期や病気のペットが快適に過ごせるアイテム「unage」(アンエイジ)シリーズ。歩行のふらつきやよろつきをサポートして愛犬の動きを安定させます。シニア期になってから洋服の練習をはじめた犬でも安心な背中開きで、足腰の弱ったシニアにも着せやすくなっています。
特別なオヤツを用意する
食いしん坊な子なら、洋服を着る練習をする時に特別なオヤツを用意してあげる方法も効果的です。首を通すタイプの服を練習する時は、首を通した先にオヤツを出し、首を通してオヤツが上手に食べられたら褒めてあげましょう。
最初は首を通すだけでOK、洋服をすべて着せる必要はありません。犬が嫌そうなそぶりを見せたら、すぐに首から洋服を抜いても大丈夫です。何度か練習して首を通すことに抵抗がなくなったら袖に脚を通して着せてあげ、上手にできたらたくさん褒めてオヤツをあげてください。
遊びの前や散歩にいく前に着せる
オヤツ同様、洋服を着るといいことがあると教えてあげる方法です。「洋服を着るとお散歩に行かれる」「洋服を着ると飼い主さんがたくさん遊んでくれる」と覚えてもらうことで、洋服を着るのが好きになってくれるでしょう。
この方法は、服を着せると固まってしまうタイプの犬にオススメです。また、服が体に触れるのを気にする繊細な犬の場合にも、この方法は有効です。洋服を着せてすぐに、散歩や遊びなど別のことに集中できるので、洋服を着ていることを忘れる時間が長くなります。
最後に洋服を脱がせてあげる時にも、たくさん褒めてあげましょう。
また夏場にひんやりとした素材の服を着せたり、冬に温かい素材の服を着せてあげるのも、犬が「これを着ると気持ちがいい」と感じて、嫌がらなくなることもあります。
IDOG ICE HOLD クーリングベスト 保冷剤付 撥水
暑い夏の強い見方、保冷剤付きのクーリングベストです。前身頃は伸縮性のある素材を使用、背中開きなので洋服が苦手な犬でも着せやすいデザインです。
犬に負担がない正しい着せ方を
Idogでは、洋服の着せ方をわかりやすく動画で紹介しています。デザインごとに着せ方の動画をご用意していますので、ぜひ参考にしてください。
犬服の練習で気を付けること
無理やり着せない
洋服を着る練習では、犬が嫌がったらやめる・無理強いしないを徹底しましょう。絶対にやってはいけないのが、嫌がった時に怒ったり叱ったりすることです。犬が洋服を嫌いになってしまい、余計に着たがらなくなってしまいます。
性格によって、洋服を抵抗なくすぐに着られるようになる犬もいれば、繊細で慣れるまでに時間がかかる犬もいます。ゆっくりと犬の気持ちを尊重してスモールステップで練習しましょう。
また、飼い主さんの気持ちを敏感に感じるため、早く着られるようになってほしくて焦ったり慌てたりすると、その気持ちが犬に伝わってしまいます。いつもと違う飼い主さんの様子に警戒して「なにか嫌なことをされるのかも」と感じて、嫌がってしまうこともあるので、飼い主さんもゆったりとした気持ちで練習に取り組みましょう。
犬の気持ちと着やすさを最優先にする
雨の日のレインコートなど、洋服が苦手で練習中の犬でも、どうしても着て欲しいと考える場面があるかもしれません。けれども、レインコートのシャカシャカとした素材や音が苦手な犬もいます。まだ練習中なのに無理やりレインコートを着せてしまって、洋服が苦手に逆戻りになってしまう可能性も考えられます。
飼い主さんとしては、雨の日にはレインコートを着てもらいたいと思いますが無理はさせないようにしましょう。初めてのレインコートを選ぶ時も、洋服と同じように犬が負担にならないデザインや素材のものを選んであげてくださいね。
iDog SHIELD COAT バイカラーストレッチイージーレインコート
こだわりが詰まった着脱簡単レインコートです。首とお腹を面ファスナーで留めるだけで簡単に着せることができます。 表のストレッチ性のあるナイロン素材には防水・撥水加工が施してあります。 さらに防汚・防油加工で付着した汚れも落ちやすく、雨の日のお散歩も安心です。
正しいサイズを確認する
犬の洋服を購入する時は、サイズが合っているかを確認してください。せっかく洋服が着られるようになっても、サイズが合わないと違和感で動きにくくなったり、苦しくなったりして、洋服を嫌がるようになってしまいます。
犬の洋服のサイズは、人間とは違って首回りや胴回り、着丈など確認する場所がいくつかあります。また、犬種によっても異なりますので、必ずしっかりと採寸してぴったりのサイズの洋服を用意してあげましょう。
idogでは、愛犬のサイズの採寸方法や計る際の注意点をご紹介しています。また、モデル犬のサイズも掲載していますので、愛犬の体型に近いモデル犬さんを参考にしていただけます。
洋服サイズに迷った時には、ご相談にのりますのでお気軽にお問い合わせくださいね。
愛犬の着心地を最優先に/idogのこだわり
「IDOG&ICAT」は創業33年の縫製工場を母体とするペットグッズメーカーです。
ペットの骨格を熟慮した立体パターンを元に、お客様からのご意見を聞いて常に改善を続け、社犬やモデル犬と一緒に身体に沿う・負担が少ない・快適な商品を目指して改善を続けています。
仔犬期からシニア期まで安心してご利用いただける商品を。
縫製工場を母体ならではの「ものづくり」の精神、積み重ねた知識とノウハウを活かし「イヌゴノミクス」を合言葉に開発を続けるidogの商品をぜひお試しください。
IDOG&ICATは健康寿命20年を本気で支えるペットグッズメーカーとして、真摯に誠実に、皆様のそばに寄り添い続けます。
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