
目次
愛犬が自分の足をしきりに舐めたり噛んだりしている姿を見ると、心配になりますよね。
問題のないことも多いですが、なかには病気やストレスのサインが隠れていることもあります。
- なぜ犬は、足を舐めたり噛んだりするの?
- 問題なのはどんなケース?
- 理由を見極める方法は?
- 愛犬に負担をかけずにやめさせたいけど、どうしたらいいの?
この記事では、そんな飼い主さんの疑問についてわかりやすく解説します。
「体からのサイン」病気や痛みが原因の場合
足を舐めたり噛んだりする原因のひとつが、体の不調や異変です。
アレルギー
皮膚トラブルとして現れやすく、花粉・ハウスダスト・ノミダニ・特定の食材などが引き金になります。
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よく見られる症状
- 指の間や肉球、関節が赤く腫れる
- フケや脱毛が見られる
- 特定の季節や食べ物で悪化することも
感染症・寄生虫
細菌や真菌(例:マラセチア)への感染、また、ノミやダニによるかゆみが原因で、激しく舐めたり噛んだりします。
よく見られる症状
- 赤みや脱毛、ふけが見られる
- 膿疱がある
- 皮膚のべたつき
- 強いかゆみ
怪我や異物の混入
小石やトゲ、泥などが肉球に挟まったり、爪が折れたりして気にしていることも。
よく見られる症状
- 特定の足や指だけを舐める
- 皮膚の赤みや出血が見られる
- 触るとしこりがある
- 膿が出る
関節炎や神経の痛み
特にシニア犬や大型犬に多く、関節炎や股関節の異常が原因の場合も。
よく見られる症状
- 足を引きずる
- 歩く時に跛行する
- 段差を避ける
- 足を触られるのを嫌がる
腫瘍
まれに、足にできた腫瘍を気にして舐めたり噛んだりすることもあります。
よく見られる症状
- 触るとしこりがある
- 舐めている箇所が大きくなってきた
- 傷が治らない
「心からのサイン」ストレスが原因のことも
体に異常がないのに、足を舐めたり噛んだりし続けている場合は、精神的なストレスが原因かもしれません。
主なきっかけ
- 環境の変化(引越し・来客・家族構成の変化など)
- 音への不安(雷や花火など)
- 飼い主さんとのコミュニケーション不足
- 運動不足や退屈
その他にも、「退屈しのぎではじめた行動が習慣になっている」「舐めることで注目されると学習している」などの理由も考えられます。
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愛犬のサインを見極めるポイントは?
愛犬が足を舐めたり噛んだりする行動の背景を知るには、次のような点を観察しましょう。
- 頻度と時間帯:長時間続く、留守中に集中して行うなどの場合は要注意。
- 舐めている部位:広範囲なのか、特定の部位だけに集中しているのか、を確認。
- 体調や行動の変化:元気がない、食欲不振、歩き方が変など、舐めたり噛んだりする以外に変化がないか。
- 皮膚の状態:赤み・脱毛・ブツブツ・異臭・ジュクジュクするなど、皮膚のトラブルが起きていないか。
- 舐め方の強さ:軽くペロペロか、ガリガリ強く噛んでいるか。
トータルで観察し、心配な症状や変化が見られる時は、獣医師さんに相談しましょう。
大切なのは「叱らないこと」
叱ると「舐める=怒られる」と学んでしまい、隠れて舐めたり噛んだりするようになり、悪化してしまう可能性も。まずは優しく声をかけて、原因を探るようにしてあげましょう。
愛犬に負担なくやめさせるための対策
愛犬が自分の足を舐めたり噛んだりしている場合、原因に合った対策が重要です。愛犬がストレスなく、この行動を軽減・解消するための方法を解説します。
まずは獣医さんに相談:病気への対策
足を舐めたり噛んだりする行動が気になったら、まずは動物病院で診てもらいましょう。
特に、皮膚の赤み、腫れ、出血、脱毛、ジュクジュク、異臭などがある場合は、皮膚病や怪我の可能性が高いので、すぐ獣医師さんに相談してください。
自己判断で市販薬を使ったり、「やめさせる」ことだけを目的としたスプレーを使うのは避けましょう。原因が病気や怪我の場合、かえって症状を悪化させる可能性があります。
環境を整えてストレスを軽減:心への対策
原因がストレスの場合、まずはこころの負担を軽減してあげることが重要です。意識を逸らして適切な行動を促し、別の行動へ誘導してあげましょう。
十分な運動と遊びの確保
毎日の散歩や遊びの時間をしっかり確保して、エネルギーを発散させてあげましょう。また、散歩や遊びの時間は飼い主さんとの大切なコミュニケーションの時間でもあります。
体と頭を動かし、飼い主さんと充実した時間を過ごすことで精神的な満足感を感じ、舐めたり噛んだりする行動が減る可能性があります。
カラフルアニマル 鳴き笛入り
コーデュロイ風の生地を使用した鳴き笛入りの布製TOYです。咥えやすいので、飼い主さんとの引っ張りっこや持ってこい遊びがしやすく、コミュニケーションの時間にぴったり。
知的好奇心を満たす工夫
知育玩具などで、頭を使って遊ぶ時間をつくりましょう。退屈な時間を減らすことで、習慣化した舐めたり噛んだりする行動の軽減が期待できます。
安心感を与えるコミュニケーション
愛犬が自分の足を舐めたり噛んだりしはじめたら、頭を撫でたり、マッサージをしてあげたりして、安心感を与えてあげることも大切です。舐めている足ばかりに注目せず、そっと別の場所を撫でるなど、落ち着ける対応をしてあげましょう
行動を先読みする
愛犬が足を舐めたり噛んだりしはじめる前に、おやつをあげたり、遊びに誘ったりして誘導し、足を舐める行動から意識を逸らしてあげます。習慣化している場合、繰り返すことで、舐めたり噛んだりする頻度が少なくなります。
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牛タン、牛タン皮をMIXしてスティック状に成型しました。無添加・無着色で安心して与えられます。牛タンのお肉部分も入っているので、食いつき抜群! 手で簡単にサクッと割れるので、愛犬の意識を逸らす時にタイミングよく繰り返しあげられます。
食事を見直してみよう:アレルギーへの対策
アレルギーが疑われる場合は、食事の見直しも大切な対策です。獣医さんと相談して、アレルギーの原因となる食材を含まない「療法食」や「低アレルゲンフード」に切り替えてみましょう。
また、ドッグフードだけでなく、おやつにもアレルゲンが含まれている可能性があります。飼い主さんのごはんをお裾分けする場合なども含め、愛犬に与えるものすべてに注意が必要です。
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愛犬の健康寿命20年を目標に開発されたドッグフード。犬主要アレルゲン不使用で安心の国産にこだわりました。無添加にこだわり、保存料・着色料・発色剤・防腐剤・保湿剤を一切使用していない優しいごはんです。
清潔を保つ:皮膚トラブルへの予防と対策
皮膚トラブルの予防には、清潔な環境を保つことが大切です。愛犬が使うマットやベッドは、定期的に洗濯し、ノミやダニがつかないように清潔に保ちます。ノミ・ダニの予防薬の投与も忘れずに。
また、室内の埃などのハウスダストも、皮膚トラブルの原因になります。掃除と換気をしっかり行い、愛犬が生活するスペースを常に清潔で快適な状態にしておきましょう。
首輪やハーネス、犬服など、直接体に触れるアイテムも、清潔に保ちましょう。
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ひんやり気持ちいい接触冷感と防蚊・防虫Wの機能の犬用タンクです。害虫予防はもちろん、愛犬の皮膚を汚れやアレルゲンから守ります。
足裏の丁寧なケア
散歩から帰ったら、足を拭く・洗うなどして、泥や汚れ、アレルゲンなどをきれいに洗い流しましょう。肉球の間や爪の周りも忘れずに、優しく拭いてしっかり乾燥させてあげてください。
定期的なシャンプーとスキンケア
シャンプーをして、皮膚の状態を清潔に保ちましょう。シャンプーの適正頻度は、皮膚の状態によって異なります。洗いすぎも、洗わなすぎも、皮膚に負担になるため、獣医師さんと相談してくださいね。
雨の日に散歩に行く犬も要注意です。雨に大気中の汚れが付着しています。その汚れが皮膚について、痒みなどのトラブルの原因になることも。
雨の日の散歩の後は、シャンプータオルなどを使ってしっかり汚れを落としましょう。レインコートを活用するのもおすすめです。
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愛犬の心と体のサインを見逃さないことが大切!
愛犬が自分の足を舐めたり噛んだりする行動には、大切なメッセージがこめられている場合があります。体調の異変を知らせてくれていることもあれば、心のSOSを発していることも。
まずは「どうしたの?」という気持ちで、愛犬のサインに気づいてあげましょう。不安な時は、迷わず獣医さんに相談してみてくださいね。
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