犬の鼻が乾くのはなぜ?老化?病気?病院へ行くべき症状と対策

目次
犬の鼻はいつも濡れているイメージがありますよね。乾いていると「どこか病気なのかも」と心配になってしまうかもしれません。けれども実は、犬の鼻はいつでも濡れているわけではなく、環境や犬の状態によって、1日の間でも湿っている時間も乾いている時間もあります。
そのため、多くの場合は犬の鼻が乾いていても問題はありません。しかし原因の中には、皮膚トラブルや病気のサインが隠れていることも……。この記事では、犬の鼻が乾いている場合の理由や状況に応じたケアの方法、病気の可能性と見分け方を解説します。
犬の鼻はどうして濡れているの?
多くの時間、犬の鼻は湿った状態になっています。その理由は大きく二つあります。
- 体温調整
- ニオイをとらえる
犬の鼻が濡れている理由のひとつは、体温調整のためと言われています。犬の鼻を濡らしているのは、鼻の奥にある外側鼻腺という分泌腺からでる分泌物です。この分泌物は人間でいう汗の役割をしています。人間と違い、犬の場合は全身に汗腺がないため、汗をかいて体温を調節するかわりに効率的に熱を逃すために分泌物で鼻を濡らしています。
もうひとつの理由は「ニオイをとらえやすくするため」です。犬の嗅覚は人間と比べるとはるかに優れていると聞いたことがあると思います。鼻の粘膜が湿っていると、鼻の中を通るニオイの分子をとらえやすくなります。それにより、人間の一億倍以上あるとも言われている鋭い嗅覚がより働きやすくなるのです。
犬の鼻が乾く理由は?
犬の鼻は濡れていることが多いのですが、生活のサイクルや色々な理由によって乾いている場合もあります。
●犬の鼻が乾く主な理由
- 寝ている時や寝起き
- 湿度の影響
- 短頭種など身体的な特徴
- 日焼け
- 老化
- 病気
寝ている時や寝起き
眠っている時間はニオイを感じる必要がないため鼻の分泌物の量が自然と少なくなり、鼻は乾いた状態になります。また、犬は分泌物が少ないと自分で鼻を舐めて濡らしますが、寝ている間は自分で鼻を舐めないため乾きやすくなるとも言われています。
また眠たい時には体温が上がるため、鼻が乾いているような状態になることもあります。
湿度の影響
人間と同じく、乾燥している場所では犬もその影響を受けます。暖房している室内や冬の乾燥が気になる季節には、犬の鼻が乾きやすくなります。
短頭種など身体的な特徴
犬は鼻が乾燥してくると、自分で自分の鼻を舐めて濡らすこともあります。けれども、パグやフレンチブルドッグなど短頭種の犬の中には、自分の鼻を上手に舐められない犬もいます。
日焼け
ずっと鼻が乾燥したままで赤くなっている場合や鼻の皮がむけている場合は、日焼けが原因の可能性があります。ピンク色や淡い鼻の色の犬は、日焼けしやすいので注意してあげましょう。
老化
犬も人間と同じく、老化によって皮膚の保水力が失われて乾燥しやすくなります。老犬の肉球がひび割れてしまったり、鼻が乾いたりする原因のひとつです。
病気
犬の鼻は、健康状態を把握するためにも重要なパーツです。病気のサインになる場合もあります。
犬の鼻が乾いている時の対処法
保湿クリーム
犬の鼻の乾燥が、乾燥した環境や老化による保湿機能の低下などが原因の場合、保湿クリームを塗ってあげましょう。人間用のものは、犬が舐めてしまうと健康によくない成分が入っている可能性もあるので、かならず犬用の保湿クリームを使いましょう。
ただし、皮膚疾患の疑いがある場合は、家庭でケアする前に必ず動物病院を受診して指示を仰いでください。
水分補給
犬の鼻が乾く場合、体内が水分不足になっている可能性もあります。いつでも新鮮な水を飲めるように用意し、あまり水を飲まない場合には、ウェットフードを取り入れたりスープやヤギミルクなどを与えたりするとよいでしょう。
保湿や水分補給を続けても症状が改善しない場合は、犬の鼻が乾く原因に病気が潜んでいる可能性があります。場合によっては悪化、健康に大きな影響を与える場合もあるため、一度動物病院を受診して、対策を相談するとよいでしょう。
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犬の鼻が乾くときに疑われる病気
脱水症状
犬が脱水症状になっている時に、鼻が乾くことがあります。よく知られているのは熱中症ですが、それ以外にも、あまり水を飲まない犬の場合などは水分不足で脱水症状を起こす場合もあります。例えば、自力で飲水できない老犬や病気や怪我で自由に動けないない犬などは、水分不足に陥りがちです。飼い主さんが気をつけてあげましょう。
犬が発熱している場合にも、脱水症状をおこします。熱中症の他、感染症などによる発熱で体内の水分が不足しているかもしれません。犬の鼻が乾いている時にぐったりしたりしていたり、下痢嘔吐を伴ったりしている場合には、できるだけ早めに動物病院を受診してください。
アレルギー
接触性皮膚炎など、ニオイ嗅ぎの時などに鼻が触れたことが原因でアレルギー反応を起こしている可能性もあります。また、直接鼻が触れていなくても、皮膚アレルギーが影響して鼻が乾燥することも。鼻が乾くだけでなく、鼻からフケのようなものが出たり、カサカサとした感じや脱毛を伴ったりすることもあるため、鼻の様子をチェックしてあげてください。
目や鼻のアレルギー症状により鼻涙菅の詰まりで、鼻に分泌物が流れなくなり乾燥してしまうこともあります。大量の目やにが出たり、しきりに鼻を気にしたりかいたりするようなら、アレルギー反応による乾燥かもしれません。
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角化症
人間にも起こる角化症。ひび割れや踵のガサつきで経験したことがある人もいるでしょう。犬の場合は、鼻先だけでなく皮膚の他の部位にも多く症状が見られるのが一般的です。角化症が原因で引き起こされる皮膚病もあるため、早めの対策を心がけてください。犬の鼻がずっと乾いていて、体の皮膚にベトつきやフケなどなんらかのトラブルが見られる時には、速やかに動物病院を受診しましょう。
自己免疫性皮膚疾患
鼻が乾いているだけでなく、表面がむける、白っぽい部分がある、かさぶたがあるなどの症状がある場合は、自己免疫性皮膚疾患かもしれません。本来ならば外から侵入した有害なものに対して働く免疫機能が、なぜか自分の体を異物と判断して攻撃してしまうというものです。ハッキリとした原因は不明ですが、獣医師による治療が必要な病気です。
腫瘍
鼻からの出血や変形がある場合には、皮膚の悪性腫瘍の可能性があります。初期症状にカサカサになってしまう、鼻が乾くことが多くなったなどが見られることも。いつもとは違うと感じたら注意深く観察し、早めの動物病院を受診するのがおすすめです。
犬の鼻が乾燥している時の症状チェック
犬の鼻が乾燥しているだけなら、ほとんどの場合は心配いりません。けれども以下のチェックポイントの症状がある場合は、病気の可能性があります。
- 元気がない
- 鼻を気にする・こする
- 鼻水・鼻からの出血
- 鼻以外の場所も乾燥や肌荒れなどの異常がある
- 下痢・嘔吐
- 発熱
- 歯茎が白っぽい・紫色
鼻が乾く原因となる病気や症状によっては緊急性を伴う時もあります。チェックポイントに当てはまる場合は、動物病院を受診するようにしてください。とくに、とまらない下痢嘔吐や歯茎の変色は緊急性を要するため一刻も早く動物病院へ連れて行きましょう。
アレルギーや皮膚疾患も、悪化すると治療が長期にわたることが少なくありません。少しでも違和感があれば、獣医師さんに相談して指示を仰いでください。
犬の鼻は健康のバロメーター
犬の鼻が濡れている時の状態や、乾いていると感じるタイミングや状態を把握しておくことで、いつもと違う症状が出た時に早めに気がつけます。病気やトラブルは早期に発見して適切な治療を受けることが大切です。愛犬の健康を守るためにも、犬の鼻のチェックを習慣化しておくとよいでしょう。
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