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愛犬である子犬が突然ご飯を食べなくなると、「病気なのかな?」「どこか痛いのかな?」と、とても心配になりますよね。
特に、迎え入れたばかりの3ヶ月・4ヶ月の子犬だったり、「おやつは食べるのに…」「元気はあるのにどうして?」といった状況だったりすると、どう対処していいか悩んでしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、子犬がご飯を食べない主な原因を「体調の変化」と「わがまま」に分け、それぞれの見分け方と具体的な対処法をわかりやすく解説します。歯の生え変わりといった成長段階ごとの注意点もご紹介していますので、少しでも気になる方はぜひ最後までご覧くださいね!
子犬がご飯を食べないのは「病気」or「わがまま」?
子犬がご飯を食べないとき、飼い主さんがまず確認すべきなのは、それが病気のサインなのか、それとも単なるわがままや環境によるものなのかを見極めることです。ここでは、その見分け方を解説します。
注意すべき「病気」のサイン
もし食欲不振に加えて、以下のような症状が見られる場合は体調不良の可能性があります。子犬は体力がなく、急に状態が悪化することもあるため、すぐに動物病院を受診しましょう。
- 元気がない、ぐったりしている
- 嘔吐や下痢を繰り返す
- 体が震えている
- お水も飲まない
- 普段と比べて明らかに様子がおかしい
元気なら考えられる「わがまま」や「環境」
ご飯は食べないけれど、おもちゃで遊びたがったり、散歩に行きたがったりと元気な様子なら、原因は「わがまま」や「環境の変化」である可能性が高いです。この場合は慌てずに、何が原因なのかをじっくり観察してみましょう。考えられる原因としては、以下のことが挙げられます。
- おやつでお腹がいっぱいになっている
- 新しい環境に慣れていない(迎え入れたばかりなど)
- 運動量が足りず、お腹がすいていない
- フードの味や食感に飽きてしまった
子犬がご飯を食べない主な理由と解決策は?
子犬がご飯を食べない原因は様々です。ここでは、よくある原因とその解決策を具体的に解説していきます。
おやつは食べる場合:おやつの与えすぎとわがままの直し方
「ご飯は食べないのに、おやつは喜んで食べる」というケースは、病気ではなく「わがまま」の可能性が非常に高いです。これは、子犬が「ご飯を食べなければ、もっと美味しいおやつがもらえる!」と誤認してしまっています。
解決策①:おやつの管理を徹底する
一度心を鬼にして、おやつをあげるのを一切やめてみましょう。おやつを与える場合でも、1日の食事全体のカロリーの10%~20%以内にとどめることが大切です。しつけのご褒美には、おやつの代わりに普段のドライフードを1粒あげるなどでもOKです。
解決策②:食事の時間を決めて、食べなければ下げる
ご飯を出して30分ほど経っても食べない場合は、一度食器を下げてしまいましょう。そして、次の食事の時間まで何も与えないようにします。これを繰り返すことで、「出されたときに食べないと、ご飯はもらえない」ということを学習してくれます。
元気はある場合:ストレスや運動不足など考えられる理由
元気そうに見えても、ささいなことで食欲が落ちてしまうことがあります。
- 環境の変化によるストレス:おうちに迎えられたばかりの子犬は、環境の変化に大きなストレスを感じて食欲が落ちることがあります。子犬が安心して過ごせるように、静かで清潔な専用のスペースを用意してあげましょう。慣れるまでは構いすぎず、子犬のペースに合わせて距離を縮めることが大切です。
- 運動不足:運動量が足りないと消費カロリーが減り、お腹がすきにくくなります。特にワクチンプログラムが終わっていない子犬は散歩に行けず、運動不足になりがちです。室内でボール遊びや引っ張りっこをするなど、体を動かす時間を十分に作ってあげましょう。
関連記事:室内犬の運動不足を解消する方法とは?雨の日もできる3つの遊びと注意点を解説!
歯の生え変わり:口の違和感や痛みへの対処法
子犬は生後4ヶ月から6ヶ月頃にかけて、乳歯から永久歯へと歯が生え変わります。この時期は歯茎がむずがゆかったり、痛みを感じたりするため、硬いドライフードを嫌がることがあります。
この場合の解決策は「フードを柔らかくすること」です。ドライフードを30~40度くらいのぬるま湯で10~15分ほどふやかして、柔らかくしてあげましょう。フードが柔らかくなることで歯茎への刺激が減り、食べやすくなります。熱湯は栄養素を壊したり、子犬が火傷してしまう危険性も考えられるので避けた方が賢明です。
フードの問題:量・硬さ・味の好みが合っていない
子犬がご飯を食べない理由として、フード自体に問題があるケースも少なくありません。
- 量が多すぎる:子犬は胃が小さいため、一度にたくさんの量を食べられません。食べ残しが続く場合は、1回の食事量が多い可能性があります。食事の回数を1日3〜5回に増やし、1回あたりの量を減らして調整してみましょう。
- 硬さや粒の大きさが合わない:フードが硬すぎたり、粒が大きすぎたりして食べにくいと感じている可能性もあります。フードをふやかしたり、すりこぎなどで砕いて粒を小さくしてあげましょう。
- 味や匂いが気に入らない:フードの味や匂いに飽きてしまった可能性も考えられます。食欲を増進させる犬用のふりかけやウェットフードを少量トッピングしたり、鶏肉の茹で汁をかけたりして香りを足してあげると、食欲が刺激されることがあります。フードを切り替えるときは、今までのフードに新しいものを少しずつ混ぜ、1週間から10日ほどかけて徐々に慣らしてあげてください。
関連記事:犬の食事の回数は1日に何回?ライフステージ別に見る適切な食事回数
成長過程:反抗期や食欲の落ち着きも一因に
生後半年から1歳頃になると、人間の子供のような反抗期を迎え、ご飯をわざと食べずに飼い主さんの反応を見ることがあります。ここで甘やかしておやつをあげると、わがままを助長してしまうので、一貫した態度で接することが大切です。
また、子犬の成長が落ち着くと、食べ盛りが終わって自然と食事量が減ることもあります。元気で痩せすぎていなければ、無理に食べさせる必要はありません。
特に注意したい月齢時(3ヶ月・4ヶ月)のポイント
子犬の時期は成長段階によって、特に気をつけるべきポイントがあります。
生後3ヶ月:食事の回数とふやかし方が重要
生後3ヶ月頃の子犬は消化機能がまだ未熟で、一度に多くのご飯を食べられません。空腹時間が長く続くと低血糖を起こしやすい時期でもあるため、一般的に食事は1日3~5回に分け、5~6時間おきに与えるのがベターです。
また、硬いドライフードはまだ歯や顎に負担がかかるため、ぬるま湯で芯までしっかりふやかしてから与えてあげましょう。
生後4ヶ月:食欲のピーク越えとドライフードへの移行期
子犬の食欲は、一般的に生後4~5ヶ月頃にピークを迎えるといわれており、その後は少しずつ落ち着いてきます。そのため、もし食べる量が減っても、元気であれば心配しすぎなくて大丈夫です。
この時期は歯の生え変わりが始まる子も多く、フードを食べにくそうにしていたら、ふやかしてあげましょう。ふやかしたフードからドライフードへ切り替える場合は、少しずつ水分量を減らしながら、1週間から10日ほどかけてゆっくり慣らしてあげてください。
どうしても食べないときは獣医師に相談しよう
ここまで紹介した対処法を試しても食欲が戻らない場合や、少しでも体調に不安な点がある場合は、ためらわずに動物病院を受診してください。特に子犬の食欲不振は、命に関わる病気のサインである可能性も否定できません。
受診するときは、「いつから食べないのか」「おやつは食べるか」「他にどんな症状があるか」などを具体的に伝えられるように準備しておくと、診察がスムーズです。
まとめ
子犬がご飯を食べない原因は、ささいな環境の変化から病気のサインまで多岐にわたります。大切なのは、飼い主さんが慌てずに愛犬の様子をよく観察し、原因に合った正しい対処をしてあげることです。
原因 | 対処法 |
病気・体調不良 | 元気がない、嘔吐・下痢などがあればすぐに動物病院へ |
わがまま・おやつ | おやつを管理し、食事の時間以外は何も与えないルールを徹底する |
環境の変化・ストレス | 安心して過ごせる環境を整え、構いすぎない |
フードの問題 | ふやかす、トッピングする、量や回数を見直す |
歯の生え変わり | ぬるま湯でフードをふやかして痛みを和らげる |
子犬がご飯を食べないことに関するよくある質問
子犬がご飯食べないわがままは何日まで大丈夫?
わがままが原因でご飯を食べない場合、「何日まで」という明確な基準はありません。大切なのは日数ではなく、一貫した対応です。ご飯の時間に食べなければ食器を下げ、次の食事までおやつを含め何も与えないというルールを徹底しましょう。ただし、子犬が2~3日以上何も口にしない場合や、元気がないなど体調の変化が見られる場合は、わがままではなく病気の可能性も考えられるため、すぐに動物病院に相談しましょう。
子犬がご飯を食べないときはどうしたらいい?
まずは元気や食欲以外の様子(嘔吐、下痢など)をチェックし、病気のサインがないか確認します。元気な場合は、おやつの与えすぎ、ストレス、フードの問題などが考えられるため、本記事で紹介した原因別の解決策を試してみてください。フードをぬるま湯でふやかして香りを立たせると、食欲が増すことがあります。
子犬がご飯を食べない理由として多いのは?
フードが硬くて食べづらい、粒が大きすぎる、味が気に入らないといった「食べにくさ」や「嗜好性」の問題が特に多い理由として挙げられます。そのほか、おやつの与えすぎでお腹がいっぱいになっていたり、新しい環境へのストレスなどもよくある原因です。
3ヶ月の子犬にドライフードを与えるとどうなるの?
生後3ヶ月の子犬は、まだ消化機能が未熟で、歯や顎も発達途中です。そのため、硬いドライフードをそのまま与えると、消化不良を起こしたり、硬くて食べられなかったり、歯や顎に負担をかけたりする可能性があります。この時期は、ドライフードをぬるま湯で芯までしっかりふやかしてから与えるのがベターです。
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