成長して犬同士で遊ばなくなった理由とは?「社会化」ができていないケースも!
目次
子犬の頃から飼育していると世話がかかるものの、その子が徐々に成長していく姿を見られ、とても嬉しい気持ちになります。
ところが一方で、成長過程において不安に思うこともあるのではないでしょうか?
子犬の頃は犬同士で遊ぶことが大好きだったのに、今は興味を示さなくなったケースです。
実はこれは至って普通のことです。
とはいえ、理由がわからない以上、以下のような不安な気持ちが生まれますよね。
- 子犬の頃は他の犬と遊ぶことが大好きだったのになんでだろう?
- 特定の犬にしか興味を示さないけど大丈夫かな?
- 犬同士で遊ばないことに何か対策はすべき?
そこで本記事では、成長して犬同士で遊ばなくなる理由と、それに関連した問題パターンも合わせて解説します。
理由がわかるとスッキリすると思いますので、お悩みの方は特に最後までご覧ください。
成長して犬同士で遊ばなくなった理由【基本的に問題なし】
成長して犬同士で遊ばなくなった理由は、至ってシンプルで「大人になった」ということです。
人間でも同様のことが言えます。
子供の頃は多くの友達と遊んでいた人でも、大人になるにつれて自分と気の合う仲間を選ぶようになります。
つまり、成犬となった愛犬にとっては、自身が選んだ特定の仲間と飼い主さんがいれば十分なのです。
ちなみに成犬になる時期(成犬期)は、正確には犬種や個体差によって変わりますが、以下を目安に考えてください、
成犬期前半
- 小型犬:おおよそ8カ月〜3才
- 中型犬:おおよそ10カ月〜3才
- 大型犬:おおよそ1〜3才
成犬期後半
- 小型犬:おおよそ3〜9才
- 中型犬:おおよそ3〜8才
- 大型犬:おおよそ3〜7才
また、犬の性格によっても差が生じます。
元から社交性のある個体がいれば、そうでない個体も存在します。
そのため、犬同士遊ばなくなったからと言って、無理やりコミュニケーションを取らせようとするのはNGです。
強要は愛犬にとって、精神的なストレスを与えてしまいます。
参考:飼い犬がストレスを感じているサインとは?4つの発散方法も徹底解説! #182
このように大人になっただけなのであれば、対策は不要です。
しかし、愛犬の行動によっては対策すべきこともあります。
威嚇する場合は「社会化」ができていない
散歩の道中や公園などで、他の犬に対して威嚇したり、吠えたりする場合は「社会化」ができていない可能性があります。
そもそも社会化とは、言葉通りで「社会に順応する能力を養うこと」です。
それに適した期間が「社会化期」と呼ばれます。
社会化期は、生後おおよそ3週齢~14週齢です。
この期間に体験したことは順応しやすい傾向にあります。
そのため、社会化期にうまく社会化ができていない場合、成犬になっても他の犬や他人との接し方がわからず、威嚇したり吠えたりしてしまいます。
ちなみに社会化期を過ぎても、社会化は可能です。
しかし、根気よく慣れさせる必要があります。
子犬の頃であれば、柔軟に周りの環境を受け入れられますが、成犬になるとやや困難です。
人間も成人した人の性格を変えることは難しいですよね。
犬にも同じことが言えるのです。
とはいえ、そもそも他の犬や人とあまり遭遇しない環境下であれば、無理に社会化させる必要もないでしょう。
また、「他の犬と遊ばせたい!」といった人の感情だけで、社会化させることもNGです。
散歩する道中や飼育する環境下などで、他の犬や人に迷惑がかかってしまう場合に、社会化させる必要性が生じます。
この判断ポイントは、愛犬と飼い主さんの生活環境によって異なります。
成犬してから社会化させるコツ
成犬してから社会化させるためには、さまざまな物や環境にゆっくり慣れさせることが重要です。
慣れさせる対象は、以下のものが挙げられます。
- 家の中の環境
- 外の世界
- 様々なタイプの人
- 犬同士の交流
「うちの子は社会化ができていない!早くなんとかしないと!」といった焦りは禁物です。
第一に優先すべきは愛犬の気持ちになります。
環境に慣れさせるためのコツは以下の通りです。
- 散歩に連れていく(普段行かないコースも)
- 少人数ずつ人に会わせる
- 犬同士の交流の場に連れていく
- 普段通りに振る舞う
- 口輪を活用する(特に大型犬の場合)
散歩に連れていく(普段行かないコースも)
散歩に連れていくことは、犬を飼育している人にとって当たり前のことでしょう。
しかしこの際、社会化のためにあえて普段あまり行かないコースも行くようにします。
新鮮な環境は犬にとって刺激になります。
少人数ずつ人に会わせる
人に慣れさせるために知人に会わせる際は、少人数ずつ行います。
特に一人一人が理想です。
方法としては、知人にゆっくり近寄ってもらい優しく呼びかけてもらう、もしくはおやつなどを与えてもらいましょう。
愛犬が好意を抱けば、その人と友好的な関係を築きやすくなります。
しかし、嫌な反応を見せたときは、それ以上の無理強いはNGです。
犬同士の交流の場に連れていく
犬同士の交流の場に連れていくことも、社会化には重要です。
具体的には、犬の散歩している人が集まる公園や、ドッグランなども有効です。
ここで注意点があります。
それはいきなり群れに入れないことです。
社会化できておらず、威嚇的な行動をとってしまう犬は、他の犬や飼い主さんに迷惑をかけてしまいます。
そのため、当然のことながらマナーとして、きちんとリードを着用させておきます。
また、慣れない環境下にいきなり飛び込ませることは、愛犬にとってもストレスになり得ます。
交流の場でのコツは、段階を踏むことです。
まずは離れたところから眺めさせる程度で良いでしょう。
慣れてきたら、他の犬のにおいを嗅がせたり、スキンシップを取らせます。
この際、上手くできたら褒めてあげる、おやつを与えるなどを忘れないようにしましょう。
これらの行動と同時にご褒美を与えることで、「スキンシップを取ることは良いことなんだ」と認識してくれやすくなります。
普段通りに振る舞う
飼い主さんが普段通りに振る舞うことは、大変重要です。
犬が粗相をしてしまっても、きつく叱りつけてはいけません。
犬にとって、恐怖は強いストレスになります。
粗相をしてしまいそうになった場合は、一旦その場を離れる、歩く方向を変えるなどして、意識を逸らすことが効果的です。
見る景色を変えてあげるだけでも、犬の気持ちを落ち着かせられます。
口輪を活用する(特に大型犬の場合)
口輪の活用は、相手に怪我を負わせないようにするために、必要であれば着用します。
特に大型犬の場合は、体が大きいことから噛む力も強く、人間相手でも怪我をさせてしまう危険性があります。
社会化できていない成犬であれば、急に怒り出すことも考えられるので、この点は注意しましょう。
愛犬にも個性がある!気持ちを最優先してあげよう!
愛犬にも個性があるため、その子の気持ちを優先してあげましょう。
成犬になって、昔ほど犬同士で遊ばなくなることは、至って普通のことです。
簡潔に言えば、大人になったということ。
そのため、他の犬や人と無理にコミュニケーションを取らせる必要はありません。
気の合う仲間を自分自身で選別し、その特定の犬とだけコミュニケーションを取っていても、それが普通です。
それに加えて、大好きな飼い主さんがいれば、愛犬にとって十分なのです。
しかし一方で、散歩中や他の犬との遭遇で、威嚇したり吠えてしまう場合は、社会化ができていない可能性も考えられます。
社会化期に社会化できていなければ、そのような行動を取ってしまいます。
成犬になってからでも社会化は可能ですが、根気よく時間をかける必要があります。
成犬してから社会化させるためには、以下のような環境にゆっくり慣れさせる必要があります。
- 家の中の環境
- 外の世界
- 様々なタイプの人
- 犬同士の交流
この際、愛犬にストレスを与えてしまっては、健康面で悪影響を及ぼしますので、無理強いは禁物です。
また、そもそも誰とも会いにくいなどの生活的な環境面から「社会化させる必要ない」と思う場合は、無理にさせることもないでしょう。
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