犬のリードの選び方|種類・長さ・太さ・素材だけじゃない重要なポイント
目次
愛犬とのお散歩で必要なマストアイテムのひとつがリードです。けれども、いざリードを購入しようと思うと種類がたくさんあって、どれを選んだらいいのか迷っちゃいますよね。
- リードにはどんな種類があるの?
- リードの長さはどのくらいが適切?
- リードの素材はなにがおすすめ?
- リードの使い分けってどうすればいいの?
この記事では、飼い主さんが気になるリードの疑問を、愛犬にピッタリのおすすめリードの選び方と共に解説します。
リードの選び方の基本
愛犬のリード選びをする際に、大切なポイントは3つあります。
■愛犬のリード選びの基準
- リードを使用する場面や目的
- 愛犬のサイズ
- 愛犬の性格
リードを使用する場面や目的
使用する場面や目的によって、適切なリードを選びましょう。散歩の時や広場で遊ぶ時、天気によってなど、用途によって複数種類のリードを使い分けるとよいでしょう。
愛犬のサイズ
リードを選ぶ時は、必ず商品に記載された適正体重を守ってください。犬種でみると小型犬用の場合でも、実際の体重がオーバーしている犬もいます。リードの強度は、愛犬を守るために大変重要なポイントです。必ず、体重表示を参考にして選びましょう。
愛犬の性格
リードを購入する時に、飼い主さんが意外と意識していないのが愛犬の性格です。特にリードの種類と長さは重要です。
例えば、好奇心旺盛な犬や臆病な犬は、突然走り出してしまう可能性もあります。リードの形状によっては飼い主さんの手を離れてしまったり、愛犬が危険な目に合う可能性もあるのです。
また、リードを噛んでしまう犬は素材を考慮する必要があります。このように、用途や使用する場面以外にも、愛犬の性格もリード選びには重要なポイントです。
リードの種類メリットとデメリット
リードの種類は主に4種類。それぞれのメリットとデメリットを解説しましょう。
お散歩におすすめ:スタンダードリード
日本で最も一般的に使用されている、持ち手部分が円形状になり反対側に金具がついたリードです。お散歩の時に使用するリードとして、最も一般的なタイプです。
スタンダードリードのメリット
入手しやすく素材もいろいろあるり、愛犬に合うものを探しやすいリードです。デザインの種類も豊富なので、ハーネスや犬服にも合わせたおしゃれも楽しめます。
持ち手部分の輪に手首を通して使用できるので、引っ張り癖のある犬や好奇心旺盛で突然走り出してしまう犬などは、リードが手から離れるリスクが少なく安心なスタンダードリードがおすすめです。
スタンダードリードのデメリット
基本的に大きなデメリットはありませんが、力の強い犬や引っ張り癖のある犬の散歩で手首に巻いて使うと締め付けられて痛くなることもあります。
TREKNINE|コンフォートリード トレックナイン
愛犬の安全を守るため、ナスカンは軽くて頑丈なアルミ合金のネジ式Wロックを採用、万が一外れてしまうのを防ぎます。リード全体には、3M社の高機能反射材でラインが入っているため、夜のお散歩も安心です。愛犬に指示が正確に伝わるように、余計な装飾はせずにシンプルに仕上げたリードです。
トレーニングにおすすめ:ロングリード
長いものでは30m以上のものもあり、犬が自由に動けるためトレーニングや運動に向いています。
ロングリードのメリット
思い切り走り回ったり、フリスビーなどのドッグスポーツの練習をしたりできます。飼い主さんとの距離をとれるので、「おいで」の練習にも向いています。
ロングリードのデメリット
犬のコントロールが難しく、散歩には向いていません。また、長さがあるので上手くさばかないと犬の身体にからまってしまう可能性があります。広い場所で、リードの長さに余裕をもって使用しましょう。
公園や広場で遊ぶ時におすすめ:フレシシブル(伸縮)リード
飼い主さんの手元にあるスイッチで、リードを伸ばしたり巻き戻したりできるリードです。
フレシシブル(伸縮)リードのメリット
犬を自由に行動させられます。リードの長さが犬の動きに合わせて伸縮するため、リードをたぐりよせたりさばいたりせず、常にほどよい長さで使用できるのが特徴です。安全の確保された広い場所で遊ばせるのに向いています。
通常の散歩で使用する場合には、リードの長さを固定できるようにロック機能があるタイプを選びましょう。
フレシシブル(伸縮)リードのデメリット
ロックせずに使用する場合はリードが常に張っている状態になるため、引っ張り癖がついてしまう犬もいます。
伸縮させて使用する際はリードで犬をコントロールするのが難しいため、愛犬の安全を守るためにもマテや止まれなどの基本的なしつけが必要です。好奇心旺盛な犬や怖がりな犬などは、突然スイッチが入って走り出してしまうことがあります。愛犬が危険なエリアに入ってしまったり、飼い主さんがうっかり持ち手を離してしまったりしないよう気をつけましょう。
FIDA 伸縮リード スマートウォーク
スムーズな伸縮で、愛犬が自由に走ることができる最長5mまで伸縮するリードです。 親指1本の簡単操作でロックでき、一定の長さを固定することもできます。愛犬が急に走り出した時などは飛び出し防止のブレーキシステムが作動。歩行速度を緩め、愛犬の首の怪我や人の腕にかかる負担を軽減して、より安全にお散歩を楽しめるよう設計されています。
マルチファンクションリード
リードの途中にナスカンがあり、さまざまな用途で使えるリードです。通常のリードとして使用する他、ショルダーリードにしたり、2頭引きで使用したりできます。
マルチファンクションリードのメリット
肩掛けリードとして使うと両手がフリーになるため、おやつをあげる時やうんちの処理時、写真を撮る時などに便利です。愛犬と一緒に走ったりハイキングをしたりといったアクティブな場面でも活躍します。2頭引きでも使用できるので、多頭飼育の飼い主さんにもおすすめのリードです。
マルチファンクションリードのデメリット
長さがあるため、スタンダードリードよりも重さがあります。引っ張り癖のある犬や力の強い犬が急に走り出したりした際、ショルダーリードで使用していると引っ張られて体制を崩す可能性があります。
ショルダーリード
両手があく、肩掛けタイプのリードです。ショルダー部分は長さ調節が可能なので丁度いい長さに調整可能。ショルダー部分のリード幅が太なっているので、肩に食い込みにくく快適なお散歩が楽しめます。
レトリバーリード(首輪一体型リード)
リードと首輪が一体型になっているリードです。
レトリバーリードのメリット
首輪やリードの装着が苦手な犬に、一度にサッとつけられます。
レトリバーリードのデメリット
首輪とリードが一体になってるため、リードを引きすぎると犬の首がしまってしまいます。使い方を間違えると犬が怪我をしたり、大きなダメージを受ける可能性もあるので、一般の飼い主さんにはおすすめしません。もし使用する際は、必ずトレーナーや専門家などの指導の元で行うようにしましょう。
リードの長さとの選び方
リードの長さは、短いもので1m程度のものから、長いものだと数十メートルもあります。使用する場面を考慮して選びましょう。
ショートリード
1m程度の長さのリードです。しっかりとコントロールしたい犬や、力の強い大型犬の散歩などに適しています。
短すぎると感じるかもしれませんが、大型犬の首は地面から距離があるので、ショートリードでも飼い主さんとの距離が近く、犬が苦しくなってしまう心配はありません。
一方、首が地面に近い小型犬や超小型犬にショートリードを使うと、わずかな動きでも制御されてしまうためストレスが溜まってしまう可能性が大きいでしょう。
スタンダードリード
120〜150cm程度で、お散歩で使用するのに適した長さです。歩道などの狭い場所の散歩でも犬をコントロールしやすいですが、広い場所で遊ばせたい時などは犬の行動範囲が狭くなってしまいます。ロングリードにつけかえるか、ドッグランを利用するなどの対策が必要です。超小型犬〜超大型犬まで、利用できます。
ミドルリード
2〜3m程度のリードです。常に伸ばして使うのではなく、状況に応じて伸ばしたり、短くしたりして使用します。リードを付け替えることなく、散歩中は短めに持って使用し、広場などでは伸ばして自由に行動させられます。超小型犬〜超大型犬まで、利用できます。
ロングリード
トレーニングや運動におすすめのリードです。長いものでは30m以上のリードもあり、犬の自由度が高くストレス発散にもピッタリです。その一方、愛犬をコントロールするのが難しくなります。利用する場所や愛犬のサイズに合わせ、安全に使用できる長さのリードを選びましょう。
飼い主さんは長いリードを愛犬の動きに合わせてさばく必要があります。いきなり長すぎるリードを購入するのではなく、5〜10m程度のやや短めのロングロードからはじめて、慣れたら長さを伸ばしていきましょう。
リードの素材の選び方とおすすめの犬
リードはさまざまな素材のものが発売されています。それぞれの特徴や愛犬のタイプ、使用する目的に合わせて選ぶとよいでしょう。
布製リードの特徴
布製のリードは軽くて扱いやすく、洗濯もできるので常に清潔に使用できます。リードの輪部分に手を通した時のフット感もよく、柔らかく扱いやすいので初めてのリードにおすすめです。
デメリットとして水に弱いため、雨の日の散歩や海岸などの水辺の散歩には不向きです。
ナイロン製リードの特徴
薄手で軽く耐久性も高いため、活発な犬の散歩やアクティブに遊ぶ犬におすすめです。撥水加工されたリードも多いので、雨の日の散歩にもぴったり。静電気が起きやすい素材のため、秋〜冬の乾燥する季節は気をつけましょう。
■関連記事
犬の静電気は毛玉やアレルギーの原因にも・予防ウエアやグッズで愛犬を守ろう
革製リードの特徴
手触りがよく、長く使っていく間に手に馴染む革製のリードは、犬をコントロールしやすく見た目の高級感もあります。ただし、雨や汚れに弱いため、アクティブな犬や雨の日の散歩には不向きです。また、革の感触を好む犬が噛んで遊んでしまう場合もあります。
金属製リードの特徴
引っ張り癖のある力の強い犬や、リードを噛んでしまう犬におすすめなのが、金属製のリードです。耐久性があり破損しにくいため、外飼いの犬の係留にも向いています。ただし重量があるため、子犬やシニア犬、小型犬は首への負担が大きいので避けた方がよいでしょう。
TREKNINE|ハーネス|イージーコンフォート 10mm幅反射リード付
サッと簡単に装着できるイージーコンフォートハーネスと10mm幅反射リードのセットです。ハーネスは前足を通してサッとクリップを調整するだけで着脱完了するので、初めてのお散歩トレーニングにもぴったり。道路標識にも採用実績のある高機能反射材を利用しているので、夜のお散歩も安心です。
愛犬に合ったリードを選んで安心・安全、快適なお散歩を
最適なリードを選ぶことは、愛犬の安心・安全を守るだけでなく、お散歩の満足度もあげてくれます。毎日のお散歩時間は、飼い主さんとの大切なコミュニケーションタイムです。愛犬にぴったりなリードで快適なお散歩を楽しんで、愛犬との絆を深めましょう。
■関連記事
【失敗しない子犬の散歩デビュー】時期・練習・注意点・悩み別対処方も
犬との暮らしをもっと豊かに・大切な家族に選ぶなら…IDOG&ICAT
「IDOG&ICAT」は創業33年の縫製工場を母体とするペットグッズメーカーです。
ペットの骨格を熟慮した立体パターンを元に、「イヌゴノミクス」を合言葉に、身体に沿う・負担が少ない・快適な商品を目指して改善を続けています。
縫製工場を母体ならではの「ものづくり」の精神、積み重ねた知識とノウハウを活かした商品をぜひお試しください。
仔犬期からシニア期まで安心してご利用いただける商品を。
IDOG&ICATは健康寿命20年を本気で支えるペットグッズメーカーとして、真摯に誠実に、皆様のそばに寄り添い続けます。
愛犬の着心地を最優先に/idogのこだわり
idogでは、お客様からのご意見を元に常に改善を続け、社犬やモデル犬と一緒によりよいパターンを研究開発しています。
愛犬が負担なくのびのびと過ごせるidog独自の立体パターン、是非お試しください。
↓「IDOG&ICAT」こだわりの商品はこちらから
■関連記事
犬の散歩、雨でも行く?行かない?注意点とタイプ別おすすめレインウエアの紹介も!
人気記事ランキング
人気記事ランキング
希少種ミヌエットはどんな猫?性格や特徴、育て方のポイントも解説!
93294views
猫がふみふみする理由とふみふみしない猫との違いとは? #50
65052views
ベンガルキャットが持つ意外な性格とは?しつけは子猫のときから行おう! #115
55132views
アメリカンショートヘアはどんな性格?オスとメスの違いも徹底解説! #77
49540views
猫が急に走り出す7つの理由とは?走る猫の注意点とその対処法も解説! #82
48014views
飼い猫が脱走したらどうしたらいい?探し方と事前にできる対策とは? #48
43381views
ラグドールの性格や特徴とは?子猫のときから愛嬌あり!飼育時には注意点も #111
36666views
猫のロシアンブルーってどんな性格?「猫ではない」と言われるほどの忠誠心を持つ #129
36561views